五反田古書展初日。目録には、例えば、中井英夫『虚無への供物』出版を祝う会案内状封筒付5000円とかあったが、今はそういう買い物も出来ないし、これは確か『貼混年譜』に貼付してあった筈だ。
いやしかし寒い。昨夜なぜか猛烈に寒く、起床すると寒気とだるさ、風邪の前兆のように思われた。その上、腹痛。もの凄い寒気と腹痛(下痢ではない)でグラングランだったが、それでも古書展でも見れば気も紛れると思ったのだ。家を出て、電車に乗ってからが酷かった。国会図書館に立ち寄る予定はやめてしまって、直接五反田へ。低音が響くような感じの腹痛で、途中気絶するかと思った。だが不思議と喉は痛くなく咳も出ず熱もない。で、会場に到着。立っているだけでしんどい。
「映画評論」1966〜1973の7冊、各200円及び300円
「イメージフォーラム」(1986.12)300円
「週刊コウロン」各500円
理論編集部編「壁あつき部屋」(理論社)昭和28年2月1日初版カバ帯400円
これはというものは特になく。一階の外台と二階の会場にて、集めるとはなしに集めている「映画評論」の昭和40年代のものがあったので幾つかセレクトして購入。「週刊コウロン」は三島の決定版全集未収録文掲載号とか。500円は高すぎだろと思ったが、仕方あるまい。「壁あつき部屋」は、その後映画化されるのだが、確かこれ安部公房が最初に脚本書いた映画ではなかったか。「巣鴨BC級戦犯の人生記」と副題のように記してあるが、まあそういう本。
そして、既に昨日購入したのだが、ようよう、岩波文庫からグスタフ・ルネ・ホッケ「迷宮としての世界」上巻が出た。
- 作者: グスタフ・ルネ・ホッケ,種村季弘,矢川澄子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
- 作者: ゴンチャロフ,井上満
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/11/17
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 作者: 鳥羽耕史
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/12/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (12件) を見る