漁書日誌 3.0

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2009-01-01から1年間の記事一覧

銀座松屋古書の市

午後、銀座松屋をチラリと覗く。 上林暁「入社試験」(河出新書)昭和30年10月10日6刷カバ100円 中島国彦「近代文学に見る感受性」(筑摩書房)カバ2000円 奥武則「文明開化と民衆」(新評論)カバ帯800円 最後の「文明開化と民衆」は昨日地元古書店で購入し…

京王新宿歳末古書市

さて、今日は新宿京王の初日である。注文品は二つの店に合計三点ほどあった。そのうちひとつがハズレたのだが、初日前に当落を知らせるファクスが届いた。もうひとつの店からは電話があった。なんとも恐縮だが、フシギな感じでもある。抽選で当たってから、…

一人展(2)+ぐろりや会

先日の扶桑書房一人展目録で注文をした複数の書物のうち、なんとか当たったのは二点であった。 「潤一郎自筆本 蘆刈」(創元社)限定500部毛筆署名落款帙外凾15000円というのは、これは安いなあと思う。よく七夕などにこれ一点でドカンと出ているが、しかし…

第3回 扶桑書房一人展

整理券配布は午前九時頃という情報が古書組合のブログに出ていたものだから、ドロドロの寝不足にもかかわらず八時半過ぎには古書会館へ。既に数名並んでいる。最初に来た方は朝の六時過ぎにもう並んだ、という。しかしまあ予想したほどは寒くなく。九時過ぎ…

大消費前日

地元繁華街にある、いつも覗く古書店へ行く。 永田雅一「映画道まっしぐら」(駿河台書房)初カバ焼350円 高村光太郎「芸術論集 緑色の太陽」(岩波文庫)350円 明治文学全集79「明治芸術・文学論集」(筑摩書房)凾月報700円 以上を購入。ようよう年が越せ…

五反田+田園

五反田遊古展初日。 行きがけに今日届いていた松屋浅草の目録を読みつつ、会場にはいつもより早く到着。といっても、今日はこの後の予定があり三十分も会場を見ていられない。注文品もなく、ホントにザーッと見るのみ。 平野嘉彦「ホフマンと乱歩 人形と光学…

目録届く。

金欠で喘ぐ日々を過ごしながらも、本日、扶桑書房一人展の目録届く。一緒に五反田展の目録、兵庫県立美術館より山本六三展の案内も。 巻頭は「海戦の余波」袋付極美と「海の人形」凾付で、児童文学小特集のてい。いつもの鏡花極美シリーズやら今回もスゴイが…

金欠時の古書

いま金欠戒厳令発令中である。 先週からなるべくお金を使わないようにとケチケチしてきたのだが、注文したことすら忘れていた古書がポツンと届いたのが一昨日だったか。西武筑波店古本市の目録で注文した「香具師奥義書」である。安かったので取り敢えず注文…

資生堂のDVD

DVD

総合編、セルジュ・ルタンス編、TV・CM編と三分冊されている「資生堂宣伝史」という豪華なデカイ本がある。これのTV・CM編というのは、VHSヴィデオテープが二本付いており、1960年代からの資生堂テレビCFが収録されている。これが前々から欲しかったのだが、…

三島関係覚書

2009年11月22日(日)10:00〜10:30 FM東京 パナソニック メロディアス ライブラリー 今週の一冊:三島由紀夫「金閣寺」(新潮文庫) 放送曲:御所車/藤本二三吉(柏木が尺八でこの曲を吹く) MISHIMA/フィリップ・グラス クロージング(弦楽四重奏曲第3番…

瀧口修造の本と書肆山田の最初の10年

表題のトークに赴いた。 正しくは、渋谷のポスターハリスギャラリーにて開催中の「アトリエ空中線10周年記念展 インディペンデント・プレスの展開」でのギャラリートーク第2回「瀧口修造の本と書肆山田の最初の10年」(山田耕一・間奈美子・郡淳一郎)である…

五反田展

本日は五反田古書展、初日である。 今回はけっこうな注文をしてしまっていた。全部当たるとかなりな散財になるなあという感じであったのである。会場には閉場45分前に到着。まずは外を10分くらい見てから、階上へ。 唐木順三「中世の文学」(筑摩叢書)帯ビ…

文庫新刊購入

複雑な彼 (角川文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/11/25メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る群衆 - 機械のなかの難民 (中公文庫)作者: 松山巌出版社/メーカー: 中央公論…

趣味展+洞口依子映画祭

趣味展初日。注文品は一点。本当は、「十八時の音楽浴」再版とかそういうのもありだなあと思っていたが自重。文学堂が目録に出していた泉鏡花「高野聖」初版並少汚本27000円というのはスゴイが、おそらく注文殺到だろうしはなから注文する気もなかった。 今…

続・新刊ほか

反動の続き。 ロザリンド・クラウス「ピカソ論」(青土社)カバ帯1000円 これは前にネットオークションで落札したものだが、ほかは今日新刊書店で買ったもの。以下。私の恋愛教室 (ちくま文庫)作者: 福田恆存出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/11/10メ…

商店街の古本屋と新刊

このところの金欠統制令状態だったが、先週うっかり本を数冊を購入してしまい、金欠戒厳令となってここしばらくは逼塞していた。 和田敦彦「メディアの中の読者」(ひつじ書房)1100円夜会服 (角川文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 角川書店(角川グル…

青展戦果・すずらん通り篇+初版本伝説

さて、土曜日より、すずらん通りでの出版社ブースが出る。各出版社がブースを出し、在庫分やら傷本のセールをするのである。古書ではプレミアムがついていたり、学術系でそもそも定価が高いものなどは、かなりお得価格で入手することも出来、実はこちらも前…

青展戦果・古書会館篇

青展である。神田古本まつり特選古書即売展。 今朝は七時に起床、仕度、出発。会場の本部古書会館到着は九時少し過ぎ。その時点で八人目。やはり開場十五分前くらいになると続々とお客が列をなす。十分前に入口のガラスドアが開けられ、階下の会場入口まで。…

新刊書を買いたい

先日池袋リブロに行ってきた。新装オープンした新リブロである。ああこれは欲しいなあという新刊書が多い。むろん、定価で買っていたら破産してしまうし、ケチケチと古書で探すしかない。パフォーマンスの美学作者: エリカフィッシャー=リヒテ,Erika Fischer…

散歩展人形

五反田散歩展、初日。 注文品はない。今日はどこにも立ち寄らず、まっすぐに会場へ来たものの、会場到着は17時20分過ぎ。まずは一階をザーッとみる。 季刊「歌舞伎」別冊「歌舞伎舞踊鑑賞」(1974.9)150円 「映画評論」(1971.1)200円 「映画評論」(1973.…

新刊書ほか。

新刊書を幾つか買う。平凡パンチの三島由紀夫 (新潮文庫)作者: 椎根和出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/09/29メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (11件) を見るシュルレアリスム絵画と日本 イメージの受容と創造 (NHKブックス)…

演博帰り

ちょっと調べたいものがあり国会図書館へ向かおうと思っていたのだが、結局本日は土曜日でもあり、国会は16時で閲覧申し込み締め切り。その調べたいものは演劇関係だったので、ああそうだ演博があるじゃないかと進路変更、久々に早稲田。そして土曜の今日は1…

ぐろりや会展

ぐろりや会展@本部古書会館。注文品はない。しかしまあ、前回けっこうなお買い物をしたので今日は逃したくないなあと思っていた。直前まで国会図書館で調べモノをしていたのだが、普通の雑誌だのに何故か30分以上も出てこないのがあり、それを諦め駆けつけ…

鏡の中の十月

ここのところあれこれと忙しく先週末の城北展には赴けなかった。杉並展もである。その上しかも、まあ金欠統制令中ということもあるのだが、注文したいなあという品も注文すら忘れていた。なにがし著「小説浪子」とか「ひまじんくらぶ作品集」とか、妙な面白…

書肆ユリイカの本展

古書の日イベントであるという「田中栞コレクション*書肆ユリイカの本展」@古書会館、に、赴く。 18時開場、18時半スタート。田中栞氏、元ユリイカ編集長郡淳一郎氏、田村書店主人。写真は、トークする三人の脇に置かれたGケースに鎮座まします安東次男詩…

今日の古書

仕事の帰りに調布で途中下車し、ごくたまに覗きに行く古書店へ。ザーッとみて特にこれというものもなく、新書を三冊購入。 増田弘「マッカーサー」(中公新書)600円 草森紳一「不許可写真」(文春新書)400円 菅聡子「時代と女と樋口一葉」(NHKライブラリ…

しみはずれ

さて、本日は紙魚展である。 注文品もあった。大手拓次「藍色の蟇」(ARS)8400円というのと、板垣鷹穂「機械と芸術との交流」(岩波書店)初版凾付4500円だが、両方ともハズレ。しかし「藍色の蟇」が8400円というのはバカ安ではないのかと思っていた、後者…

五反田遊古会

若月彰「乳房よ永遠なれ」(第二書房)昭和30年11月30日9刷カバ帯300円 島崎藤村「海へ」(新潮社)大正7年8月1日4版凾欠200円 山本武利「近代日本の新聞読者層」(法政大学出版局)重版カバ1800円 さいごのはお勉強用。何故かちょっと古書価お高いイメージ…

木曜と金曜の古書

まずは昨日最寄りの繁華街にある古書店にふらりと立ち寄って、購入してしまったもの。 三宅周太郎「文楽の研究」(岩波文庫)300円 岩田準一「本朝男色考・男色文献書志」(原書房)カバ2300円 大松博文「おれについてこい!」(講談社)昭和39年4月20日37刷…

阿佐ヶ谷芝居

本日は阿佐ヶ谷へ芝居を観に行った。ついでなので、まずは阿佐ヶ谷で下車せずに荻窪で下車。どうせならばということでささま書店に来たのである。ここは、レアな翻訳小説などはけっこうなお値段のこともあるのだが、学術書やら雑本なんかはかなりお得な価格…