漁書日誌 3.0

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三島関連イベント他



まずは、本日学習院大学にて開催された三島由紀夫関連イベント。
活字文化公開講座in学習院平野啓一郎ニヒリズムと否定性」、平野啓一郎中条省平対談「学習院三島由紀夫」。それぞれ一時間ずつで、終了後に平野サイン会。聞くところによると、定員300名くらいらしいところに1500名以上の応募があった由。普通に応募して入場券送られてきたのはラッキーだったのかもしれない。
学習院もいつだったか学生時代に近代文学会大会で聞きに来たことがあって以来であり、普段来ないので折角だからと、学習院大学史料館でやっていた「学習院と文学」展に立ち寄る。三島関係では、東文彦宛書簡、同人誌「赤絵」、「しりうす」、一号のみで終わった学習院の「清明」やら、大蔵省事務官平岡公威名刺などが展示されており、特に徳川義恭の顔写真は初めてみたものであった。スペースは大きくないものの充実していて、立ち寄ってよかった、と。http://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/new.html#gakushuintobungaku
上記写真で、左側に写っている冊子は、現在鎌倉文学館にて開催中の「川端康成三島由紀夫——伝統へ、世界へ」展の図録。ご恵送に感謝。おそらく初公開の揮毫なども出ている。小ぶりな冊子だが、写真が多くて侮れない図録でよいものである。同展は、関連講演などもあり。これはいかなければならない。
http://www.kamakurabungaku.com/exhibition/index.html

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ここのところお勉強用に買った本。

アロイス・リーグル「美術様式論」(岩崎美術社)凾1500円
西村清和「フィクションの美学」(勁草書房)カバ帯2000円
リーグルはブックオフにて。もうひとつはネット古書店に注文したもの。ここ数年に出た本で欲しいのがあるのだが、元々定価がけっこうするものは、どうしても安く古書で欲しい、が、そう都合良く古書ですぐ出ることもなく。金欠が酷い。