今日はまた久しぶりのvintage book lab.展、西部古書会館である。いつもは9時40分くらいに来て、駅前で一服して10分前くらいに向かうということをしていたが、今回は暑いしということで、9時18分着で駅構内のカフェで涼みながら一休み。半過ぎに店を出て会場へ。入り口にビッチリくっついてる戦闘集団否先頭集団は7〜8名か、その後ろにつく。とはいえ私の後ろに並ぶ人はしばらくおらず、皆、ガレージに並べられている古本を漁っている。列になってきたのは9時45分くらいか。しかし暑い。額、首筋、胸、腿からふくらはぎと、汗がダラダラ垂れるのがわかる。ハンカチタオルで拭くのがせいいっぱいで、とにかく暑く身動きできない。会場5分前くらいにアナウンスがあり、今日は荷物預け場もあるが預けなくてもOKとの由。そして開場、入り口のカゴを持って盛林堂の棚へ向かう。ツイッターでの棚写真でチェックしていた本は無事確保。90分くらいじっくり見て、確保した本を帳場に預け、近くで昼食、また朝行ったカフェで一服。今度は高円寺駅から池袋へ向かう。

池袋着。というのは、今日は14時より立教大学で宝塚の「黒蜥蜴」(三島由紀夫作)潤色・演出家によるトークがありだいぶ前に予約していたのである。立教に来るのもすごく久しぶりで、へたをしたら四半世紀ぶり。校内はいろいろ工事中で学食?もやっていないようであった。まずは受付し、席を確保。すごい人気で会場を変更したというくらいで、受付は本来13時半だったのが13時に変更ということで、13時過ぎには受付完了。


さてどうするか、と、まだ行ったことのなかった乱歩邸に行ってみることに。そのままではなくて改築されたものではあるが。「大衆文化」無料配布ニュースをしばらく前に見ていたが、置いてなかった。あの雑誌もちまちま毎回買っていたのだが、いくつか欠けがあるのだよな。まあそれはそれとして、見学後、近くのコンビニでアイスを買って校内のベンチで食べて会場に戻る。9割方女性で、おそらく宝塚ファンなのかなと思われた。ちょうど数日前に宝塚版「黒蜥蜴」を観たばかりで、興味深く拝聴。
で、終わった後はそのまま高円寺へ向かう…つもりであったが、せっかくなので、荻窪駅で下車して古書ワルツをチラと見て数冊購入。

紀田順一郎編「出口なき迷宮」(牧神社)1975年6月20日初版カバ痛110円
澁澤龍彦「世界悪女物語」(桃源社)昭和39年4月25日初版カバ帯330円
中島廣子「「驚異」の楽園」(国書刊行会)カバ550円
橋本治「古典を読んでみましょう」(ちくまプリマー新書)220円
大野晋編「古典基礎語の世界」(角川ソフィア文庫)220円
澁澤のは帯取り目当て。「出口なき迷宮」もワンコインくらいでないかなと探していたのでよかった。
さてということで、会計のために高円寺へ向かう。

相変わらず暑いが、さすがに夕方になるとぬるい風があって昼よりも過ごしやすいか。改めてザーッと会場を見てから、お会計。

吉井勇「午後三時」(東雲堂書店)明治44年7月15日再販函500円
佐藤春夫「蝗の大旅行」(改造社)大正15年9月25日初版函欠前見返し欠300円
翁久允「宇宙人(コスモポリタン)は語る」(聚英閣)昭和3年6月25日初版献呈署名函500円
吉井のやつ、たしか初版の函は半円の切り込み口があったような記憶もあるのだが…どうだったろうか。「宇宙人は語る」はヘンテコなタイトルだし面白がって買ったもの。

江戸川乱歩「陰獣」(博文館)昭和3年11月18日5版函欠500円
邦枝完二「江戸役者」(春秋社)昭和9年1月20日初版函500円
「陰獣」は最初この背で驚いていたが、どうもお手製のカバーの背に函の題箋を貼付したものでダアとなる。

佐藤春夫「閑談半日」(白水社)昭和9年7月5日初版函500円
アラン田中早苗訳「幻賊」(白水社)昭和6年7月10日初版カバ欠500円
日本探偵小説全集20「佐藤春夫集・芥川龍之介集」(改造社)昭和4年6月25日函欠500円
「幻賊」=ファントマは嬉しい。しかも会場には2冊あり逡巡の末に1冊は戻す。先日購入した家蔵のものとどちらがコンディションがいいか、入れ替え用である。

泉鏡花「新泉奇談」(角川書店)昭和30年12月20日初版限定函500円
丸山明宏「紫の履歴書」(大光社)昭和43年9月20日初版カバ500円
「福永武彦作品 批評B」(文治堂書店)昭和43年10月30日函記番500円
矢代秋雄「オルフェオの死」(深夜叢書社)1977年4月28日初版函500円
福永のBはご存知背革装で500部限定。Aがなければ仕方がないのだけれども。これとは別に、並製の限定版もありそちらはAB2冊セットであった(が買わず)。

五島勉「現代の英雄」(大和書房)1968年7月15日8刷カバ500円
ヴェントゥーリ辻茂訳「美術批評史 第二版」(みすず書房)1971年8月25日カバ500円
生田耕作「ダンディズム」(奢灞都館)1975年11月30日初版カバ痛署名200円
生田のは大きめの署名が入っていたので、所持しているカバーと帯を付け替えようと。

田島莉茉子「野球殺人事件」(岩谷書店)昭和26年6月10日少痛500円
田島莉茉子「野球殺人事件」(深夜叢書社)1976年12月15日函帯スレ500円
これは復刻元の本もあったのでついでに購入。

片山廣子「燈火節」(暮しの手帖社)昭和28年6月15日初版カバ欠500円
アポリネール窪田般弥訳「腐ってゆく魔術師」(青銅社)1978年6月5日初版函500円
デュヴェール山田稔訳「小鳥の園芸師」(白水社)1982年12月1日初版函500円
フィニー北嶋廣敏訳「夢先案内猫」(工作舎)1980年11月15日帯500円
「W.W.W.」(ギャラリー・オキュルス)2008年5月17日500円
「腐ってゆく魔術師」はようよう。安く欲しかった。この版元である青銅社というのは、コクトーの戯曲「オルフェ」も出している。その「オルフェ」は、たしか古本屋で買った初めての古本だった様な気がする。
お会計後、もともと持ってきていたポーターの大きいトートと、布製トートに分けて入れたがこれが重い。駅前のカフェに(本日3度目)入り、荷物整理。いやほんとに肩が壊れるかというくらい重かったが、なんとか持ち帰る。