漁書日誌 3.0

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BIG BOX古書市とかネット

BIG BOX古書市。普段はまず行かない。前回いったのが、確か1996年頃でなかったろうか。既にいまではビッグボックスも改築されリニューアルしている。今日から古書市だというのは、実はツイッタで知った。仕事の帰りしな、21時までやっているというので、ずいぶんと久々に、それならばと何の気なしに立ち寄ったのである。

佐藤卓己「『キング』の時代」(岩波書店)2200円
北杜夫辻邦生「若き日と文学と」(中公文庫)100円
ボウラー「進歩の発明」(平凡社)2000円
最初、幾つか文庫や新書を抱えていたのだけど、千円を超える探求書を発見し、棚に戻してしまった。セネット「公共性の喪失」1500円と上記「『キング』の時代」である。結局迷って後者だけにしてしまい、ついでに100円文庫一冊のみ購入したが、まあ適価で探していた本もようやくである。「『キング』の時代」はちょっと興味ありで、前に例の巖松堂にてコーヒーのシミがべっちゃりついたのを3800円で見つけ、どうなんだと見送ったらすぐに売れてしまい、その後ネット古書店を検索しても結構なプレミアで、早く岩波現代文庫あたりに入らないかなあなどと思っていたのである。まあ今回新本のようなのが入手出来たし、もう文庫化しなくてよろしい。それと、「進歩の発明」はネット古書店で注文したもの。前に教えて貰って興味を持っていたのである。

こちらはネットオークションで落札。一冊500円。見事なまでの美本。「風俗草紙」の方は表紙が秋吉巒、なかには中川彩子による挿絵あり。ここいらへんはちょいと資料で集めている。

さて、来年一月刊行のイヴ=アラン・ボワ+ロザリンド・クラウス『アンフォルム——無形なものの事典』、中平卓馬写真集『都市 風景 図鑑』(ともに月曜社)、そして河出文庫から出る「トニオ・クレーガー」の新訳は欲しいなあ。そういえば、ありな書房の刊行案内にチェーザレ・リーパの「イコノロギア」出版予定が記載されていた。しかし予価18000円・・・。

板垣鷹穂クラシックとモダン

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