漁書日誌 3.0

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古書

扶桑書房趣味展ラスト

表題の通りである。以前より、もう最後にすると何度か伺っていたが、今回は本当にラストであると扶桑書房ご主人にお目にかかった時に聞いていたので、いろいろと感慨深いものがある。そしてこんな日に限って電車が途中で少し遅れ、なんと会場には10時5分くら…

押し流される11月

ということで、五反田遊古会古書展の2日目。昨日はゼミ関係の仕事だったり夜は三島のパフォーマンス見に行ったりで古書展には行けず。 閉場1時間くらい前に会場到着。まずは1階のガレージから見ていく。まず初っ端にアルスの「白秋全集」の端本がゾロゾロあ…

秋口の古書

ここのところポツポツ古本は買っていたのだが、後期がはじまるわ原稿がなかなか進まないわでしばらく空いてしまった。 まずは9月末の和洋会古書展。26日金曜日、外部での講師仕事が終わってから夕方に古書会館へ。ザーッとまわるも、何もなく、結局高いのに1…

夏のおわり

趣味展である。昨日は最高気温36度とかで暑かったが、夜中に雨が降り、一気に気温が下がる。長袖シャツを着て向かう。が、なんか電車のトラブルで到着が10分以上遅れ、結局古書会館に到着したのは開場の10時。 扶桑書房の棚に向かう。半分近くがタスキの目録…

一時雨の窓

窓展、初日。古書会館到着は9時50分くらい。ふだんは古書会館の車入れの方向に並ぶのだが今日は逆方面に列が伸びていた。すぐにゾロゾロと列が古書会館階下に進んでいく。謎なのが、荷物を預けた後、後ろを見ると荷物を預けない列がそのまま続いていることで…

ぐったりの夏

8月も20日を過ぎてしまった。まだ自分の原稿仕事はなにも手をつけられていない。暑さでバて、採点地獄でもう8月も後半になってしまったのは本当に不本意である。 で、古書。今日は月に一度の区民講座仕事があり、その帰りに神保町に出てぐろりや会古書展を覗…

夏の散財

先日、扶桑書房目録が来ていたのであわてて眼を通すも、これというのはすでに売れてしまっていたが、1点だけ確保。 吉村昭「青い骨」(小壺天書房)昭和33年2月1日初版カバ帯6500円 「青い骨」は吉村昭の第一小説集。なかなかのお値段で躊躇したが行ってしま…

盛夏の高円寺

vintage book lab.展に行く。毎年夏の西部古書会館である。しかし暑い。だいたい9時半過ぎくらいに高円寺着、駅前の喫煙所で一服してから会場へ。今日は昨年よりも混んでいたかなという感じで、並んだ位置は去年よりもちょっと後ろの方であった。で、熱中症…

台風直前の古書

中央線はしからはしまで古本フェスタというのは今回で2回目か。前回、なかなか楽しい買い物ができたような記憶がある。あれはもう一昨年の話か。今回は5千円以上購入で特製手拭いがもらえる由。前回は不織布のトートがもらえ、今回持っていこうかと思ったが…

もう七夕の季節かと

6月27日、ぐろりや会古書展の初日。この日はお昼から文化講座的なお仕事があり、終わった後に神保町へ。ザッと見ていき、2冊だけ購入。 井筒真穂「白磁盒子」(小壺天書房)昭和34年5月5日初版カバ献呈署名1100円 美輪明宏「紫の履歴書」(角川文庫)初版カ…

梅雨入りの窓展

暑い。もう梅雨入り宣言だという。さいわい金曜日は降らなかったが、夜半から雨、週末にかけて雨なのである。で、いつものように開場10時の10分前くらいに到着。まずは下まで降りて荷物を預け、荷物札をもらって列の最後尾に並ぶ。が、わたしの前で同じよう…

萬書百景市で買う

昨年の第1回に続いて第2回目となった萬書百景市。前もって配布された目録は紙版はなくてpdf版のみ。1点のみ注文して、そして今日は初日。ということで、いつもの趣味展のような感覚で意を出る。今日は最高で27度くらいまで気温が上がるという。まあ上はTシャ…

合間の古本

肌寒かったり、一転、暑くなったりと、気候が安定せず着るものに困るような今日この頃。今期は今年初めての内容の仕事でスライドを一から作らなければならないものやら、合間合間のカルチャーセンター的な仕事などがポツポツ入り、忙しい。ストレスが溜まる…

革の趣味展

久々の趣味展である。9時50分過ぎに古書会館に到着。すでに行列は階下、荷物を先に預け列に並び直し、開場を待つ。10時開場。まずは扶桑書房の棚へ。 いろいろと手に取るものの、そのまま戻すものも多い。今日はなぜか福永武彦やら大岡昇平の本が目立ってい…

五反田、千駄木、神保町

金曜日、本部古書会館ではフリーダム展、南部古書会館では遊古会古書展。後者に向かう。会場到着が閉場50分前。1階のガレージを漁って見ていると、もう17時半。これはまずいと映画パンフとよくわからない小説本を買って2階の会場へ。ザーッと回ったが、もう…

合間の古書

5月9日、愛書会古書展初日。注文品はない。午後、いつもよりは少し早く16時前には古書会館へ到着。で、ザッとみる。 須藤南翠「こぼれ松葉 第10集」(春陽堂)明治23年7月2日少痛550円 日野月明紀編「ダヌンチオ名作選集」(内外出版協会)大正15年7月15日3…

でました。

世の中は連休である。ただ、この稼業は祝日あんまり関係はないところも実際ある。それはそうとして、本日水曜、仕事の帰りに下北沢で途中下車して、ちょいと古本屋を覗いて文庫本を3冊購入。そして帰宅してみると、落札した本が届いていた。 永田耕衣「句集 …

月末の古書展

夏日が続いた。まだ4月だというのにTシャツである。日差しはあるのに風が冷たいとか、暗くなると肌寒いとかもあるのだが、着るものに困る微妙な陽気である。 金曜日、五反田の散歩展とぐろりや会とそれから高円寺とあったが、まあ高円寺は無理で、最初に五反…

下町展をのぞく

4月4日、下町古書展の初日である。今日は花粉症のために地元の耳鼻咽喉科へ行く予定があって、古書展のあとダラダラせず即帰らなければならないというスケジュール。ということで、16時半前くらいに会場到着。今日は暖かめだが風が冷たい。ヒートテックにパ…

夏日の終わり

五反田。遊古会古書展初日。今日は和洋会の初日でもあるが、家を出るのが遅くなり、結局閉場時間までに行けるのはどちらかひとつという場合、積極的に五反田を選んできた。五反田(南部古書会館)は、いつも何かありそうな感じなのだ。面白い雑本があるイメ…

春の古本&趣味展

さて、昨日木曜日から春の古本まつり開始。といっても昨日はいけず、今日は趣味展初日ということで、いつものように朝イチ。昨日は日差しはあったが風が冷たかったけれども、今日は日差しもあり昨日ほど寒くはない。9時45分着で、50人弱くらい。もちろんまず…

紙魚之会finalなど

さて、色々と今月中にやらなければならないことがてんこ盛りなのだが、今日は紙魚之会finalということで、古書会館へ赴く。といっても、到着は17時前くらい。なんだか、ぽつぽつとこういう古書展も歯の欠けていくように消えていく。 会場は四辺の外壁の棚に…

晴れても風は冷たい金曜

愛書会古書展。初日。今日は所用で正午前には神保町に出たので、 ダンヌンチヨ(森田草平訳)「犠牲」(国民文庫刊行会)大正7年2月15日再販330円 ワイルド(若月紫蘭訳)「サロメ」(極光社)大正10年5月18日初版1100円 浅原鏡村「世界天才異聞集」(実業之…

急に春日のV.B.L

さて、本日はvintage book lab.展の初日。朝イチで向かう。しかし昨日もそうだが今日も暖かい。いつもならヒートテックにパーカーそしてダウンのコートを着ているのだが、今日はTシャツにパーカーという軽装。9時40分くらいに会場到着。先頭列は固まっている…

1月のダブルブッキング

今日は趣味展の初日である。そしてまた、萬書百景市の初日でもある。さて、どちらも朝イチに駆けつけたい。どうするか。後者はツイッターで棚の写真をアップしている。見ると、探していた本がある。そこらにある本だが確実に相場よりも安いだろう。というこ…

年明けの革

なんだろう、とりわけ昨年末から年明けにかけて、年末感も正月感もたいそう希薄だった。15年くらい前から希薄だなあと思っていたが、特に今回はただの月末という感じなのである。親戚が来るとか田舎に行くとかもなく、年賀状に力を込めるということもなく、…

師走の古書

12月20日金曜日、仕事終わりに歌舞伎座へ駆けつけて、夜の部の泉鏡花作「天守物語」へ。坂東玉三郎主演・演出。もちろん幕見だが、幕見でも瞬殺で売切れる。歌舞伎座には4年ぶりだろうか。そして土曜日、昼から日本近代文学館での三島由紀夫生誕100年祭で受…

冷え込むようになったこの頃

いくつか書き残していたものを記録として書き留めてきたい。まずは11月30日土曜日に行った和洋会古書展での買い物。 近代日本学芸資料叢書「文壇照魔鏡」(湖北社)1990年12月30日500円 映画批評誌「眼光戦線」7号(昭和44年5月1日)800円 和洋会での買い物…

チラリと窓展

趣味展と窓展については、毎回朝イチにつまり開場前に並ぶのがいつもである。が、今回複数の仕事が同時進行で首も回らず、またヘトヘトでもあったので開場から1時間過ぎくらいになってから会場到着。ザッと見て次の場所に移動しなければならなかった。金も使…

冬目前の趣味展

趣味展である。いつものように、開場前15分ごろに到着。列に並ぶが、こころなしか、いつもよりは少し客が少ないような印象。そして開場。入り口でカゴを引ったくるように持ち、扶桑書房の棚へ向かう。なんというか、いつもよりも棚の濃縮度が若干薄いような…