漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

2011-01-01から1年間の記事一覧

師走の古書

師走である。大晦日を明日に控えた今日は忘年会で都内に出た。忘年会会場近所のブックオフに立ち寄り思わず古書を買ってしまう。 高橋律子「竹久夢二 社会現象としての〈夢二式〉」(ブリュッケ)カバ帯2000円 「肉体の叛乱 舞踏1968/存在のセミオロジー」…

第5回扶桑書房一人展!

正午開場なのだが、ギリギリ会場到着。今回はあらかじめ整理券を入手していたお陰である。扶桑書房の一人展も今回がラスト。しかしもう初回から五年も経過したのかと感慨深いものがある。あれやこれやと一人展には毎年お世話になったものだ。 で、正午一斉に…

ぐろりや後に新刊本を買う。

ぐろりや展古書展初日。といっても注文品もなく、祝日でもあり早めに帰ろうかななどと思いつつも会場には閉場30分前に到着。ザッと見て、結局買ったのは小西甚一「俳句の世界」(講談社学術文庫)100円のみ。その後、東京堂へ行って文庫と新書を買う。 以下…

新宿展

久々の新宿展。日曜日は動きたくないなあというのがあるのだが、注文品が当たったので。本当はいつものように火曜日までやっていれば火曜日に行きたかったのだが、なんと新宿展は日曜、月曜というスケジュールに。それでも月曜は閉場18時としてくれてはいる…

からっ風のなか五反田展

昼間はそうでもなかったのが暗くなってからはからっ風吹きすさび体感温度がグッと下がった今晩。国会図書館で決定版全集未記載の対談やらなにやらコピーして、17時過ぎに競歩の感じで五反田へ向かう。 五反田古書展初日。といっても、汗だくになりながら17時…

告知:第5回扶桑書房一人展目録出来!

本日、扶桑書房事務所に赴き「第5回扶桑書房一人展」目録を落手。一人展ラストの今回は署名本特集。 巻頭にまず大きく出ているのが、朔太郎の「月に吠える」カバー付の河野慎吾宛献呈署名本と道造「萱草に寄す」堀口大学宛献呈署名本で、各1800000円。紅葉「…

ここのところの古書

佐藤健二「読書空間の近代」(弘文堂)3000円 タディエ「二十世紀の文学批評」(大修館書店)1800円 大屋幸世「日本近代文学小径」(日本古書通信社:大屋幸世叢刊)745円 平野啓一郎「モノローグ」(講談社)500円 セシル・サカイ「日本の大衆文学」(平凡…

最近の…

最近買った文庫、新書など。すべて古書。 新刊書店で見つけて、これは欲しいなあというのは以下。デスマスク (岩波新書)作者: 岡田温司出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/11/19メディア: 新書購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (19件) を見…

新刊:福田恆存論/映画「美輪明宏〜『黒蜥蜴』を求めて」

浜崎洋介『福田恆存 思想の〈かたち〉—イロニー・演戯・言葉』新曜社、2011年11月22日発行。定価3900円+税。福田恆存 思想の〈かたち〉作者: 浜崎洋介出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2011/11/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブ…

和洋会+女優X

和洋会二日目。閉場1時間前の16時頃会場到着。ザッと見て、二点ほど購入。 市田ヤエ「京をんな」(六月社)昭和32年8月15日発行プラカバ外凾900円 新派筋書昭和32年7月500円 「京をんな」については以前に記したけれども、今回は段ボール外凾がついて綺麗な…

五反田など

国会図書館で調べ物をしてから、五反田へ。五反田遊古会初日。注文品はない。しかもギリギリに、駅からダッシュで来たものだから汗だくである。5分ほどザッと一階の外を見て安めかなという文庫本3冊。二階へあがるも、残り7分くらい。もう急いでザッとしか見…

日曜日の古書

ちょいと所用で出て帰りに柏へ出たのでいつも覗いている古書店に立ち寄る。 高山宏「世紀末異貌」(三省堂)カバ帯2000円 伴野準一「全学連と全共闘」(平凡社新書)300円 山口仲美「日本語の歴史」(岩波新書)350円 太宰治「グッド・バイ」「新ハムレット」…

趣味展など

家の用事やら国会図書館での調べ物やらで、結局は趣味展会場に到着したのは17時50分。扶桑書房の棚を見るのがせいぜいであった。でまあ、一冊、今東光の小説を購入。その後、幾つか路面店を回り、お勉強用の本を購入、最後は東京堂へ行って、ちょっと必要に…

東京古典会

東京古典会の百周年記念の古典籍入札会の一般下見が今日明日なので、雨ではあるが今日赴いた。といっても、いわゆる古典籍を見に行ったのではなく、今回は三島の未発表書簡が出品されるというので見に行ったのであった。まあだから、見るものは一つだし、と…

すずらん通り

昨日からやっている神保町・すずらん通りのブックフェス。本日夕方に赴いた。いろいろと聞いたところでは、定価高くて買えなかった本が半額とか、藤原書店は1冊千円とか、しかもけっこうよい本が出ているということであった。といっても、もういいところはす…

神田古本まつり・特選古書即売展

さて、青展である。 例年の如く、開場10時の一時間前には会場に到着。昨年は二番目だったが今年は六番目であった。待つこと45分、古書会館のドアが開き、地下の会場入り口まで。あと10分、あと5分と、開場までの時間がジリジリと待たれ、ようようスタート。…

本やらイベントやら

青展を控えているが、その前に幾つか展覧会などまわる。昨日はフェスティバル・トーキョーのカオス*ラウンジによるカオス*エグザイル@秋葉原に行ってきたが、今日は、水曜日は21時まで開館しているということで仕事後に駆け込んで、草間弥生Kusama's body Fe…

残りは一冊・四部本

五反田散歩展初日。注文品はない。所用で出かけており、今日は間に合わないからやめるかなとも思ったが、ギリギリ間に合いそうなので会場に向かう。で、閉場15分前に古書会館に到着。一階をザッとみて二階を駆け足で見て回って、それぞれ一冊ずつ購入したの…

告知:第5回扶桑書房一人展

さる消息通からの情報によりますと、今年年末の第5回扶桑書房一人展は12月25日(日)12〜17時@本部古書会館との由。 更に、第5回一人展目録は、明治から戦後までの署名本特集とのこと。紅葉、藤村、鏡花、漱石、荷風、芥川、谷崎から、太宰、中也、三島まで…

BIG BOX古書市

ふと仕事の帰りに、そういえばBIG BOX古書市はじまっていたよな、と思い出し。ちょうど今日は帰りに馬場を経由するので途中下車。21時までというのがありがたい。といっても金欠だし、普段500円の文庫が200円とかだったら買っていいかな、くらいの軽い気持ち…

ぐろりや会で黄昏

ぐろりや会古書展、初日。注文品は無い。その上、先日の「素顔」などの支払いで金欠統制令中、金もない。それでも、交通費をかけてやってきてしまう。閉場30分前、何の期待もなくぶらりと。が、ザーッと棚を見ていて、おやと手に取った本が、欲しいが高嶺の…

素顔を手に

扶桑書房目録が届いた。いつも突然であり、ここは先着順でもあるので届くともう焦る焦る。どうしようかな、などと呑気に考えてはいられない。そう考えている間にタッチの差で売れてしまうかも知れないからだ。しかも今回、もう何年も欲しいなあと探しており…

城南展で蝶々つかまえる。

城南古書展二日目。目録には、たとえば「小沼丹作品集」(小澤書店)5冊揃4000円とか申し込みたいものもあったけれども、金欠気味なのを考えやめていた。注文殺到したと思うが。いまは金欠戒厳令である。が、それでも所用で神保町に出たのでもちろん会場に立…

今週の古書+朱雀家の滅亡

ここしばらくに買った古書。だいたいマケプレなど。1円などというのも二冊ある。ちょっと必要あって調べているTVメディア関連の新書に、三島由紀夫がキャラクターとして出てくるコミック複数。そういえば三島没後直後に週刊誌で劇画三島由紀夫の連載とかあっ…

紙魚展、中央線古書展

紙魚展にいって、扶桑を見て、それから高円寺へ行って中央線古書展……という心づもりであったのだが、お彼岸ということで家人と墓参していたら時間が遅くなり、結局は注文品が当たって取りに行くとしていた中央線古書展のみということになった本日。会場には…

五反田遊古会

本当は、五反田をまわって神保町に出る予定だった。が、結局五反田を見ている間にどうにも神保町の閉場に間に合わないということになり、結局五反田をゆっくり見ることに。五反田遊古会の初日。 龍膽寺雄「アパアトの女たちと僕と その他」(改造社)昭和5年…

和洋会展

和洋会古書展初日。注文していた高橋仁宛泉鏡太郎(鏡花)大正10年印刷賀状2000円、小山内薫「窓」(春陽堂)初版裸4000円はハズレ。鏡花の賀状、印刷でも2000円だったら欲しいなあと。他にも柳浪だとかの肉筆葉書が3000円とか安めの価格で出ていたが売れた…

「藤蔭静枝の子」という本を買った。

今日、新潟の書店に注文していた本が届いた。 児玉義男「藤蔭静枝の子—父は文豪永井荷風と確信」(私家版)2011年3月1日発行・定価1300円+税 著者は昨年、藤蔭静枝(八重次)が昭和24年に「サンデー毎日」へ発表した自伝をまとめ詳しい解説をつけた「藤蔭静…

趣味展初日

趣味展初日。今日は今夏の疲れを吹き飛ばすストレス解消といった意味でも諸事情繰り合わせて、朝イチで会場入りすることとなった。とはいっても、ジャスト10時に会場に到着といった具合であった(バーゲンと同じような性質のために、列んで棚に一番に到着す…

愛書会展

台風が来るという予報、もし大雨だったら極端に客も少なかろうと思われた。当日、湿気のせいなのかなんなのか、うっかり妙な時間に寝てしまい4時過ぎに覚醒という体内時計が狂いそうな起床をしたために、ええいこのまま朝イチで古書展行くか、と思っていたの…