漁書日誌 3.0

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後出し日曜

先週の週末に開催された五反田古書展、目録注文を2点ほどしていたのだが、電話をしたらハズレというので五反田には行かず、神保町に出てチラと扶桑事務所を覗き買い物し、田村の外ワゴンで文庫など買ってから銀座に赴いて高橋睦郎のイベントに参加、新詩集を購入して署名を入れていただいた。

饗庭篁村全集」(春陽堂昭和3年8月16日初版凾500円
戸井田道三「観阿弥世阿弥」(岩波書店同時代ライブラリー)カバ200円
ライナー他「パウル・クレー記号をめぐる伝説」(岩波書店同時代ライブラリー)カバ200円
ベルクソン「時間と自由」(岩波文庫)カバ200円

高橋睦郎「つい昨日のこと 私のギリシア」(思潮社)定価
日高昭二「占領空間のなかの文学」(岩波書店)カバ2円
饗庭篁村は扶桑事務所にて。ほか文庫は田村ワゴン。そして日高の本は、マケプレで注文したものがちょうど帰宅したら届いていたもの。しつこく待っていたら2円まで下がったので注文。2円といってもこれに送料手数料が入る。
ところで、週が明けて数日。家に五反田での注文品のうちの1冊が届いた。え、当日ちゃんと電話して確認したのに……これは抽選当選者がキャンセルしたのか、しかし品物が千円で送料が500円とは、ムムと思っていたが、本を見てみると状態が良い。安かろう悪かろうと思っていたけれども、これなら文句なし。
水上瀧太郎「日曜」(国文堂書店)大正9年11月10日初版凾美1000円

左のが今回届いた「日曜」で、凾平に貼題箋。右のはもう10年以上まえに西部古書会館での古書展会場で買った(確か2000円くらい)「日曜」。「日曜」は小村雪岱装幀で、おそらくは右のが元の装幀、左のは材料不足か返品分だかの異装凾であろう。瀧太郎のは雪岱装幀も多いし良い本が少なくないと思うのだが、あまり高くはならない印象。
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以下2点は新刊書店で定価購入。

聖なる天蓋 (ちくま学芸文庫)

聖なる天蓋 (ちくま学芸文庫)

うっかり気がつかなかったが、雑誌「短歌」12月号が春日井建特集をしていた。書店をまわったがもおう売れてしまったのか、まったく見かけない。ネットで買うか。
短歌 2018年12月号

短歌 2018年12月号