漁書日誌 3.0

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晴れても風は冷たい金曜

愛書会古書展。初日。今日は所用で正午前には神保町に出たので、

 

ダンヌンチヨ(森田草平訳)「犠牲」(国民文庫刊行会)大正7年2月15日再販330円

ワイルド(若月紫蘭訳)「サロメ」(極光社)大正10年5月18日初版1100円

浅原鏡村「世界天才異聞集」(実業之日本社大正14年1月5日4版函1000円

若月訳はこれの前に出てるはずなんだけど、こちらは序文によると訳に納得いかずに改訳したとのこと。表紙にビアズレーがあるけれども中には無しで、しかも「サロメ」だけでは薄いからかアンドレエエフ「隣人の愛」とカップリング。「世界天才異聞集」はまあ「天才論」じゃないけれどエピソード集。元ネタがあるのだろうけど、レチフ・ド・ラ・ブルトンヌなんかも紹介されていた。この著者はどうも浅原六郎らしい。

新派大合同納涼興行(東京劇場)昭和8年8月筋書200円

芸術祭十一月大歌舞伎(歌舞伎座)昭和34年11月番組100円

新派のは花柳章太郎の「滝の白糸」があったんで。番組の方は三島由紀夫監修「桜姫東文章」の時の。これらのほかに、いくつか抱えていたけれども置き場所を考えて結局棚に戻してしまった。いや本当に深刻。置き場所がない。

今日は某近代文学研究者の旧蔵書が並んでいて(すでに何度も出ているが)、それなりの付け値だからそうそう買えるわけではないけれども、明治大正期のちょっと面白そうな本なんかがちょろちょろあったりして、棚が面白かった。

曾我廼家桃蝶「芸に生き、愛に生き」(六芸書房)昭和41年11月15日カバ署名2206円

こちらはネットで落札したもの。帯欠だがちょっと前から安く探していた本。女方の告白録的な本といったらいいだろうか。