漁書日誌 3.0

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2010-01-01から1年間の記事一覧

第4回扶桑書房一人展と新宿京王

正午開場の扶桑書房一人展のために、11時過ぎに古書会館へ。整理券を受け取り(今年はNo.15)、友人と合流して軽くお茶。 そして、正午に開場である。今回は三分の一くらいかわほり堂の商品が列んでおり、目録で注文がなかった品の他に、千円以下の均一本も…

のえる古書

職場のクリスマスパーティーに参加した後、神保町に出て閉場前のぐろりや会を覗く。しかし日が落ちてから冷える冷える。 ポルト・リッシュ「過去」(岩波文庫)200円 漱石「草枕」(春陽堂)大正11年11月12日55版500円 松浦総三編著「原稿料の研究」(みき書…

新宿展

新宿古書展、二日目。仕事後に急いで駆けつけ、終わり45分前に到着。まずはザッと見ていく。黒っぽいのを出しているのは一つの店だけ、別の店はドイツ語原書しかも世紀末の作家の本をドサリと出していた。他は、戦後のものと新しいものが混在といった感じ。…

Mと古書

本日および明日は、東京バレエ団公演「M」モーリス・ベジャール演出・振付、黛敏郎音楽、が、東京文化会館である。ということで、初日に今日行ってきた。前々回の時に見に行ってから、もう十年も経過。その後2005年にやっているので、今度で観るのは三回目…

五反田古書展

五反田古書展初日。目録には、例えば、中井英夫『虚無への供物』出版を祝う会案内状封筒付5000円とかあったが、今はそういう買い物も出来ないし、これは確か『貼混年譜』に貼付してあった筈だ。 いやしかし寒い。昨夜なぜか猛烈に寒く、起床すると寒気とだる…

扶桑書房一人展目録

今日、第4回扶桑書房一人展の目録が届いた。この一人展も、もう四回目である。月日が経つのは早い…。で、今回は、ちょうどクリスマスイヴ/クリスマス当日はぐろりや会であり、一人展は26日の日曜日開催というのがいつもとちょっと違うところ。 私見だが、今…

日曜に届く本

松宮秀治「芸術崇拝の思想」(白水社)2000円 シヴェルブシュ「光と影のドラマトゥルギー」(法政大学出版局)2200円 小山内薫「足拍子」(プラトン社)大正13年7月15日初版凾1500円 「芸術崇拝の思想」は金曜日に神保町で、シヴェルブシュはネット古書店で…

BIG BOX古書市とかネット

BIG BOX古書市。普段はまず行かない。前回いったのが、確か1996年頃でなかったろうか。既にいまではビッグボックスも改築されリニューアルしている。今日から古書市だというのは、実はツイッタで知った。仕事の帰りしな、21時までやっているというので、ずい…

和洋会チラ見

和洋会古書展の二日目。初日はイケズ。初日に行った友人は、かなりの収穫があったようで、先日の趣味展といい、行けなかった時に限ってよかったとの話を聞く。隣の芝は青いということか。以下はチャラッと覗いてひとまわり、購入したもの。 井上円了「妖怪談…

中央線古書展ほか

今日は所用で都内に出たので、ついでとばかりに高円寺の古書展に向かう。が、土日は高円寺に止まらない中央線で、読んでいた本からふと顔を上げると中野駅でドアがしまるところで荻窪まで行ってしまう。まあ折角ここまできたのだからとそのまま下車して、さ…

五反田と展覧会と

五反田遊古会初日。国会図書館で調べモノをしていたらギリギリになり、コートを着てきたので汗だくになりながら電車を乗り継ぎ五反田駅を下車、ダッシュで会場に向かって到着したのが閉場10分前。外台を見る暇もなく、二階の会場をザッと見て回って数冊。注…

没後40年☆三島由紀夫関係書及上演

没後40年ということで、これから来月にかけてあれこれと三島由紀夫関連書が出版される。三島関連情報、ということで随時追記していく覚書。三島 由紀夫 (別冊太陽 日本のこころ)作者: 松本徹出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/10/27メディア: ムック購入:…

趣味展逃し…

昨日と今日と、古書会館での趣味展に赴けなかった。注文品こそなかったが、今回はかなりよい棚であったこと、行った友人からなど聞いている。残念。でまあ、仕方なしに、夜になってから地元の古書店を覗いて買った新書など。 林芙美子「晩菊」(河出書房市民…

「村上芳正の世界」展ほか

村上芳正の世界展@ギャラリーオキュルス 上記個展の最終日である今日、赴いた。村上氏ご本人も来場。やはりあの細密画のような繊細極まりない世界は、印刷物ではなくて直に見るのに限る。というか、直に見てはじめてその真価が問えるというようなところがあ…

扶桑目録など

先日届いた扶桑書房の目録で注文したもの。目録は大泉黒石まつりのような感じで多数出ていた。「血と霊」凾付12000円やら、矢野目源一訳「恋人へおくる」北園克衛宛献呈署名4500円などは気になったが注文もしなかった。既に売れていたかもしれないが。 小川…

神保町ブックフェスティバル+α

さて、懸念された台風も無事それて通過し雨の上がった本日。一昨日は朝一で神保町、昨日は山中湖で三島文学館のイベントと、実はヘトヘトでとても午前中に起きてなど無理な状態。ということで、お昼過ぎに起床しノロノロと夕方神保町へ。というのも、今回も…

神田古本まつり2010

昼夜逆転的生活をしているせいか、早朝起きてということに不慣れである。身体的にという意味で。だから、朝一に駆けつけようと思うと、まず寝付けず、結句ドロドロの寝不足で古書展会場に列ぶことになる。今年も青展は列んだ。昨年は本当のヒットで、年々よ…

洋書会をのぞく

Andre Gide:Oscar Wilde,Mercvre de France,Paris,1925 100円 ハヴェロック・エリス「感覚と性的淘汰」(未知谷)500円 ハヴェロック・エリス「性愛の象徴化」(未知谷)500円 洋書会にくるのはもう何年ぶりであろうか。久々に覗く。まあちょっと驚いたのが…

新刊書が欲しい

ここ数日で、ネット古書店に注文して届いたもの、および、地元の古書店を覗いて買ってきたもの。 カイザー「言語芸術作品2版」(法政大学出版局)2000円 中込重明「明治文芸と薔薇」(右文書院)1200円 大岡昇平「文壇論争術」(雪華社)200円 今東光「毒舌…

ぐろりやと阿呆

本日はぐろりや会古書展二日目。昨日は午後芝居を観に出かけたので神保町には来られず。で、古書展だが注文品もなく、チラリと一回りしての収穫は以下。 クレイバラー「グロテスクの系譜」(法政大学出版局)カバ500円 飯干晃一「仁義なき戦い」(角川文庫)…

三島関連イベント他

まずは、本日学習院大学にて開催された三島由紀夫関連イベント。 活字文化公開講座in学習院/平野啓一郎「ニヒリズムと否定性」、平野啓一郎・中条省平対談「学習院と三島由紀夫」。それぞれ一時間ずつで、終了後に平野サイン会。聞くところによると、定員30…

西部古書展

西部古書会館である。本日は西部古書展である。初日は昨日で、日曜まで。高円寺はよいのだけれども、交通費がバカにならない。 高山宏「ふたつの世紀末」(青土社)カバ帯1800円 パトリス・フリッシー「メディアの近代史」(水声社)カバ帯2100円 谷崎潤一郎…

扶桑書房神保町にオープン

さる筋からの情報によると、「来月初頭、神保町に扶桑書房の事務所がオープン。土曜の午後のみ開け、なおかつ文学書各種を置くがあくまで店舗ではなく事務所なので誰でも入れるわけではない」らしい。 これはスゴイ。ワタクシは入れるのか、というか、嬉しい…

紙魚展と五反田遊古会展

金欠ではあるが細々と本などを売って、なんとかまあ生活費を確保する日々。そして、まあ今日も古書展に向かうのであった。本日は、紙魚展と遊古会展。そして紙魚展の方で注文品があった。二つ回りたい、しかしもうその時間はない、ということで、まずは神保…

扶桑書房・近代詩集即売展

2010年9月20日(祝)@本部古書会館。先に出た扶桑書房古書目録近代詩特集号の古書展が催された。11時半開場、正午スタート。 一人展のように整理券が先着順で配布され、スタートを前に地下の会場入口に列んでいたのは四十人くらいか。一人展よりすれば数は…

間に合わない古書展

本日は和洋会古書展初日。だが、国会図書館でのコピーに手間取っていたら結局間に合わず。18時3分に会場着。目録封筒だけおいてきた。いま国会図書館は、雑誌、マイクロ化一斉作戦だかなんだか知らないが、あれやこれやの雑誌がマイクロ化作業中で閲覧不可で…

扶桑書房古書目録:近代詩特集

土曜日、上記タイトルの目録が届いた。古通に広告が出ていたアレである。 詩集は範疇外でもあり、ワタクシ自身散文的な人間なので、どうもよく紹介しきれないのだけれども、これは目録自体必須の近代文学資料となりそうである。全部ではないけれども、半分以…

趣味展

国会図書館で、複写などしてから神保町へ。そういえば、今日頼んだある新聞の復刻・縮刷版、ちょうど欲しい記事のところが倉庫にないないと大騒ぎになっていたが、結局、ネットで複写申請があったので作業にまわしている?とかいうことで見ることもかなわな…

高円寺古書展、西部古書会館新装?!

高円寺の西部古書会館が新装なったという話はもう少し前だったか、どこかで聞いていたが、今日は久々に高円寺に赴き、どれどれと、見てきた。それが上記の写真である。外見は変わっていない。いや、よく見ると一部変わっている。外台の床だ。前は普通にコン…

愛書会、晩夏

国会図書館の帰りに神保町、愛書会展へ。初日である。注文品はない。閉場20分前に会場に到着、ザーッと見る。特にこれといって買うものがない。出費が抑えられたということでよしとしたい。 陳奮館主人「江戸の芸者」(中公文庫)200円 鈴木博之「東京の[地…