漁書日誌 3.0

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夏のノフラージュ

台風の後すっかり秋めいた感覚に陥っているが、しかしまだまだ30度超え。残暑の毎日である。
ここのところ買った本。

真銅正宏「ベストセラーのゆくえ」(翰林書房)カバ帯1200円
竹田青嗣現象学は〈思考の原理〉である」(ちくま新書)カバ300円
別冊国文学「近代文学史必携」200円
地元の古本屋にて。「ベストセラーのゆくえ」はとうに買って読んでいるが、綺麗なのが安かったので。

五十嵐太郎編著「ヤンキー文化論」(河出書房新社)カバ300円
佐野眞一「性の王国」(文春文庫)カバ100円
ジョルジュ・ボノー「象徴派詩人アルベール・サマン」(メルキュール・ド・フランス)1925年2版矢野峰人旧蔵書名1000円

こちらはぐろりや会古書展にて。上記の仏語原書にH.Yanoの署名。フランス語読めるわけではないのに勢いで買ってしまった。先日は扶桑書房の目録も来たがスルー。というのはちょっと大物を買ったからで。


資生堂宣伝史1979〜1991」(資生堂)1992年4月非売品凾8500円
これである。ネットオークションで入手したものだが、これはCMのVHSビデオが2本付いていて、その片方にセルジュ・ルタンスのCMが入っており、これが狙いであった。資生堂のCMは既にDVDで2本出ており、この掲示板でも買ったことを書いたが、市販DVDにはセルジュ・ルタンスのCMは収録されていないのである。ルタンスの映像は15分に満たないものだが、CMとはいえ作品といえる完成度がある。DVD出ないということは、権利関係なのか。一応この宣伝史は非売品なので可能だったのかもしれない。ほかは1960年から1991年までのCMだが、先に言及したDVDに入ってないものの幾つかあり、面白く鑑賞。ファッションやコスメの分野は時代の先端を写す鏡のようなもので、そのCMも面白い。本当はパルコのCMを集めたDVD出てくれないかと思うのだが難しいのだろうなあ。
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ローデンバック村松定史訳「手相」(森開社)2018年8月限定300部
久々の森開社の新刊。森開社の小野夕馥氏にご恵送いただきました。ありがとうございます。期待を裏切らない瀟洒なたたずまいの造本。300部中訳者署名記番の100部は既に売り切れた由。詳細はこちら。また詩誌「螺旋の器」を新たに発刊されるとのことで、近々発売されるのが楽しみである。