漁書日誌 3.0

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尾崎紅葉

11月にしてようやく秋

晩夏と記したけれども、一昨日などは11月だというのに26度。予報では今日の雨以降、例年のように季節通りの温度になるという、傘を持参して古書会館へ向かう。会場15分前くらいに到着したがいつものように長蛇の列。そして開場。 扶桑書房の棚へ。今日は昭和…

秋口の残暑

連日30度越えが普通に続き、ここ数日でようよう20度代になってきたかという陽気であるが、とうに中秋節も過ぎている。なんだか真夏からすぐに真冬になりそうな嫌な予感もするが、それはそれとして古書は愛も変わらずに買っている。まずは扶桑書房目録速報か…

連続朝イチ

先週は窓展そして今週は趣味展と、2週連続で朝イチの古書展であった。いつもより金も使うし、気力体力も使うので連続というのはちょっとキツいものがある。今日はまたちょっと路線バスが遅れて乗る予定だった電車に乗れず、結局古書会館についたのは開場5分…

降るまえの趣味展

気温が少し下がり、午後からは雨という予報。ここ連日は、少しは暖かで猛烈な花粉の日々であった。 で、趣味展。目録注文なし。電車を一本逃してしまい9時50分くらいに会場到着。検温があるのでやはり入場には時間がかかる。扶桑の棚へ。今日は何故か大佛次…

ぐろりや会と2月のあれこれ

ようやく採点地獄が終わり、ヘトヘトになってあとは来季の準備とそれから休みの間中に原稿を書かなければならないという流れ。古書展は、最近はこれというものもなく。閉場1時間前くらいに会場到着してざっと回る。 佐藤佐太郎「海雲」(短歌新聞社)昭和46…

三匹目の麒麟など

連休初日である金曜日、寒く雨であったこともあり蟄居。このところ、ぐっと暖かくというか暑くなりヒートテック下着すらいらないなと仕舞い込んだのに急にグッと冷え込み、また戻りという不安定な気候が続く。土曜日は一転して快晴、暖かになった。古書会館…

神田古本まつりから趣味展そして雨

ようやく春めいてきたかと思ったら急に寒くなったり、不安定な天候。木曜日、神田古本まつりというので、午後、ゆっくりと見にいく。 「上田秋成全集一」(富山房百科文庫)昭和13年11月10日初カバ200円 マダム・マサコ「実用とシック」(カッパブックス)昭…

趣味展とセール

先週まで都内の新規感染者数は20名とかそういうレベルだったのが急に1000人、2000人越えと第6波かという今週末、もしかしたら直前で中止になるかと思っていたが、趣味展は開催。今日は昼過ぎから仕事があってその準備のために寝不足ではあったが、いつもの時…

師走の窓展

さて、窓展である。いつの間にやらもう12月、窓展も年内最後である。開場10分前に古書会館に到着。ひとりひとり熱を計測してから入るので、やはり時間がかかる。まずはあきつ書店の棚へ。ザーッと見てから、会場をぐるりと見ていく。お昼に古書仲間とうどん…

ウイルス禍と古書展

紙魚展に赴く。 米国では非常事態宣言が出た由、世界的にウイルス禍である。こういうときこそ「猖獗」という言葉がぴったりくる。電車に乗ると、その車両でマスクをしていないのはワタクシだけだったり。スペイン風邪が流行したときも、みなあの黒いマスクな…

梅雨に入った窓展

暑い。もう梅雨は明けたのではないかという金曜日、窓展初日である。会場10時の5分前くらいに到着、すぐ開場。まずはあきつ書店の棚に向かう。 特にこれというものはないが、この安さならば買っておくか、ちょっと興味あるなというところを抱えていく。しか…

花粉と開花

東京では最高25度近くまでいき、桜の開花が確認された今日。久々の趣味展である。9時40分過ぎに古書会館に到着し、一服してからやおら列に並ぶと踊り場あたり。その後も人は増え、会場間際には外にまで行列。いつもの光景である。ただし今日はいつもより気持…

窓展+扶桑

金曜日。窓展初日である。いつもならば、朝イチで列ぶのであるが今日は仕事で行けない。仕事どころか、いろいろと原稿の〆切などもあって徹夜状態でフラフラ。なんとか午前中の仕事を終えて、お次は外苑前へ。13時より映画「美しい星」の試写会。ちょっと話…

五反田展と夏日の土曜

暑い。まだ6月も半ばというのに30度越えの気温である。これが7月半ばならわかるのだが、暑い。昨日は、五反田展に行って来た。 まずは1階を漁っていく。「キネマ旬報」「映画芸術」が山ほどある。映芸もけっこう集めた筈だが、あれこれ持っていたかなあとい…

刺青邂逅

先日、いつものように突然来た扶桑書房目録速報、じっくり見て注文したのは帰宅した午前0時過ぎであった。まあ、もうこの時間になってしまっていれば、よいところは売れてしまったであろうという諦観に浸りつつも目録の頁をめくっていった。 すると「新思潮…

春の趣味展

趣味展である。 いつもながら、朝イチはワタクシにはキツイ。しかし趣味展と窓展のみは朝イチにいかなければならないわけで、生活習慣を破って早朝家を出るのであるが、そもそも朝方に寝る習慣が一日だけ特別にスムーズに眠れるわけもなく。ドロドロの寝不足…

五月の雪国に紅葉

ちょいと所用で地元繁華街に出たついでに、久々によく行く古本屋を覗いたらオッというものがあったので購入。 濱谷浩「雪国」(毎日新聞社)昭和31年3月30日初版カバ凾欠1500円 田村泰次郎「わが文壇青春記」(新潮社)昭和38年3月20日初版カバ500円 写真集…

連休あけなにがし

今までも何度か趣味展当日に目録到着ということはあったが、こないだの趣味展当日に届いた扶桑目録速報で注文した本が連休明けの今日届いた。 尾崎紅葉・泉鏡花「なにがし」(春陽堂)明治29年5月29日第3版口絵序文欠痛3000円 今回は他にも幾つか欲しいところ…

趣味展で猫つまかえた

久々の趣味展。9時半到着で30人目であった。ジリジリと開場の10時を待ち、各馬一斉にスタート。扶桑書房に群がる人人人。今日はなかなかお買い得なものがあれこれとあったけれども、無論資金には限りがあり、あれもこれも手放して以下の収穫。途中、昼食に脱…

百年前の不言不語重版

突然のように来るのが扶桑書房目録。気が抜けない。ザッと見てザッと注文。あれこれと欲しいものもあったのだが、予算的なことを考えて二冊。そして今日届く。早い。 国木田独歩「涛声」(彩雲閣)明治40年5月15日初版カバ欠3500円 尾崎紅葉「不言不語」(春…

涼しい七月の趣味展

小雨が降ったりやんだり、そして熱帯夜から一転、十度以上気温が下がってTシャツでは寒いという金曜日、朝イチで古書会館に向かい開場15分前に到着。やはり趣味展は人気がある。客がなだれ込むようにして開場。今回は注文品も当たり、前回と同じくかなりの出…

五反田遊古会にて進駐軍

金曜日。本当は神保町での下町展に立ち寄ってから、と、思っていたけれども時間的に無理そうなのでやめて、五反田へ直行。五反田遊古会初日である。注文品は二点、そのうち一点のみ当たり。 まずは一階の外台をザッと見ていく。何故か知らないが、西部邁の単…

雨の和洋会

雨である。 雨の神保町、16時過ぎ。和洋会の会場。雨にもかかわらず、相変わらず盛況である。注文品はないし、今日はいつもより早めに来たので、じっくり会場を一周出来そうであった。でまあ、今日は入口近くのとこに出ていた、ふみくらの棚が個人的には好感…

第2回扶桑書房一人展・その二

さて、前回に引き続き第二回扶桑書房一人展。しかしどうも風邪をひきかけのようで体調不良。こういう露出趣味はやめておいた方がよいぞ、という虫の知らせなのかもしれない。 まあそれで、正午に開場。最初にどの棚に向かったか、が、運命の分かれ道である。…

キャラ枕

尾崎紅葉「伽羅枕」(春陽堂)明治24年10月20日発行。 写真は架蔵の明治35年7月27日印刷の第9版(何故か発行とは書いていない)。 金もなくこれといった拾いものもないので、部屋の本棚より。これ、いつだったか本部会館でやった古書展にて3000円で買ったも…

金色夜叉とか

尾崎紅葉「金色夜叉」を読む。春陽堂刊、明治31年7月6日発行が初版で、今回読んだのは架蔵している重版、明治36年7月15日発行の9版。 もちろんカバーは欠。カバー欠で、重版の揃い(全5冊)を古書展目録で注文して、確か2500円で購入したものである。 まー…