漁書日誌 3.0

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古書

6月の蝉の鳴き声

とにかく暑い。6月末に梅雨が明け、7月末かというような気候が続いている。木曜日、多摩センターの先の方に行ったらもう蝉が鳴いていた。 久方ぶりの学会発表などがあり、バタバタしていたら買った古書も記さぬままにいつの間にか7月になってしまった。色々…

雨のち晴れ、湿気

週のtagewerkが木曜で終わりぐったりしてよく寝ることができた。そして金曜日。和洋会と五反田遊古会があり後者には注文品。明日用事で神保町に出るので、五反田優先ということで向かう。とはいえ、家でグータラ午後まで寝ていたのだが、寝ている間に雨もす…

趣味展、快晴

5月20日、快晴。趣味展の初日である。先日の扶桑書房目録で買い物をしたばかりであるのに、こちらの趣味展の目録でも扶桑書房他いくつかの古書店へ注文をしている。正直、お金が心配だ。いつものように新御茶ノ水駅に9時40分くらいに到着して、そのまま古書…

三匹目の麒麟など

連休初日である金曜日、寒く雨であったこともあり蟄居。このところ、ぐっと暖かくというか暑くなりヒートテック下着すらいらないなと仕舞い込んだのに急にグッと冷え込み、また戻りという不安定な気候が続く。土曜日は一転して快晴、暖かになった。古書会館…

窓から異端者

窓展。注文品はなかったが、バス一本早いのに乗れたので、いつも会場に到着する15分くらい前に古書会館に到着。前に25名くらい。その後も20名くらい来たか。 会場してまずはあきつ書店の棚をじっくり見ていく。その後会場全体をじっくり見てから、昼食。古書…

また冷えてきた

暖かい気候になり薄手コートやジャケットで用足りるかという塩梅になってきて、桜も満開かというところで急にまた寒くなり。 まずは古書について記す。下町古書展。2日目の夕方にチラと覗いただけで、以下の買い物をした。 「明治天皇御集」(岩波文庫)昭和…

雨の夕、五反田に死す

和洋会古書展、五反田遊古会とともに2日目。初日は行けなかったので、今にも雨が降ってきそうな空模様の中向かう。いつもなら、優先するのは五反田であるのだが、今日は家を出てから目録をカバンに入れるのを忘れたことに気がついた。実は和洋会の方で1点注…

神田古本まつりから趣味展そして雨

ようやく春めいてきたかと思ったら急に寒くなったり、不安定な天候。木曜日、神田古本まつりというので、午後、ゆっくりと見にいく。 「上田秋成全集一」(富山房百科文庫)昭和13年11月10日初カバ200円 マダム・マサコ「実用とシック」(カッパブックス)昭…

ここのところの古書

まずは先週の紙魚展。今回は目録が来なかったので、これは目録を切られたか…? と思ったのだが、当日会場の入り口に封筒入れがなかったようだったので、もしかしたら今回は目録なかったのかもしれない。 会場に到着したのは閉場10分前。もうザッと見るだけで…

寒い日々の古書など

だいぶ時間が空いてしまった。この間に、池袋三省堂古本まつり、城南古書展があり、また日本の古本屋でも買い物をし、扶桑書房の豪華な目録も届いた。一応記録としてここに書いておきたいと思う。 まずは三省堂池袋本店古本まつり。初日は行けず、2日目にい…

2月の窓展

さて、来週のぐろりや会古書展は中止となったという。では窓展はというと中止のアナウンスもなし、これはやるなということで、当日開場前に古書会館へ向かう。開場、あきつ書店の棚に向かう。一通り見てから、会場を回っていく。今回は、かわほり堂、魚山堂…

台本雑誌第6波

和洋会と五反田遊古会の初日。行きがけに郵便局へ職場のPCR検査のキットを出しに行ってから、時間的に神保町は諦めて注文品のある五反田へ向かう。いま第6波だなんて言われて蔓防も施行されたようだが、念のためにマスクもちょっと高いKN95というのを装着。 …

趣味展とセール

先週まで都内の新規感染者数は20名とかそういうレベルだったのが急に1000人、2000人越えと第6波かという今週末、もしかしたら直前で中止になるかと思っていたが、趣味展は開催。今日は昼過ぎから仕事があってその準備のために寝不足ではあったが、いつもの時…

師走の古書やら劇場やら

さて、先週の下町古書展も行きそびれてしまい、結局、今年最後の古書はネット注文したものが年内に届くか否かというところである。たまに扶桑書房目録で行ってしまう他は、なかなか財布の紐が堅くなった。新刊書も、文庫、新書、平凡社ライブラリや講談社選…

ラディゲとサド

ここ1週間くらいで気温がグッと下がったような印象。段々と、というのではなく急に寒くなるのでどうにも季節感が希薄になりがちのような気がする。さて、今週の古書会館は新興展、事前に目録は発行していない?ようだ。金曜日、まずは私が担当している三島由…

師走の窓展

さて、窓展である。いつの間にやらもう12月、窓展も年内最後である。開場10分前に古書会館に到着。ひとりひとり熱を計測してから入るので、やはり時間がかかる。まずはあきつ書店の棚へ。ザーッと見てから、会場をぐるりと見ていく。お昼に古書仲間とうどん…

五反田そして神保町

本日は和洋会と五反田の二つの古書展初日。しかし仕事があり、パソコン入れた重いバッグを持って16時、さてどちらにいくかといえば、もう五反田しかない。明日も神保町に出る用事があるのでそちらは後回しということで、17時過ぎ、五反田に到着。1階ガレー…

神保町から新大久保

所用で神保町に出て、それから扶桑事務所へ。 本を4冊買う。 「獨逸文壇六大家伝」(博文館)明治26年3月20日 春宵花人「女の十七八」(河野書店)大正8年12月25日5版 山下清「放浪日記」(河出書房:現代新書)昭和31年3月31日カバ以上3冊セット100円 小…

図録と告知

中原中也記念館に注文していた図録が届いた。 「書物の在る処—中也詩集とブックデザイン」新品定価 28ページの冊子だが、中也自体、「山羊の歌」「在りし日の歌」にランボオ翻訳3冊しかないのでそれは致し方ないところではあるけれども、関連で秋朱之介やら…

つなわたり古書展

今年ももうこんな季節かと、つまり池袋三省堂古書まつりである。以前は、デパート展といえば、新宿伊勢丹、新宿京王、渋谷東急なんかが春夏とあって、一時期は朝イチで駆けつけたものである。もう渋谷東急もなくなってしまい、デパート展という範疇に入るか…

五反田復活

五反田遊古会も久しぶりである。感染者数も連日千人越え、五輪も始まるという流れで、しかし、和洋会、五反田遊古会と開催するという。久しぶりでもあり、まずは五反田を見てから神保町に出るかということで家を出る。 とはいえ、結局南部古書会館に到着した…

梅雨明けの趣味展

久々の趣味展開催である。何ヶ月ぶりか。目録注文品もあったし、なによりも場を楽しみにしていた。 しかし、である。ここ数日は都内新規コロナ患者が連日1000人超え、ギリギリ滑り込めるかアウトかという心配もあった。また、客の半数以上を占めるであろう後…

1日のみの古書展

6月18日金曜日、1日のみ本部古書会館で新興展古書展が開催されるとのことで、夕方行ってみた。緊急事態宣言以降、もう数ヶ月本部古書会館では古書展をやっておらず、ほんとうに久しぶりである。 もちろん新興展であるので6割方は和本なのだが、それでもこう…

5月の雪

学校も新学期が始まったが、コロナを巡る状況は相も変わらずどころかまた緊急事態宣言という状況となり、古書展へ足を運ぶ機会も少なくなってきたように思う。宣言以後、あれこれも趣味展まで会場中止。しかしまあ、考えようによっては、それで少し助かった…

古書ほがい

コロナ第4波来るのかというところで、またぞろ緊急事態宣言が出てしまうとへたをしたら見られなくなってしまうかもと、今週は文学展ふたつに赴いた。 ひとつが、さいたま文学館で開催中の「江戸川乱歩と猟奇耽異」展である。本来は1月16日からであったのが2…

和洋会

和洋会古書展。入口にいまだとユニクロとかスーパーとかに設置してある顔をカメラに向けると体温を測定するアレが設置してある。古書展によって有人で手に当てて体温測定する場合もあるが、これは古書会館の備品ではなくそれぞれの会のものなのだろう。 で、…

花粉舞う趣味展

趣味展の初日である。ようよう暖かくなってきたが、薬で抑えているものの花粉の飛翔もすごい。 開場15分前くらいに到着してみると、整理券番号47番であった。開場時間前に入口が開き、一人ずつ体温測定、手消毒、封筒ない人は住所氏名電話記入という流れ作業…

我楽他宗+池袋三省堂古本まつり

3月5日、多摩美まで赴いた。武蔵美はかつて学生の頃に図書館でやっていた展覧会を観に行ったことがあるが、多摩美は初めてである。それというのも「我楽他宗——民芸とモダンデザイナーの集まり」展を見るためにである。翌日が最終日だというし、来場者のみに…

【告知】「小村雪岱の装幀本を探して」出演します

現在、日比谷図書文化館で開催中の「複製芸術家 小村雪岱 装幀と挿絵に見る二つの精華」の関連講座として開催されるトーク「小村雪岱の装幀本を探して」に出ます。 お相手は、この展覧会の監修者(出品物は全て本人のコレクション)であり、拙著『谷崎潤一郎…

忙殺2月

相変わらず緊急事態宣下中であり、古書展はなかなか開催されない。無駄にお金を使わないことはよいことではある。が、そもそも2月頭は採点で猛烈に忙しく、締切に遅れている原稿などもあり気の休まる暇も無い。 というところに来たのが扶桑書房目録。 泉鏡花…