漁書日誌 3.0

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和洋会+女優X

和洋会二日目。閉場1時間前の16時頃会場到着。ザッと見て、二点ほど購入。


市田ヤエ「京をんな」(六月社)昭和32年8月15日発行プラカバ外凾900円
新派筋書昭和32年7月500円
「京をんな」については以前に記したけれども、今回は段ボール外凾がついて綺麗な状態だったので思わず買ってしまった。凾といっても送り凾か、タイトルロゴのゴム印が捺してあるだけなのだが。でまあ、もうひとつの新派筋書は、原田康子の「挽歌」が新派によって上演された時のもの。ベストセラーの新派劇化についてちょいと調べている。
ルドフスキー「みっともない人体」(鹿島出版会)800円
上記はお勉強用にネットオークションで落札したもの。その他、チラッと東京堂を覗いて、「銀座通・道頓堀通」「ハイデガー存在と時間』入門」を新刊購入。「銀座通・道頓堀通」は元版のデザインを踏襲しているけれど、実は帯が凝っている。

銀座通・道頓堀通 (廣済堂文庫)

銀座通・道頓堀通 (廣済堂文庫)

ハイデガー「存在と時間」入門 (講談社学術文庫)

ハイデガー「存在と時間」入門 (講談社学術文庫)

その後、新宿に向かう。新宿西口地下で開催している古書市をこれもチラリと覗いてから紀伊國屋サザンシアターへ。
東京ギンガ堂公演「女優X」(夏樹静子原作、品川能正演出)を観に来たのである。夏樹静子の同名伝記小説は何年も前に読んで伊沢蘭奢はもう戦前の女優の中では一等気になっていた存在であったので、今回の舞台化ということで楽しみにしていた。今回は二人芝居、蘭奢と夢声だけであとは何役も入れ替わり立ち替わりで演じていた。27日まで。