漁書日誌 3.0

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でました。

世の中は連休である。ただ、この稼業は祝日あんまり関係はないところも実際ある。それはそうとして、本日水曜、仕事の帰りに下北沢で途中下車して、ちょいと古本屋を覗いて文庫本を3冊購入。そして帰宅してみると、落札した本が届いていた。

永田耕衣「句集 冷位」(南柯書局)昭和50年7月15日特装限定130部函外函2147円

バタイユ生田耕作訳)「マダム・エドワルダ」(角川文庫)初版カバ200円

バタイユ中条省平訳)「目玉の話」(光文社古典新訳文庫)重版カバ300円

ルイス(鈴木信太郎訳)「ビリチスの歌」(角川文庫)改版初版カバ帯100円

文庫3冊が古本屋で買ったもの。新訳文庫は訳者解説を読みたかったため。角川文庫はとうに所持しているが、初版はシミが多い本が目立つ。ビリチスは映画化時のカバーと帯で、この改版も本文印刷は深緑だったので。

それはそうと永田耕衣の特装版。普及版も持っているが、こちらは特装版の背革装。別に永田耕衣を集めているわけではなく、南柯書局の特装版が安かったために装幀資料として購入。ここの本は普及版でも凝っているが、とりわけ特装版は素材が凝りに凝っている。表紙は鳥の子、本文用紙は楮など、どこの紙屋からの仕入れかも記載されている。著者の毛筆による句と絵が入った葉書大の紙片が挟み込まれている。普及版で函に巻き付けられた包み紙は、特装ではダンボール筒函に表と裏面が貼付され、なかの函は全く違うものとなっている。

恥ずかしながら俳句の本質など掴めておらず永田耕衣の魅力もよくわかっていない朴念仁なのだが、加藤郁乎と永田耕衣は70〜80年代リトルプレスでは人気なのか何冊も出ているなあという印象。

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拙稿掲載の2点、以下が出ましたので、よろしければ書店でお買い求めください。よろしくお願いいたします。「三島由紀夫書誌」は共編著。「書物学」には寄稿しております。