漁書日誌 3.0

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2015-01-01から1年間の記事一覧

今年最後の古書

昨日、家族と買い出しに街へ出たついでにいきつけの古書店を覗いて、今年最後となる古書を購入した。これで古書収めである。 遠藤一義編「小栗風葉資料集成」(小栗風葉をひろめる会)カバ500円 森謙二「墓と葬送の社会史」(講談社現代新書)カバ250円 氏家…

年内最後の古書展

年末最後の古書展がぐろりや会である。前には新宿伊勢丹など、デパート展があったのだが、最早ない。今日はいつもよりも早く、午後一番に会場入り。日差しもあり、けっこう暖かい陽気。注文品はない。ザーッと見て行って、90分くらいは見ただろうか。それほ…

日曜の重量

新宿展、初日。 今回はまあ全部は当たらないだろうなあと3点注文していたのだが、幸か不幸か全部当たってしまった。正直、懐がお寒い限り。新宿展、いつもは月曜日つまり最終日の終わり頃にサッと覗くだけという感じであったが、今日は都内に出る用事があっ…

師走の五反田

五反田古書展、初日である。注文品は2点、「北園克衛全写真」と「NLTの顔」。北園は抽選ハズレ。後に用事を控えていて、約1時間くらいしかいられなかったが、今日は黒白(黒っぽいのも白いのも)ぐちゃぐちゃな感じでもっと漁れば面白いものもあったのではな…

雨の朝、おめでたく

明日は気温が上がり10月並、しかも夜半から雨は強くなり明朝は横殴りの土砂降りなどという天気予報を見ながら、それでも明日行くのか、趣味展よりはワタクシ内順位が下がる窓展である、そして何もないかもしれない、それでも寝不足ながら早朝起床して朝イチ…

芝居と手ぬぐい

まずはここのところ入手した本。 尾高修也「谷崎潤一郎 没後五十年」(作品社) 浅岡隆裕「メディア表象の文化社会学」(ハーベスト社)カバ665円 尾高修也先生の新著はご恵送いただいたもの。感謝です。「青年期」「老年期」に続いて谷崎論第3弾である。そ…

和洋会行けず

結局今日は和洋会古書展には間に合わず、扶桑書房に行ってあれこれと古書を見て、そのまま帰るのもあれだしと、田村のワゴンや小宮山、澤口、また古書モールを覗いたりしてちょろちょろと本を買う。 野口寧齋「少年詩話」(博文館)少年叢書2明治31年10月13…

古書や新刊など

仕事の大きな山場をこえて一段落、というところでたまらずまた本を買ってしまう。 ということで、ここのところ買った古書。 西村清和編「分析美学基本論文集」(勁草書房)カバ帯3000円 ジャン・トゥーレ「スーサイド・ショップ」カバ(イーストプレス)33円 …

国際三島由紀夫シンポジウム

「国際三島由紀夫シンポジウム2015」が終わった。 先週の11月14〜15日、そして22日と3日間開催されたものである。初日は東大駒場900番教室でドナルド・キーン、平野啓一郎、芥正彦、高橋睦郎のほか、内外の研究者、イルメラ・日地谷=キルシュネライト、スー…

趣味展

趣味展初日。目録にはかなりお買い得な品々もあったが諸々金欠であり自粛。その上、明日はワタクシ関係しているイベントの初日であり本当はこんなところに来ているのもどうなのかという具合だが、まあ精神衛生上趣味展に来るのは致し方あるまい。 9時49分頃…

太宰治展に行く

この土日に開催される秀明大学学園祭・飛翔祭にて催されている「太宰治展—第一小説集『晩年』」に行ってきた。 聞きしに勝る展示で、正に圧巻というほかない。それもそのはず、展示物は川島幸希コレクションなのでむしろ当然というべきか。今度の太宰展は、芥…

神保町ブックフェスティバル/レイクサロン

神田古本まつり神保町ブックフェスティバル2015に赴く。 端的に、いつも神田古本まつりで期待しているのは、特選古書市とすずらん通りなのである。昨年は雨天中止だったような気がする。すずらん通りのは、各出版社がワゴンを出して、在庫を放出するというも…

神田古本まつり特選古書即売会

年に一度の特選、である。 寝不足のなかを早起きして、古書会館に到着したのは9時50分頃であったろうか。既に古書会館の扉は開けられていて、地下の会場へ降りる階段に列が出来ている。といっても、ワタクシが到着した時には列はトイレの脇くらいに到達して…

三島演劇/癩王に黒蜥蜴

■ライ王のテラス 三島由紀夫作、宮本亜門演出 2016年3月4〜17日@赤坂ACTシアター **************************** ■黒蜥蜴 江戸川乱歩原作、三島由紀夫作、宮城聰演出 2016年1月16日〜2月7日@静岡芸術劇場

小雨の合間の古書展/シーザー原稿

ぐろりや展古書展初日。注文品は無い。 16時過ぎ。ザーッとまわる。ところどころ黒っぽい棚もないことはないけれど、あまり食指は動かず。裸のくせにこれでもちょっと高いなとケチケチ思いつつ、1冊。 麺処くるりの跡地は、新たなラーメン屋になっていた。 …

城南展

城南展古書展の2日目。16時40分頃に会場到着。ザーッとまわる。ゆっくり見たらなにかしらあったのかもしれないが、文庫新書など。 石川六郎「東京朝日新聞小観」(東京朝日新聞発行所)昭和2年4月10日凾欠500円 ブレンターノ「天才・悪」(岩波文庫)帯150円…

今週の。

先週末、極々金欠になり立ちゆかなくなりそうになって、一気に10点くらいの古書を売却した。予想以上の金になって、なんとか首の皮が繋がる。金がないからほとんど古書は買えないのであったが、しかし今行っておかないとというイベントというか展覧会なども…

五反田雑本党

昨日赴いた和洋会では、会場で新書1冊購入するきりであって、本当は五反田に立ち寄ってからと思っていた予定がバスの遅れで不可能になり大きなトートバッグを持って来たのが雨の中荷物で邪魔であった。五反田用のトートだったのである。 で、今日。満を持し…

連休あけなにがし

今までも何度か趣味展当日に目録到着ということはあったが、こないだの趣味展当日に届いた扶桑目録速報で注文した本が連休明けの今日届いた。 尾崎紅葉・泉鏡花「なにがし」(春陽堂)明治29年5月29日第3版口絵序文欠痛3000円 今回は他にも幾つか欲しいところ…

秋雨の趣味展

ここのところ雨が続いている。ちょっと晴れ間が出たかと思いきや、またもや雨である。9時半過ぎに会場に到着しても、雨。既に会館入り口の硝子扉は開けられていたが、ワタクシは傘組、つまり入りきらず外で濡れる位置に列んでいたというわけ。雨だから人が少…

大雨のあとの紙魚

紙魚展初日である。空は少々雲はあるが青空、既に秋の空といった趣があるのは、昨日までの雨上がりだからかもしれない。親戚が水海道にあり、中継など長時間見ていたことでなんとなく気疲れしたということも心理的に影響したのかもしれない。 で、2点注文し…

オルタナ出版史はあります、など

金曜日。愛書会古書展。すっかり秋の陽気である。 近松秋江「文壇無駄話」(河出文庫)昭和30年3月25日初版100円 中井英夫「香りへの旅」(平凡社カラー新書)初版カバ200円 加藤秀俊「テレビ時代」(中央公論文庫)カバ150円 大嶽秀夫「再軍備とナショナリ…

すっかり秋な窓展

まだ8月である。しかし今日は半袖では寒かろう。ここ数日そういう肌寒い・とても8月とは思われない陽気が続いている。もう夏も終わりかというのを一段飛び越えてもう10月のような身体感覚が、あれまだ8月だよなあという認識と齟齬を起こしたような、そういう…

涼しい八月

ちょいと野暮用で都内に出て夕方に終わったので、神保町へふらりと出てみた。ちょうど18時過ぎで、田村書店などはギリギリ閉店したところ。ザッと幾つかの古書店を見てから、東京堂に立ち寄り、新刊をあれこれ見てまわり大屋幸世叢書の新刊などチラと立ち読…

らぼくつや

先日来た扶桑目録速報の注文品が届いた。 川崎長太郎「裸木」(砂子屋書房)昭和14年8月10日凾5000円 泉鏡花「通夜物語」(春陽堂)明治34年4月19日初版袋欠口絵欠少痛印3500円 川崎長太郎は、嘉村礒多とかあの辺のもっと先に行き着いた感じという印象を持っ…

東急渋谷代大古本市

朝方からザーッと降っており、天気予報では午後もという話であったが、午後は全くそんなそぶりのない空が拡がり、いつも通りの30度オーバー。昨日13日は東急渋谷大古本市の初日である。さすがに朝イチはしないけれども初日に行かなけりゃダメでしょと、夕方…

分厚い戯曲

ネットオークションで落札した本が届いた。しかし暑い。夏だから当然ではあるけれども。 塚本邦雄「夕暮の諧調」(人文書院)初版凾帯ビニカバ限定記番720円 須永朝彦「悪霊の館」(西澤書店)初凾帯500円 ちょっと塚本の評論が読みたく落札したもの。いやし…

我楽多展

我楽多展古書展、初日。いつものように?、閉場5分前に会場到着。ザーッと見る。黒っぽい棚もあって、あれこれは時間かけてじっくり見たら面白かったかも知れないと思ったことであった。けやき書店さんが出ていたが、今回初参加かしらん。 芳賀矢一「日本人…

荻窪界隈

本日は和洋会古書展の初日。今週は、和洋会、五反田、中央線と三つ重なっている。で、注文品の結果を確認するために電話をすると、ハズレ。注文したのは尾崎紅葉の「侠黒児」の重版カバー付である。もちろん併録の鏡花収録ってのが実際のお目当て。明治26年…

台風と趣味展

久々の趣味展である。関西では台風が接近、その影響か関東でも昨日から雨やら突風など。今日も少し降るぞという予報ではあったが、結局は持参した折りたたみ傘を使うことは終日なかった。しかし確かにポツポツと霧雨的雨はあった。 だから古書会館に9時半過…