6月27日、ぐろりや会古書展の初日。この日はお昼から文化講座的なお仕事があり、終わった後に神保町へ。ザッと見ていき、2冊だけ購入。


井筒真穂「白磁盒子」(小壺天書房)昭和34年5月5日初版カバ献呈署名1100円
美輪明宏「紫の履歴書」(角川文庫)初版カバ200円
井筒真穂名義だが井筒豊子の著作で、これは中公文庫になっているのを所持しているのだが、署名入りでちょっと珍しいかなと。「紫の履歴書」は文庫版は持っていなかった。あとがきを読むと、元版を改訂しているようだ。
そして今週は、七夕。
金曜日、所用で神保町に出たのでそのまま見ていく。もちろん、なにか入札できるような経済状況ではないので見て、触る専門である。ユリイカ版の「ロートレアモン全集」には3冊を1冊の総革装に合冊した限定10部の特装版があるのかとか(エッチングが2枚)、平井功の遺稿集「爐邊子残藁」を手にとってじっくり見てみたりしたが、本としては今回、私的にこれというものはとくになく。三島由紀夫「三熊野詣」原稿とか、福永武彦宛葉書、県洋二宛の書簡などをじっくりと見たくらいか。アニメのセル画などがあれこれと出ていたからだろうか、学生さんのような感じの人も結構多く見かけた印象。


バタイユ(生田耕作訳)「初稿眼球譚」(奢灞都館)昭和52年12月1日限定函70000円
ネットで相場のだいたい半額で見つけてしまい、逡巡したが原稿も書くしと行ってしまった。これは銅版画が2枚入っているし(綴込みとずっと思っていたが、2枚別に付属している)、いざとなったら売れるだろうという判断もあった。ネットで古本を売った代金で購入なのでホイといってしまったが、こんな高額本20年以上ぶりではないか。