漁書日誌 3.0

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2013-01-01から1年間の記事一覧

新宿京王行かず

京王新宿は仕事の〆切直前で赴けず。先日のぐろりや会は、ホントに3分ほど覗いて岩波文庫1冊のみ。今年は一人展がないので散財せず済んだともいえるが、古書的ムラムラはたまる一方である。ということで、ここのところ古書展や目録以外で入手したもの。 覆面…

新宿展

日曜日、注文品が当たったので新宿展に赴く。月曜日は仕事でとても取りに行けないのである。閉場一時間くらい前に行ったのだが、ガラガラ。おかげでゆっくり見ることが出来る。しかしまあ、何だろう、店によって価格帯が異なる。当たり前だが、なんというか…

師走の五反田遊古会

18時より神保町にて忘年会があったため、ゆっくり見ている余裕はなくザッとまわる。注文品は一点、写真集である。 深瀬昌久「hysteric Twelve 深瀬昌久」(ヒステリックグラマー)カバ欠2500円 小田久郎「戦後詩壇私史」(新潮社)カバ帯500円 福永武彦・中村…

年末最後の窓展

本年最後の窓展である。別段注文品はないし、仕事があり実は体調狂うのでアレだったが、最後だしということで寝ずに朝出発。9時半過ぎに古書会館に到着。いやはや朝から風が強く寒いったらない。既に50人近く列んでいる。そして開場。わーっとあきつ書店の棚…

三島関係新刊+そのほか

三島の命日に合わせて今年も三島由紀夫関連書籍が複数刊行された。だいたい以下のものくらいだと思う。呵呵大将: 我が友、三島由紀夫作者: 竹邑類出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る三島由紀夫「…

五反田遊古会

今週は神保町の本部古書会館での古書展がない。五反田と西部のみである。で、注文品はなかったが、久々に五反田へ赴いて来た。 1階2階とじっくり見て、値段が全体的に安いのと古めのものもあるのとで、やっぱり五反田はいつ来ても面白いなあと思ったことであ…

「私がこだわった初版本」+趣味展行けず

趣味展、行きたかった。初日は仕事で全く出られず、今日も今日とて昨日の疲労からかグダグダで結局間に合わず。しかしまあ、仕方あるまい、扶桑書房で取り置きしているものがあり、その出費を考えたら、まあ見なかった方がよかったのかもしれない。 その前に…

古典会に乗り遅れ

昨日金曜日から本日土曜まで、神保町の古書会館では古典会による古典籍大展覧入札会一般下見なのであった。昨日行けなかったために今日は赴き、なぜか出ている三島由紀夫の掛け軸をみる予定であった。三島由紀夫が昭和40年に製作、主演、監督した自主映画「…

梶井基次郎展+最近の古書

本日土曜日、梶井基次郎展〜「愛撫」と「闇の絵巻」の世界〜@秀明大飛翔祭(9〜10日)に赴いて来た。学園祭のひとつの出し物ではあるけれど、展示内容はそこらの文学館を凌ぐようなものとなっている。まず、梶井生前唯一の単行本である武蔵野書院版『檸檬』…

三島由紀夫・近代能楽集DVD発売

【告知としてしばらく冒頭に出します】 三島由紀夫生誕90年・没後45年記念プロジェクトとして「近代能楽集」がDVD発売された。これは映画として作品を撮影しDVD発売、劇場公開というような流れで発表というもので今までなかった試み。根岸吉太郎が監督。記者…

日曜日の神保町

これは昨日東大駒場で開催されたダヌンチオ国際シンポジウム「国際詩人の軌跡とMishimaが交わるとき」を聞いたあとに同博物館で展示中の「ダンヌンツィオに夢中だった頃」展を見た時のもの。メインの目的はシンポジウムで、井上隆史先生の「聖セバスチァンコ…

一応、青展。

金欠戒厳令のためにほとんど動けず、神田古本まつりも先週以来まったく行けてはいないのである。本日、ちょいと用事で都内に出るついでにと、神保町に出る。これで何かあっても買えないなあ、と、はじめからケチケチと、おやつは500円以内、を守って流す。「…

雨の神田古本まつり・即売展

ようよう年に一度のこの日がやってきた。といってもここ数年期待度がガタ落ちで、今から7〜8年くらい前の掘り出し物も多く楽しかった往時のソレとは違ってきてしまったのかというのが正直なところである。これもいってみれば時代の推移というか、こちらが年を…

台風一過

こないだは扶桑書房目録速報5号が突然来て、結局注文品はなかったのだが、やはりどうしたって萩原朔太郎『月に吠える』大正6年初版で挿画全て欠というのが6500円であったりしてこれは欲しいとなり、といってもまあこれは殺到で既にないだろうなあと注文すら…

告知:梶井基次郎展

■梶井基次郎展■ ■於:秀明大学(千葉県八千代市)飛翔祭→→→詳細 ■2013年11月9日(土)〜10日(日) ■「愛撫」「闇の絵巻」自筆原稿や全集未載の梶井書簡、署名本などを公開する他、学生の企画による展示など。梶井関連作家の肉筆資料等もあわせて展示。 *昨年の…

9月のノフラージュ

夕方、神保町に出て扶桑書房へ。取り置きしてもらっていた本を購入。 小川未明「廃墟」(新潮社)大正2年10月18日初版カバ欠シミ2000円 シミがあるとはいうものの、カバーがつくとやっぱり8万円くらいするので手は出ないし、こうしてカバ欠を安く入手出来て…

五反田久々

久々の五反田遊古会。初日。注文品はない。17時くらいに到着して30分ほどみてまわる。まあしかし、これというほどのめっけものはなかった。しかし「萩原朔太郎全集」のエッセイの巻とノートの巻、書誌年譜未発表原稿の巻がそれぞれ裸で300円というのはお得な…

私がこだわった初版本

川島幸希氏が『日本古書通信』に連載していた「私がこだわった初版本」がこのたび単行本になるという情報を得たので紹介する。 市販されるのは普及版45部のうちの35部で、内訳は友人知人用として25部+『古通』定期購読者用10部を販売、そして残りの10部が寄…

趣味展逃して

金曜日。趣味展である。朝イチに行きたかったのだが、まあ仕事があり無理で、夕方赴く。30分くらいまわって、結局三冊。 島崎藤村「新片町より」(左久良書房)明治43年1月1日4版カバ欠500円 斎藤充功「刑務所を往く」(ちくま文庫)200円 共同通信社会部編…

村上芳正展など

「村上芳正展——「家畜人ヤプー」原画を中心に」@弥生美術館に赴いた。 弥生美術館自体、実は久々である。出発時の抽象的な油絵から種々様々な作家のための挿絵、装幀、映画ポスター等々。なかなか見応えのある内容でその生涯の画業が通覧できるという展示で…

愛書会と扶桑速報

金曜日、愛書会古書展初日。午後に立ち寄る。これというものがなく、100円の文庫本を2冊購入するにとどまる。 水曜日、扶桑書房目録速報が来た。が、外出していて帰宅した夜中に気づく。しかも翌日はぐっすり寝てしまい、そうだ注文と気がついたのは夕方にな…

まど展のあと

土曜日、扶桑書房に立ち寄る。 「中央公論」大正5年3月号2500円 太宰治「千代女」(筑摩書房)昭和16年8月25日初版カバ欠1800円 上記二点を購入。「中央公論」は、谷崎潤一郎「恐怖時代」初出。当該作のために発禁である。発禁といっても、そんなに無いとい…

炎暑の日のまど展

暑い。東京は日中37度までいったという。神保町も暑かった。日差しだけで考えると八月の上旬に戻ったようなそんな気すら起こさせる日であった。窓展、これは久々に朝イチで行くかと目指すも開場20分前に到着。開場10分前くらいから20人くら列の人数が増える…

ぐろりや会には間に合わず

ぐろりや会二日目。注文品は無し。夕方、都内に出る予定もあったので古書会館に立ち寄ったが、既にその時17時過ぎ、間に合わず終わっていた。古書店を幾つかみてまわる。田村の外台にて稲垣足穂「美しき学校」(北宋社)カバ帯を買う。唐木順三、須永朝彦の…

東急渋谷大古本市

東急渋谷大古本市である。本日初日。結局、新宿京王は今年行けず。東急渋谷も注文品もなく、何気なく覗くつもりであった。でまあ、18時から見始めて、ふと気づくと閉店の21時。ここはやはり広くて疲れる。 ヘンリッヒ「フィヒテの根源的洞察」(法政大学出版…

城北展は行けず

夕方神保町に赴く。すっかり城北展を忘れていた。目録切られたか(追記、城北展今回は目録発行していない由)。そういえば、新宿京王もまだ行ってないのである。しかし今日の神保町は右翼の街宣車がものすごい音量でラウドスピーカーを使っていた。すごい音…

池袋リブロ大古本市など

金曜日は用事で神保町に行けず、今日も又ぐだぐだしていたら17時を過ぎそうであったので、行き先を池袋に変更。既に先月31日から始まっていた池袋リブロ大古本まつりに赴く。注文品はないし、金欠でもあるので控えたいなあと消極的であった。あれこれ買いた…

鬼が来た

扶桑書房目録速報が届いたので、注文。ひとつ欲しかったのは既に売り切れていたが、一冊探求書が手に入った。 泉鏡花「相合傘」(銀鈴社)大正10年5月10日初版凾背欠5000円 佐藤惣之助「市井鬼」(京文社)大正11年10月10日初版凾6500円 両方ともパラがけし…

趣味展ほか

趣味展。ただし今週こそは朝イチにと思っていたのにもかかわらず、仕事などで結局無理で、夕方チラッと顔出したくらい。扶桑棚はもうぺんぺん草も……という状況だったが、それでも一冊、吉屋信子を。 吉屋信子パンフレット「黒薔薇」2号(大正14年2月)800円 …

愛書会で靴を買う

愛書会古書展。初日。注文品は無い。15時半過ぎに会場到着。うしろの予定がつかえていたので、ザッという感じで軽く流してお仕舞い。が、なんだこれというのが転がっていたので確保。それが「木靴」である。 久米正雄「木靴」(改造社)昭和2年8月3日初版(…