漁書日誌 3.0

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澁澤龍彦

痴の重み

ここしばらく神保町の古書展がなかったと思う。悪い癖で、そうなるとネットや何かで古書に手を出してしまう。こうしていつまで経っても浪費が止まらない。もちろん数百円位の古書が大半だが、それでも、チリも積もれば、である。最近はとても本を置く場所が…

窓展台風クラブ

8月7日木曜日、天気予報を見る限りではどうしたって翌日台風13号は東京を通過するような雲行きであった。夜中から雨、夜半から朝にかけては強めの風雨。こんなふうに台風のど真ん中で古書展に向かうのは実は初めてではないかとも思った。木曜日にうっかり寝…

芝居と窓と黒死館

9月10日木曜日、上野ストアハウスに劇団新人会公演「弱法師/動員挿話」を観に行く。ストアハウスが江古田から上野に移って初めての観劇か。「弱法師」は近代能楽集の一作、「動員挿話」は岸田国士作で日露戦争召集の話。新人会は初めて観る劇団だが、つまり…

渋谷東急東横の最後

渋谷東急東横大古本市って、いつくらいから行くようになったのかあまり覚えていない。覚えてはいないのだが、自分のホームページの記述を検索してみると、2004年8月28日がいちばん最初の記述のようだ。してみると16年にもなるのか。その間、だいたい毎回通っ…

連休古書

ここのところの古書。 まずは土曜日の連休初日。ぐろりや会古書展には間に合わず、扶桑書房事務所へ。新たに出来た100円均一棚から2冊を抜き出し購入。 鈴木善太郎「紙屋橋」(野田書房)昭和13年7月24日初版特製凾100円 宇野浩二「文章往来」(中央公論社)…

澁澤龍彦展、そして雨

先週の金曜日、世田谷文学館で土曜日より開催されている「澁澤龍彦展 ドラコニアの地平」の内覧会に誘われて行ってきた。一日雨、暗くなってからはちょっと雨脚も強くなってきたなか、17時からの閲覧のあと、18時より館長等の挨拶、その後澁澤未亡人、巖谷國…

神田古本まつり(2)

神田古本まつり2日目。本日土曜日は、すずらん通りでのブックフェスがある。これがなんと言っても2つめの目玉。各種イベントはあれこれるようだが、すずらん通り(三省堂の裏の通りで東京堂のある通り)にずらりと各種出版社がワゴンを出しセールをするとい…

七夕そして澁澤龍彦没して30年

ここのところタイミングを逸したり、金欠だったりして古書の方はまあこれといって何もないのであるが、それでもまあ明治古典会七夕古書入札市には赴いた。 」 生憎、土曜日(一般下見2日目)は途中から雨ではあったが、盛況のようす。まずは今回実際に手に取…

雨は降らなかった趣味展

久々の趣味展である。空は曇り。相変わらず湿度が高い。 9時40分頃古書会館到着。今更急いでもと喫煙所で一服してから列ぶ。いつもよりは人数が少なめだったような気がする。10時開場。扶桑書房と某書店の棚を中心に見る。いやしかし、今日はけっこうよい買…

カナキンのシブサワ

澁澤龍彦回顧展——ここちよいサロン@神奈川県立近代文学館 コレに行く。 本日は、高橋睦郎氏の講演+高橋氏・澁澤龍子女史対談がある。チケットは既に手許にあり。 シブサワマニアではないので、知らない話ばかりで楽しめた。全体的によい感じで進行。 展示…