漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

五反田など

国会図書館で調べ物をしてから、五反田へ。五反田遊古会初日。注文品はない。しかもギリギリに、駅からダッシュで来たものだから汗だくである。5分ほどザッと一階の外を見て安めかなという文庫本3冊。二階へあがるも、残り7分くらい。もう急いでザッとしか見て回れず、結局ここでは文庫1組に新書1冊。

山口昌男天皇制の文化人類学」(岩波現代文庫)200円
柄谷行人「言葉と悲劇」(講談社学術文庫)200円
市川浩「〈身〉の構造」(講談社学術文庫)200円
清水孝「良妻賢母の誕生」(ちくま新書)200円
倉橋由美子「わたしのなかのかれへ」(講談社文庫)上下揃400円
まあしかし、あれだけゼエゼエいわせながら会場に来てこれだけだと消化不良。ということで、その後渋谷に出て鈴木清順の「らぶれたあ」@シネマヴェーラを観ようと思っていたら勘違いで昨日。ということでブックオフを覗いて、またもや新書2冊に文庫1冊を。帰宅してみると、マケプレに注文していた文庫やらアマゾンに注文していた本なども届いていた。こういう風にゴチャゴチャ買っているからちりも積もれば…になるのである。

猿谷要「ハワイ王朝最後の女王」(文春新書)105円
三井秀樹「メディアと芸術」(集英社新書)105円
猪瀬直樹天皇の影法師」(新潮文庫)250円
KAWADE道の手帖倉橋由美子」(河出書房新社)997円
有馬稲子「バラと痛恨の日々」(中公文庫)89円
復刻版「KUSAMA's orgy」(1969)1633円
それからここ数日、仕事帰りにあれこれ古書店など立ち寄ってつい購入してしまったものやら、お勉強用にネット古書店に注文して届いたもの。
T.フジタニ「天皇のページェント」(NHKブックス)700円
リゲット「人相」(平凡社)700円
山崎光夫「藪の中の家」(中公文庫)400円
最相葉月星新一」(新潮文庫)上下650円
猪瀬直樹「土地の神話」(新潮文庫)250円
いやはや、結構な無駄遣いをしているように思える。ちょっと前までの極貧状態の反動であろう。
皆どうでもいいような文庫や新書かもしれないが、この中で特に書いておきたいのは、草間弥生がニューヨークで発行していた妙な新聞の復刻版。先日ワタリウム美術館草間弥生展を見に行った時に本物が展示されていたのだが、なんでもヨーロッパでの展覧会の時に限定で作られたというこの復刻版がショップで売られていたのである。この展覧会自体、草間自身が60年代につくった映画やら当時の記録映像やら映像資料がふんだんに公開されるというので行ったのだけれども、こうしたハプニングを旺盛にやっていたんだなあ、と。そお資料としても欲しいなあと思ったが、その時は図録だけでも財布ギリギリで買えなかったのである。後で検索して見ると、普通にアマゾンで買えたので注文したという次第。質の悪いカラーコピーのような復刻版だが、これだけ見ると当時の草間弥生ってなにか妖しい性の司祭のような感じ。裏面には草間デザインの服の広告が出ていたり当時の多彩さがうかがわれる。

89円で買った有馬稲子の自伝文庫だが、パラリと頁をめくってみると、扉にサインが入っていた。これはちょいと嬉しい。