漁書日誌 3.0

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紙魚展と五反田遊古会展

金欠ではあるが細々と本などを売って、なんとかまあ生活費を確保する日々。そして、まあ今日も古書展に向かうのであった。本日は、紙魚展と遊古会展。そして紙魚展の方で注文品があった。二つ回りたい、しかしもうその時間はない、ということで、まずは神保町に立ち寄り、その後五反田へ向かうことにした。
まずは神保町、紙魚展。ここで注文品、といっても己の他には誰も注文していないようなお勉強用の本を受け取り、ちゃらっと十分くらい見てから、そのまま神保町駅から三田線浅草線と乗り継いで五反田着17時44分。遊古会会場の南部古書会館には閉場十分前に到着。ザッと下の外台を見回したが、いいやと二階の会場へ。そこでもほとんど急ぎ足であったが、取り敢えず購入したものが以下。

ヴィッキ・バウム(牧逸馬訳)「グランド・ホテル」(中央公論社昭和7年11月3日初版凾1500円
綱島梁川「病間録」(梁江堂書店)明治42年8月20日訂正改版8版凾欠300円
ヴィクター・ターナー山口昌男編「見世物の人類学」(三省堂)カバ2100円
さいごの「見世物の人類学」が紙魚展にて注文した本。二千円超える本を買う余裕はちょっとないのだけれど金欠以前の注文。安めに入手出来た。それからまあ梁川なんかは、岩波文庫で欲しいところだが、文庫は文庫でまた見ないしあっても高い。「グランド・ホテル」は、もう前々から欲しかったもので、凾付で千円台で欲しかったのである。凾付で二千円くらいのはよく見かけていたのだが。嗚呼しかしこの金のない時にまたもや。