漁書日誌 3.0

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三省堂になった池袋西武など

先日の火曜日、リブロから三省堂に変わった池袋西武での古本まつりがスタートした。所用にてちょうど池袋に出たので、サラッと1時間ばかりまわってきた。

生田耕作「るさんちまん」(人文書院)カバ300円
四方田犬彦「先生とわたし」(新潮文庫)カバ200円
折口信夫天皇論集」(講談社文芸文庫)カバ帯200円
成田龍一「〈歴史〉はいかに語られるか」(ちくま学芸文庫)カバ300円
宮本又郎「企業家たちの挑戦」(中公文庫)カバ帯300円
高沢秀次「文学者たちの大逆事件韓国併合」(平凡社新書)カバ帯200円
大内秀明「ウィリアム・モリスのマルクス主義」(平凡社新書)カバ帯200円
ルシュール「三島由紀夫」(祥伝社新書)カバ帯200円
ほとんど文庫新書ばかり。「るさんちまん」はとうに持っているが、安くなったものだ。文庫は、しかし中公とかちくま学芸、講談社文芸など綺麗な状態で200〜300円というのはお買い得。結局はこんなものであった。

中西進編「日本文学における『私』」(河出書房新社)カバ帯1200円
洪潤杓「敗戦・憂国_東京オリンピック」(春風社)カバ帯2000円
こちらはお勉強用の論文集。

漆山又四郎「脳力養成法」(東亜堂書房)明治41年2月24日極美印1100円
こちらはネットオークションの収穫。なんといっても脳力。西洋医学の隆盛と脳力アップで受験勝利=立身出世という回路が出来て、脳丸なんて薬も当時あったけれども当時脳がクローズアップされていたわけで、その資料として。今現在でも、脳関連の言説って怪しいものがあるが、当時となってはもういろいろと。
それから以下は完全に趣味のもの。

斉藤磯雄訳「リラダン作品集」(プレス・ビブリオマーヌ)限定255部三冊組夫婦凾2500円
これは地元の店での購入。凾は痛んでおり、本冊もちょっと湿気含みのような感じもするが、三分冊になった「ヴェラ」「幸福の家」「尼僧ナタリヤ」が入っている。全て、和紙刷本天金で、表紙のヴィリエ・ド・リラダン家の紋章は宮下登喜雄による銅版画で、訳者署名入り。ただし、何故か無記番本。このくらいなら、という感じである。