漁書日誌 3.0

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趣味展

国会図書館で、複写などしてから神保町へ。そういえば、今日頼んだある新聞の復刻・縮刷版、ちょうど欲しい記事のところが倉庫にないないと大騒ぎになっていたが、結局、ネットで複写申請があったので作業にまわしている?とかいうことで見ることもかなわなかった。しかもそれだけで二週間かかるので、こちらは二週間まるまる待たないと見ることすら出来ないという。なんだそれは、という感じである。最近は確かマイクロ化作業のために見られない雑誌も多くなってきている……マイクロにするのも保存上仕方ないのかもしれないが、グラビアは潰れちゃうし何となくあたりをつけてザッと必要そうな記事を探すなんてこともマイクロじゃかなり面倒な作業になるし……。
でまあ、いつものように会場には閉場十分前に到着。ザッと見るというよりも、扶桑書房の棚をじっくり見て終わり。

島村抱月「雫」(忠誠堂)大正15年11月20日初版裸1000円
芥川龍之介「将軍」(新潮社:代表的名作選集)重版美200円
JUNICHIRO TANIZAKI「THE MAKIOKA SISTERS」(TUTTLE)初版疲400円
結局迷って棚に戻してしまったものもあり、これだけ。「雫」は後版。「将軍」は先日も購入したが、これは多少傷もあるものの最初復刻版かと思ったくらいの綺麗さだったので。「細雪」の英訳は、サイデン訳。1958年の初版。英訳書ってどういう流通になっているのかよくわからないのだが、日本、韓国、沖縄のみ発売のスペシャルバージョンとか書いてある。
まあ今度の二十日の扶桑特別展もあることだし、絞ってよかったと思う。その後、清眞人「三島由紀夫におけるニーチェ」(思潮社)1500円など買ったり。そういえば以下の文庫も欲しい。ゴンチャロフ「断崖」はまだ新刊書店に並んでいなかったが、ベルクソンは新訳だし買おうと思っている。

三島由紀夫におけるニーチェ―サルトル実存的精神分析を視点として

三島由紀夫におけるニーチェ―サルトル実存的精神分析を視点として

断崖(一) (岩波文庫)

断崖(一) (岩波文庫)

創造的進化 (ちくま学芸文庫)

創造的進化 (ちくま学芸文庫)