漁書日誌 3.0

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資生堂のDVD

総合編、セルジュ・ルタンス編、TV・CM編と三分冊されている「資生堂宣伝史」という豪華なデカイ本がある。これのTV・CM編というのは、VHSヴィデオテープが二本付いており、1960年代からの資生堂テレビCFが収録されている。これが前々から欲しかったのだが、いかんせん高い。古書で40000 円とか50000円とかしていた。いや、正直、本自体はどうでもいい、だからそのCFヴィデオだけでも誰か貸してくれないか、誰か所持していないものか、是非みたいのだ…というほどであったのだが、このほどDVD化されるという。

資生堂のCM vol.1 1961-1979 [DVD]

資生堂のCM vol.1 1961-1979 [DVD]

資生堂のCM vol.2 1978-1999 [DVD]

資生堂のCM vol.2 1978-1999 [DVD]

これは素晴らしい。無論1960年代のものも気になるが、しかし何と言っても70年代後半から80年代初頭のものに実は執着がある。リバイタルの山口小夜子やパーキージーンなど。ワタクシ、コスメチックなどは男性用整髪料くらいしか使わないが、それら化粧品のCFイメージはくっきり記憶の底にある。
なんていったって資生堂の意匠部には、小村雪岱やら矢部季、そして山名文夫やらのメンバーがいたし…というのは大正時代の話だが。さもあればあれ、一部ユーチューブにあるものもあるが、やはりきれいな画像で大きな画面で、山口小夜子らをみたいというものである。Vol.1の方はまあそのうち中古でと思うが、Vol.2の方はさすがに発売したら即座に購入しようと思っている。今度の16日である。でも本当ならば、年内にうまく中古品を入手したいとケチケチ思うのも、金欠統制令下いたしかたない。

こういうCFをDVDに、というのでは、あとはPARCOのものを是非是非お願いしたいと思っている。

追記:これに収録されている資生堂リバイタル クリームパクト(1985)の山口小夜子のCMの音楽クレジットだが、加藤和彦と記されているけれども、これは正しくは坂本龍一である。