さて、昨日木曜日から春の古本まつり開始。といっても昨日はいけず、今日は趣味展初日ということで、いつものように朝イチ。昨日は日差しはあったが風が冷たかったけれども、今日は日差しもあり昨日ほど寒くはない。9時45分着で、50人弱くらい。もちろんまずは扶桑棚。今日は田中貢太郎と福永武彦の本が多かった。特に福永のは同じ本が何冊もあったり。じっくり見てから会場を一巡り。一旦カゴを預けて外に出て、靖国通りの古書ワゴンをはじから見ていく。これは欲しいなあというのを何冊か見つけるが、会場のもあるしと悩みつつ、とりあえず昼飯そして喫茶店で一服。結局これというのを買って、会場に戻ってからさらに吟味を重ねて数冊戻しお会計。で、買ったのは以下。まずは靖国通り沿いの古本ワゴンの収穫から。

香山滋「オラン・ペンデグの復讐」(現代教養文庫)カバ300円
マルケス「予告された殺人の記録」(新潮文庫)カバ200円
文庫は盛林堂のワゴンで。「人形論」はお勉強用でケチケチ安く探していたもの。

牧野大誓「二つの玉」(朝日新聞社)大正15年11月10日初版裸1200円
カルコ(内藤濯訳)「追ひつめられる男」(白水社)昭和6年9月25日函800円
「二つの玉」というのは知らなかったが、少年少女映画小説とありスチールが口絵で挿絵も入っている。大朝の少年少女映画ストーリー懸賞第1等作品の由。カルコのは頴川政由紀装幀だったんで購入。本文用紙は薄灰色のコットン紙、これは同じ白水社のコクトーと同じである。

フックス+キンド村山知義訳「女天下」(国際文献刊行会)大正15年5月20日函1000円
流し見していた棚で世界奇書異聞類聚が6冊くらいあったんで見てみたら1000円だったしということで購入。たまに見かける本だけど、函から出して見たのは20年ぶりくらいか。そうしたら小口三方青染でだったんで購入した次第。天だけだと思い込んでいたが三方だったか。挿入図版ひとつ削除とあり、該当箇所には版元名スタンプのあるメモ用紙に手書きで削除の旨書かれたのが挟まっていた。いちいち手書きして挟んでいたのかね。装幀資料として。
で、趣味展会場に戻ってさらに吟味しお会計。

北原白秋「雲母集」(アルス)大正9年3月20日4版函1500円
北原白秋「白南風」(アルス)昭和9年4月20日初版函欠1500円
高いしどうしようかと思ったが、購入してしまう。両方とも白秋装幀。「雲母集」は函題箋、表紙、挿絵は木版。白秋を集めているわけではないが、著者装幀本ということで。

「独歩小品」(新潮社)明治45年5月18日初版300円
清水三重三「朝寝髪」(春陽堂)昭和2年7月15日初函欠400円
「朝寝髪」は先日も買った。が、函欠で背は黒く焼け表紙は水ムレで状態が悪いが本文、木版はきれいなままで400円はなあと買ってしまった。

甚野尚志「中世の異端者たち」(山川出版社)200円
「ユリイカ」(1997年6月)特集・古書の博物誌300円
「ユリイカ」のこれ持ってたような気もするけれども。

「風俗科学」昭和29年11月号200円
「風俗科学」昭和30年1月号200円
「風俗科学」昭和30年8月号200円
「風俗科学」は前々から安ければポツポツ買って集めていたもの。29年11月号は持っていたような気もするなあと思ったが、購入後読んでみたら覚えがあった。

「書窓」(1935年12月)谷中安規木版欠800円
「暮しの創造」(1980年6月)特集・理想の装幀300円
「書窓」は安規口絵が欠だが、記事内容に興味があったため高かったがいいかと。もうひとつの雑誌は全く未知だが装幀特集ということで。