漁書日誌 3.0

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大晦日の古書

前回のエントリ以降、大晦日の今日までに届いたり買ったりした本を紹介。

神山彰編「興行とパトロン」(森話社)献呈
日本近代文学館編「小説は書き直される」(秀明大学出版会)定価
ダントー「アートとは何か」(人文書院)定価
佐々木敦「あなたは今、この文章を読んでいる。」(慶應義塾大学出版界)カ帯1300円
ナンシー「思考の取引」(岩波書店)カ帯878円
「興行とパトロン」は「歌舞伎座そして田村成義」を寄稿してらっしゃる寺田氏よりご恵送いただいたもの。感謝です。「小説は書き直される」はオールカラーで、痒いところに手が届くような本。秀明大学出版部、今後の出版もお楽しみです。ダントーは立て続けに出るが、「歴史とは何か」は文庫化されないなあ。あとはネット古書店ヤフオク。それから先日届いた扶桑書房目録速報の注文品。

広津柳浪「残菊」(吉岡書店:新著百種6)明治22年10月30日初版3000円
御存知新著百種の柳浪。綴じ穴があるというので注文してみたがこれなら全然気にならないというくらい全体のコンディションがよい。
ふと奥付ページの広告を見ていて思ったのだが…

右上の広告「よし岡」という待合か料亭か、お客?のツケの取り立てなのだろうかなと思っていたが、この料亭だか待合だかの「よし岡」って、もしかして吉岡書籍店の吉岡哲太郎が別に経営していた店だろうか。同じ神田だが、どうか。