漁書日誌 3.0

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2008-01-01から1年間の記事一覧

雑誌「初版本」終刊号

本日昼間、人魚書房へかねて注文していた雑誌が届いた。 「初版本」終刊号、人魚書房、2008年12月31日発行、限定300部、定価1000円 芥川、太宰の署名本について、三島について、荷風について、詩集について、贋作やら楠瀬日年やら今回も盛りだくさんな感じ。…

第2回扶桑書房一人展・その二

さて、前回に引き続き第二回扶桑書房一人展。しかしどうも風邪をひきかけのようで体調不良。こういう露出趣味はやめておいた方がよいぞ、という虫の知らせなのかもしれない。 まあそれで、正午に開場。最初にどの棚に向かったか、が、運命の分かれ道である。…

第2回扶桑書房一人展・その一

とうとう一人展の日が来た。ということで、正午開場なのであるが、もちろん、会場では早い者勝ちなので、早々に出かける。 九時半頃、古書会館到着。既に三人列んでいる。ワタクシは四人目。すると張り紙がある。 十時から整理券を配布。いやあ確かに、グン…

決戦前夜

古書を買いあさりはじめてから十年余。一年のウチの古書関連のイベントで最も楽しく期待出来た、そういうイベントが幾つかあった。ひとつはいうまでもなく、秋の青空古書市である。これに朝一番に行って、あきつの棚を漁る。あるいは、伊勢丹(小田急)のデ…

五反田遊古会

ギリギリであった。改装工事中の五反田駅を降りて、一路、古書会館へ向かう。今日は昼間暖かだったせいか、暗くなってすぐの今じぶんはそれほど寒くはない。しかし、走って、休んで歩き、また走って……というふうに飲食街の中を通り過ぎて左折、やはり少し汗…

ぐろりやゼロ

本日はぐろりや会。 本当は、ぐろりや会には行かずに、五反田へいく予定だった。そちらの注文品はあたってしまっていたし。しかし、ダラダラと家を出たら、とてもじゃないが五反田には間に合わなくなり、急遽予定変更して神保町の古書会館へ向かったというわ…

久々の新宿展

久々に新宿展へ行ってきた。 日月火という日程なのである。神保町の本部会館へ移ってきてから、実は数回しかいっておらず、しかも一年ぶりくらいなのであった。日曜日はどうも動けず、かといって月火曜は仕事だし。 で、本日閉場三十分前、お客はワタクシ含…

土曜日の神保町

さるにても、やはり週に一回は古書展があって、あれだけの古書を目の当たりにして、100円の本一冊でもよいから何か買う、ということがないと、どうもなにものかが溜まるようなのだ。だから、今日も、この金欠統制令施行中だというのにもかかわらず、またいつ…

そして金曜

国会図書館に行く。 俳優の池部良関係でちょっと調査しなければならぬことがあり、最近出た「映画俳優 池部良」など出して見てみたが、どうも知りたいことはわからなかった。 で、帰りに、神保町へ出る。今日はなにか古書展あるよなあと思っていたのだが、ま…

木曜日に買った本と武智さん

仕事の帰りに、調布駅で途中下車。先週と同じだが、あの時に行った同じ古書店に再度立ち寄る。 フランセス・イエイツ「魔術的ルネサンス」(晶文社)重カバ1300円 「イメージフォーラム」(81.1)特集:ビデオ宣言200円 この二冊を購入。 イエイツは、まあ安…

今日届いた本

ネット古書店に注文した新刊書と新本。 こないだ出たばかりだが、興味のある新刊書が出た場合、まずは古書で検索するというさもしい根性のワタクシは、しかし今回、定価3400円の本を2600円で見つけて注文。 兵藤晶子「精神病の日本近代」(青弓社) その他は…

西部古書展の土曜日

さて、西部古書展である。 本当は、ちょろっと神保町のまど展に立ち寄ってから高円寺へ行こうじゃないか、と、考えていたのだが、種々の理由から無理となり、地元駅から高円寺へ直行した。久々の高円寺である。 注文品は二つ、既に昨日電話で確認してある。 …

木曜の古本屋

仕事の帰り。ふと、途中下車。 何気なく携帯を使って、その途中下車した街に古書店はないかと検索してみると、数店ある。 ということで、携帯の画面たよりに行ってみる。18時55分頃。京王線沿線。 こういう商店街。 で、ようよう一軒を探し出し、中へ入って…

和洋会+今週の本

今日は和洋会古書展。 今日はちょっと早く、閉場一時間前に到着。 注文品は無し。 ざーっと見る。入口はいってすぐの所の棚、赤鉛筆ひきまくりの本大放出のような感じで列んでおり、小酒井不木全集の殺人論とか凾入りにて500円などであったが、サスガに赤・…

土曜日の趣味展

昨日立ち寄った古書店の主人は、今回の趣味展はたいしたものなかったよ、とお客から聞いた、と、私に告げた。そして昨夜友人からの電話では、今回の趣味展はかなりよかった、との話。このよかった、の基準が、もちろんコレクターそれぞれ大違いなので、こう…

本日の古書

うっかり寝坊をして、神保町には行けず。 その代わり地元の古書店に顔を出す。 趣味展に行けなかった反動か、いまだ金欠統制令であるにもかかわらず相も変わらずの古書買い。 陸井三郎「ハリウッドとマッカーシズム」(教養文庫)カバ帯50円 宮永孝「海を渡…

今日買った本とまえに買った本と

さて、ようよう少しお給金も出たので、新刊広告を見て前々から気になっていた本を買おうということで、仕事帰りに新刊書店に立ち寄った。それがこれ。偽りの民主主義 GHQ・映画・歌舞伎の戦後秘史作者: 浜野保樹出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング…

五反田遊古会とか

五反田に向かう。 注文品はないのに、往復千円近い電車賃をかけるというのは、やはりビョーキの類であろう。古書それ自体というよりも古書を漁るというそれ自体が、ある種精神衛生上必要な営為となってしまっているのかもしれない。 まあそんなことはどうで…

新書、文庫の話

いろいろとあって、現在、大いに金欠。ゆえに、金欠統制令施行中。 なので、新刊書店に立ち寄って、ああこれ欲しいという文庫、新書、幾つかあるも、我慢の子。洋行の時代―岩倉使節団から横光利一まで (中公新書)作者: 大久保喬樹出版社/メーカー: 中央公論…

神田古本まつり青空掘り出し市・すずらん通りブックフェス

さて、昨日も書いたように、今日こそはブラブラと古書をみてまわれる、という風に思っていた。そして、何よりも、いまそこそこ期待しているのがすずらん通りのブックフェスだ。ここの筑摩書房のブースを特に。品切れとされているちくま学芸文庫が出ないかな…

神田古本まつり青空掘り出し市・特選古書即売展

さて、青展である。 金曜日に赴いたのだが、土曜日は朝一番から仕事で出かけていたので今から記す。 で、青展の古書展は、毎年、朝一番には赴き、だいたい先頭から十番以内には並んで、開場と共に鬨の声をあげて会場になだれ込みあきつを狙うということをし…

新大久保のサド侯

アトリエダンカンプロデュース「サド侯爵夫人」@東京グローブ座 http://www.duncan.co.jp/web/stage/sade/ 本日、土曜日夜に赴いた。 プログラム1200円、篠井英介サイン入りポスター1000円だが、両者セットは2000円。これ買ってしまう。 肝心の芝居だが、さ…

雨の五反田

五反田散歩展。初日。注文品はない。雨の中、傘もささずに国会図書館から駆けつける。汗と雨に濡れて酷いものだ。五反田駅には17時50分に到着。そこからダッシュ気味に、古書会館へ向かう。会場到着して時計を見ると17時55分だった。 ザーッと見る。空調は効…

続・薔薇刑復刻版

仕事の帰りに、bunkamuraにあるナディッフに立ち寄り、今度出る復刻版のチラシでもあれば、ということで見てきた。 しかし店を見回してもチラシはなく、まあ、まだないかと思いきや、店員さんに聞くと、届いたばかりです、という包みを開けてもらい一部頂く…

薔薇刑復刻版!

細江英公写真集「薔薇刑」が完全復刻版として来月発売されるとのこと。価格は50000円。国内限定500部。 「薔薇刑」は今まで三種類出ており、昭和38年に集英社から最初に出た杉浦康平装幀の初版。昭和46年に今度は横尾忠則装幀で中身の写真なども多少変えた「…

ぐろりや会+青展目録

所用で神保町に赴き、ついでにチラッとぐろりや会古書展を覗く。もとより注文品はなし。サーッとまわって、いらぬ散財。 三島由紀夫「反貞女大学」(新潮社)第三刷 400円 ニコス・スタンゴス編「20世紀美術」(パルコ出版)1260円 「反貞女大学」は、初版と…

モールで

国会図書館の帰り、半蔵門線で神保町へ向かう。といっても、既に19時に近い。 今日のぐろりやには行けなかった。注文品もないし、行っても散財するだけか。 で、東京堂を覗く。署名本コーナーに行くと、車谷長吉の新刊が署名落款入りで並べてあった。四国八…

新刊書店で買う

ああ、そしてまた新刊書をドサリと買ってしまう。これで四千幾らもするのか、いま四千円作るのにどれだけの……とも思ったが仕方がない。ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)作者: 内堀弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/10/08メディア…

閉店時間

有吉佐和子「閉店時間」(講談社)昭和37年3月30日発行の初版、凾付700円。 凾[画像上]/凾裏面と本体表紙[画像下]装幀=初山滋いや、これ、探していたんですよ。でも何故かこんな新聞小説にネット古書店とかオークションとかだと4000円以上とか妙な値段…

城南展の土曜

所用で神保町に赴く、16時頃。 注文品はないが、城南展の会場を50分ほどまわる。 で、そこで買ったのが、以下。 松永伍一「川上音二郎」(朝日選書)525円 石井良助「江戸の刑罰」(中公新書)210円 倉橋由美子「人間のない神」(角川書店)昭和36年4月20日…