漁書日誌 3.0

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2018-01-01から1年間の記事一覧

大晦日の古書

前回のエントリ以降、大晦日の今日までに届いたり買ったりした本を紹介。 神山彰編「興行とパトロン」(森話社)献呈 日本近代文学館編「小説は書き直される」(秀明大学出版会)定価 ダントー「アートとは何か」(人文書院)定価 佐々木敦「あなたは今、こ…

後出し日曜

先週の週末に開催された五反田古書展、目録注文を2点ほどしていたのだが、電話をしたらハズレというので五反田には行かず、神保町に出てチラと扶桑事務所を覗き買い物し、田村の外ワゴンで文庫など買ってから銀座に赴いて高橋睦郎のイベントに参加、新詩集…

師走の古書

バタバタと貧乏暇無しの日々を過ごしているうちにあっと言う間に10日近く過ぎて仕舞った。どんどんと記憶も薄れていってしまうので、記録のためにも記しておく。 まずは先週の窓展から。 真龍齋貞水講演「夜嵐お絹」(中央新聞附録)明治35年7月第10回揃200…

中央線やら和洋会やら

「都市」1〜4号+別冊の5冊揃1500円 「岡上淑子全作品」(河出書房新社)カバ帯2000円 ユベルマン「イメージの前で増補改訂」(法政大学出版局)カバ帯2000円 11月24〜25日の中央線古書展で注文していた3点はすべてアタリ。どれも安い。都市出版社の「都市」…

勤労感謝の日の趣味展

今年最後の趣味展である。寝不足でグダグダであったが、今日はいつもよりも一寸早めに、古書会館に9時40分前には到着。それでも蛇行した列が出来ている。45分過ぎか、入口が開き、階下へ。10時開場。今日は祝日であるが、並んでいる人の数はいつもの趣味展と…

五反田新宿

まずは五反田へ向かう。五反田遊古会古書展。注文品はない。1階のガレージをじっくり見て行く。よく見かけるシェークスピア全集の端本に、なにやら「嘉香校正本」と手書きの帯が巻かれているものが10冊くらいある。赤字で誤植などが細かく直してある。これは…

立冬も過ぎ

古書会館に赴いてみると、今日は洋書まつりであった。 閉場30分前に到着。じっくり見る、といいたいが、背文字を見て頭の中で変換して、という感じで誰の何というタイトルの本かと見ていくので、とにかく時間がかかる。ジェームス・ハネカーやらベンジャミン…

青空市から愛書会、扶桑

木曜金曜土曜と立て続けに神保町に出ている。木曜日は、他に用事で都内に出るついでにとちょっと立ち寄って、盛林堂のワゴンを覗いて買い物をした。金曜日は、愛書会を覗いてから靖国通り沿いの古書ワゴンをザーッと見て行って、盛林堂のワゴンでまた買い物…

特選古書即売展から岩手

10月26日、神田古本まつり・特選古書即売展の初日である。 一年に一度の祭であり、かつては特選であれこれといい思いをしたこともある。ズラリと並んでいるなかなか高価な古書には相も変わらず縁が無いけれども、あきつ書店やけやき書店、かわほり堂に魚山堂…

散財一過

この週末は、神保町でのぐろりや展、五反田での散歩展と続いた。金曜日、ちょいと所用があって神保町へ出る。そのままぐろりや展の会場へ。ザーッと見て行くが、結局買ったのは文庫1冊に雑誌1冊。 柄谷行人「言葉と悲劇」(講談社学術文庫)カバ200円 「WAVE…

連休渋谷フェス

土曜日、神保町に出るも古書展は無し。扶桑事務所にて、武者小路書房さんより古通目録注文品のコミマサ本を受け取る。 田中小実昌「上野娼妓隊」(講談社)昭和43年8月5日初版カバ1000円 これは前々から読みたくてケチケチ安く探していたもの。ノガミの警視…

仮面と連続近代能楽集

金曜日は五反田遊古会に向かう。注文品が4点もあったが、当たったのは1点のみ。閉場1時間前くらいに到着して、1階ガレージからよく見て行く。少し前ならついでにと買ってしまいそうな本や雑誌もあったけれども、最近はゲルピンでケチケチしているうえに、家…

雨の趣味展

いつものように9時40分過ぎに到着かなと思っていたのだが、昨夜からの雨が続き、バスが遅れ電車が遅れと続いて、結局会場に着いたのいは開場ジャスト。扶桑棚へむかう。今日はあんまりという感じか。注文していた蕗谷虹児「私の詩画集」(交蘭社)凾付5000円…

雨あがり窓展

長袖シャツ一枚では肌寒くもあり暑くもあるような、どうにも中途半端な気候。いつものように新御茶ノ水に9時半過ぎくらいに到着して開場に列ぼうと思っていた窓展。しかし今日はあと少しというところで地下鉄千代田線が人身事故でストップ。朝っぱらから何し…

秋の風

先日来た扶桑書房目録の注文品が届いた。 泉鏡花「斧琴菊」(昭和書房)昭和9年3月20日初版凾付10000円 実は持っていなかった「斧琴菊」をようやく入手。小村雪岱による木版の凾、表紙が美しい。見返しは芥川の鏡花全集推薦文。天青染。本来はこれに擦れない…

夏のノフラージュ

台風の後すっかり秋めいた感覚に陥っているが、しかしまだまだ30度超え。残暑の毎日である。 ここのところ買った本。 真銅正宏「ベストセラーのゆくえ」(翰林書房)カバ帯1200円 竹田青嗣「現象学は〈思考の原理〉である」(ちくま新書)カバ300円 別冊国文…

ギャップの我楽多展

所用を済ませて、16時過ぎくらいに古書会館到着。本日は我楽多展初日。注文品は無し。外は炎暑。名古屋では観測史上初の40度越えだという。東京はといえば、多少曇っていたのもあり、刺さるような日差しはなかったし、うっすらと風もあり。それでもゆうに30…

煙草の造本

ちょっと面白い造本の本を地元の古本屋で見つけて買ったので、短いけれども投稿。 今日ちょっと地元繁華街にでたついでにいつもの古本屋をチラと覗いていってみると、ちょっと変わった本がある。安かったので買ってみたもの。 中島河太郎編「ポケット・ミス…

台風前の五反田

五反田遊古会、初日。本当は和洋会の方にとも思っていたのだが、ダラダラと家を出たせいで間に合わず。注文品が当たっていたので五反田優先で。 今日もあいかわらず雑本が多くて個人的には気に入っている。ガレージで戦前の筋書きなどを明後日から2階へ。ザ…

炎暑の趣味展

趣味展である。 このところ毎日30度越え、炎暑の日々が続く。古書会館に到着したのは9時40分頃だが、既に人影がない。暑さのため早めに古書会館をあけて会場入口まで開放したのであろう。そして開場。まずは扶桑棚へ向かう。いつものように人がごった返して…

まど展・五反田・池袋

ここのところバタバタとやらねばならぬことなどが溜まっており、うまく消化して進んでいくテンポが乱れて、とても悠長にブログをかく余裕がなくなってしまい、一ヶ月もほったらかしになってしまっていた。数少ない読者の人のためにも、というよりも、自分自…

城南展など

バタバタとしているうちに、映画も舞台も見過ごしてしまいつつ、ここもまたしばらく間があいてしまった。昼間は夏日のような陽気。もう6月である。 城南展古書展。特に注文品もなく、じっくり会場を回った結果、以下。 鹿火屋一彦「エロスの祭典」(コギト社…

5月の趣味展

仕事やらなにやらと、前回のエントリからバタバタしているうちに一ヶ月が経過してしまった。正に須臾の間で、時々にお勉強用の本やら趣味の本などもポツポツと買ってはいたのだが、なんとなくそのままになってしまっていた。連休明けあたりから、いやここ数…

春風の中の窓展

窓展である。ここのところ暑いくらいに暖かだったのが昨日急に冷え、そして今日の回復。今日はそれでも強めの風がありさわやかな春といった塩梅。 9時45分頃会場到着。趣味展に比べれば人は少ない方か。10時開場。一番奥のあきつ書店の棚に向かう。人が少な…

趣味展

なんだか連日いろいろあれあれで、うっかりと寝過ごして昼過ぎに会場到着した今回の趣味展。あとで聞くところによると、今回は特に開場直後の扶桑棚前はお行儀が悪くさんざんだったとという。まあ既に昼になり落ち着いた感じでゆっくり見ていく。お向かいの…

花粉舞う古書展

数日前から、どうにも眼がかゆい。そろそろ花粉が舞っているな、と思う。たしかにそういう季節ではある。昼間こそ少し暖かくなってきたような気もするが、やはり陽が落ちてからは寒い日が続く。先日来た扶桑目録も欲しいものはすべて売り切れであったし、最…

黒蜥蜴すぎて

先日、デヴィッド・ルヴォー演出「黒蜥蜴」@日生劇場に行って来た。製作は大阪の梅田芸術劇場で、東京公演のあと大阪。ルヴォー演出の「黒蜥蜴」は、前にtptでやったのを行きそびれてしまったので、しかも主演は中谷美紀だというし、これは新鮮な舞台になる…

趣味展ダブル

扶桑目録が来たのが今週、そしてそのまま金曜日、趣味展初日である。 開場15分くらい前に到着。既に古書会館の入口ガラスドアは開けられ、地下の開場前まで人は入っている。まあ焦らずと、喫煙所で一服して、そろそろと列ぶと地下と1階の中巻の踊り場あたり…