漁書日誌 3.0

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阿佐ヶ谷芝居

本日は阿佐ヶ谷へ芝居を観に行った。ついでなので、まずは阿佐ヶ谷で下車せずに荻窪で下車。どうせならばということでささま書店に来たのである。ここは、レアな翻訳小説などはけっこうなお値段のこともあるのだが、学術書やら雑本なんかはかなりお得な価格という印象が前々からあって、荻窪に来たら必ず覗きたいお店であった。まあ先月からあれこれと浪費しまくりで、本来ならばまた購入の危険性のあるこういうところへは近づかないほうが無難なのかもしれないのだが、こればかりは致し方ない。で、ここで購入したのは以下の四点。

ノースロップ・フライ「批評の解剖」(法政大学出版局)カバ1575円
渡辺保歌右衛門伝説」(新潮社)カバ帯525円
服部幸雄「大いなる小屋」(平凡社)カバ840円
小沢昭一「珍奇絶倫 小沢大写真館」(話の特集)3刷カバ凾1050円
いやはやどれもこれも安めに購入出来た。「小沢大写真館」は、重版出ているとは知らなかった。どうしても元版で欲しくて、ちくま文庫版では買わなかった。1500円以下と決めて探していたのだが、2000円くらいなら見かけてもなかなかない。重版とか気にしないのでこれはまあ希望価格で購入というところ。「歌右衛門伝説」は新潮文庫か何かで出してくれればよいのになあという感じだが無理か。

で、その後阿佐ヶ谷に赴き、阿佐ヶ谷ロフトAというところにて、演劇実験室◎万有引力の若手稽古場発表会のような公演を観る。短いものの積み重ねという感じであったが、どうにも感じることは、シーザーの演歌調なリズムと他のサティなりなんなりの音楽が、おそらく水と油で、同居しない。だから一つの芝居で一緒に使ってしまうとどうもちぐはぐな感じがする。内容も、新しいことをしようとするのと、今までのイメージ通りのと半々でちぐはぐな印象であった。