漁書日誌 3.0

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2019-01-01から1年間の記事一覧

師走の窓展

パリに行っていたので趣味展には行けなかったが、窓展はということで、いつものように会場15分前くらいに古書会館に到着。いつもに比べると、多少人が少ない感じ。10時開場。 で、ザーッと見て行くが、今回は抱え込む本はあまり多くなかった。その代わりとい…

パリでの三島シンポジウム

11月20日、昼過ぎ。羽田よりエールフランスでパリへ向かう。現地時間20日18時半頃にシャルルドゴール空港着。タクシーでホテルへ向かう。ホテルにて、トマ・ガルサン、竹本俊雄、ジェラール・シアリの主宰各先生とご挨拶。そこにジョン・ネイスン先生が奥様と…

巴里前

さて、青展が済み、金欠状態ではあるのだが、それでもネットやら古本屋へ立ち寄ったりなど、結局はポツポツと古書を購入してしまう。ちょっと面白いものも入手できたし、ここのところの収穫を記していこうと思う。まずはネットオークションで落札したこれ。 …

宴のあと

さて、神田古本まつりも最終日である。 本日は扶桑書房に立ち寄ってから、最終日の靖国通り沿いの古書屋台をダラダラとみてまわった。 まずは申し込んでいた本の引き取りから。 川島幸希編「近代文学署名本三十選」(日本古書通信社)令和元年11月3日 限定50…

大雨の特選、そして新潟、愛書会

雨である。10月25日金曜日、本日は神田古本まつり初日でもあり、特選展の初日でもある。いつもの趣味展と同じくらいに到着すればよいだろうと向かったのだが、雨による渋滞でバスが遅れ、電車もなぜか途中駅で点検であったそうで遅れている…そんなこんなで、…

詩集・五反田、恵比寿

五反田散歩展に赴く。注文品はなかったが、閉場まであと1時間というところで、まずは1階のガレージを見て行く。雑本の山の中から、「淵上毛銭詩集」を発見、これは嬉しい。その後、2階の会場を見ていく。澤口書店の棚がかなり黒っぽく、これは午前中はけっこ…

台風直前の古書展

城南古書展初日。 台風19号の直撃を控えて、2日目の土曜日は無しになる。 今までこういう事態はあったこともあるのであろうが、ワタクシ個人が経験したのは初めて。そういえば震災の時は、1週間後の五反田と愛書会と行って、たしか愛書会の会場で棚にズラッ…

女、資生堂、編集者

昨日は家を出るのが遅くなり行こうと思っていた五反田遊古会に行けなかったので、今日は五反田であった。どのみち注文品が当たっていたので取りに行きたかったのである。ただし今日は17時閉場。本当は神保町に立ち寄ってからとも思っていたが、無理そうであ…

週末の古書

うっかり遅くなってしまい、五反田に向かう筈が間に合わない。ということで、和洋会は立ち寄らないつもりでたのだが、五反田に行かずに神保町へ出た。 終わり15分くらいザーッと見て、文庫3冊に単行本1冊を購入。 前川直哉「〈男性同性愛者〉の社会史」(作…

窓の次は趣味展

いろいろま理由でゲルピンであり、趣味展目録で一点欲しいものがあったのだが自重した。そして趣味展初日である。 いつもよりはちょっと早め、9時40分くらいには会場に到着しただろうか。一服してから列び、9時50分には地下の会場前にギュウギュウとなる。10…

秋だが初夏をつかまえる

ちょうど木曜日から潮目が変わったように夏が終わった。いまだに湿気で汗をかくけれども、夏のような感じは消えて空気が切り替わったと肌で感じる。 そして金曜日、窓展。注文品はない。開場15分前にいく予定が、バスを乗り逃がして結局は開場して10分後の到…

夏のノフラージュ

ここのところ暑さの質が変わった。灼熱のというよりは、湿度が高い。風が出ていればさわやかさも感じるが、身体を動かしていたりすると汗だくになるという具合の暑さである。 本日は愛書会古書展に赴く。その前に郵便局に立ち寄り、先日の扶桑書房の払いを済…

秋へ向けての古書

扶桑書房目録が来た。いつも突然である。一気に目を通していき、絞り込む。今回は買いたいものがある、というか多くて困る。いろいろと私事で入り用で懐もキツイのだが、しかしこれはいま逃したらもうないというのもあり、ママよと注文。それが早速届いた。 …

渋谷東急そして真夏の氷島

毎日暑い日が続く。 東急東横店渋谷大古本市が今夏を以て最後となるという。思えば少し前まで、夏と年末は新宿伊勢丹、新宿小田急、渋谷東急とデパート展はいつものイベントであった。もちろんまだ池袋三省堂などもあるしこれで終わりではないが、何か一時代…

30度越えの我楽多展

とにかく暑い。冷房を入れても、身体全体がだるい。部屋を出ると汗だく。いかにも夏という感じであるが、酷暑とでもいいたい感じである。 で、古書展。全体的にダラダラとしていたので、出発もギリギリになり、会場到着は閉場30分前。注文品は無し。ザーッと…

五反田で雑誌漁り

五反田遊古会と愛書会古書展とふたつの初日。注文品が五反田にあったので、まずは五反田へと向かう。しかし暑い。家を出たのが遅かったので、微妙な時間に到着。ここを見てから神保町に出ようと思っていたのだが、無理か、ギリギリかと逡巡しつつも、結局行…

七夕・別離・雨を呼ぶ

しばらくバタバタしていたせいか、ブログもご無沙汰であった。先日趣味展もあったことだし、ということで、細かい印象は忘れたが買ったものくらいは記しておく。 まずは7月5〜6日と一般下見のあった明治古典会七夕古書大入札会。昭和20年代の三島由紀夫の手…

リブロでなく三省堂池袋

三省堂書店池袋本店古本まつり。もうこの季節になったか、という気もする。7月2日初日。仕事帰りに立ち寄り、閉店の21時まで2時間弱ほど見て回る。目録注文品もなくこれというのもなかったが、以下のようなものを購入。 覆面居士「波瀾曲折六十年」(大東書…

ぐろりや会

ぐろりや会古書展、初日。 用事があるついでに立ち寄り、30分ばかりザーッと見て、お会計。特にこれというものはなかったが、幾つか。 谷崎潤一郎「鍵」(中央公論社)重版凾100円 山口勝弘・清水徹「冷たいパフォーマンス」(朝日出版社)カバ帯印150円 塚原…

マッチとそれから

扶桑書房の目録速報が来たのは、月曜日だったか。あれこれと悩むが、ええいってしまえと注文、そしてすぐに届いた。注文は下記の二点。 夏目漱石「それから」(春陽堂)明治43年1月1日初版凾16000円 吉屋信子「屋根裏の二処女」(洛陽堂)大正9年1月25日初版…

梅雨に入った窓展

暑い。もう梅雨は明けたのではないかという金曜日、窓展初日である。会場10時の5分前くらいに到着、すぐ開場。まずはあきつ書店の棚に向かう。 特にこれというものはないが、この安さならば買っておくか、ちょっと興味あるなというところを抱えていく。しか…

急ぎ足の和洋会

その日は急いでいた。金曜日である。13時15分バスタ新宿発の高速バスで山中湖の三島由紀夫文学館へ行く用事があった。その前、ほんの20分程度だが、和洋会の会場に立ち寄る。というのも、目録注文品があたったからである。 フランセス・イエイツ「薔薇十字の…

5月の暑い趣味展

趣味展である。久しぶり。今日は全国的に暑く、5月だというのに東京では最高気温30度。体感的にはそこまではという感じでもあったが、異様であるというほかない。9時45分くらいに到着、10時開場。 まず扶桑書房の棚へ。なんだか今日はやたら里見トンの著作が…

連休古書

ここのところの古書。 まずは土曜日の連休初日。ぐろりや会古書展には間に合わず、扶桑書房事務所へ。新たに出来た100円均一棚から2冊を抜き出し購入。 鈴木善太郎「紙屋橋」(野田書房)昭和13年7月24日初版特製凾100円 宇野浩二「文章往来」(中央公論社)…

立ち寄り土曜

本の散歩展古書展。初日の昨日は仕事で行けなかったので、2日目の本日、ちょいと覗きに行く。もっとよく見れば細かいものがありそうであった1階ガレージだが、雑誌を2冊。その後、2階の会場にいき、ザーッと。注文品はない。今日は出版関係の回想録やら社史…

窓で學天則

もう1週間経過してしまったが、今月の12日は窓展の初日であった。どうしても書き上げなければいけない原稿があり、朝イチは諦め、夕方用事で都内に出るついでに会場に立ち寄る。17時半。閉場30分前である。これといったものは残っていないだろうな、いや残っ…

魯鈍な春

一昨日だったか、扶桑書房の目録速報が届いた。既に売り切れていたものもあったが、しかし、個人的にはこれというものを確保できた。小川未明の本、2冊である。これはこのブログでしばしば書いて来たことであるけれども、繰り返せば、例えば小山内薫の戯曲で…

花粉と開花

東京では最高25度近くまでいき、桜の開花が確認された今日。久々の趣味展である。9時40分過ぎに古書会館に到着し、一服してからやおら列に並ぶと踊り場あたり。その後も人は増え、会場間際には外にまで行列。いつもの光景である。ただし今日はいつもより気持…

千里眼で熱帯樹

3月1日、西部古書展へ赴く。予定であった。が、バタバタしているうちにギリギリになり、会場へ電話。閉場の18時に5分くらい遅れるが、注文品が当たっているのを確実に取りに行いたいのだが…と問い合わせると、18時10分には誰もいなくなりますから、というこ…

トークに寄稿、オペラと古書

いろいろと滞っていた仕事があったり、あちらこちらとしているうちに須臾と月日が経ってしまいもう三月。前にこちらで告知したトークも無事終わり、オペラも観劇しに行き、合間に古書を買ったりしていた。 で、いろいろと書くことがあるのだが、まずは仕事関…