漁書日誌 3.0

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中央線やら和洋会やら


「都市」1〜4号+別冊の5冊揃1500円

岡上淑子全作品」(河出書房新社)カバ帯2000円
ユベルマン「イメージの前で増補改訂」(法政大学出版局)カバ帯2000円
11月24〜25日の中央線古書展で注文していた3点はすべてアタリ。どれも安い。都市出版社の「都市」は「血と薔薇」と並んで60年代末期のカルチャーマガジンとでもいえようか。ただ詩がメインで、いままではあまり気が向かなかったのだが、それはそれとしてこの辺のものは持っていないと話にならないだろうということで、お安く出ていたのを注文しうまく入手できた。土曜日は学会の仕事があり日曜日、高円寺へ向かったのであった。わざわざここまで出て来たのだからと、ついついまたケチな癖が出て、荻窪まで足を伸ばす。ささま書店である。

キルシュネライト「私小説」(平凡社)カバ300円
岡田温司「イメージの根源へ」(人文書院)カバ帯1600円
佐々木敦「テクノイズ・マテリアリズム」(青土社)カバ帯800円
私小説—自己暴露の儀式」はむかし4000円lくらい出して買ったような。持っているのに悔しくて買ってしまった。そんなことをしているからか、「イメージの根源へ」は帰宅して見たら、これ出た時に新刊書店で定価購入していた。いろいろガッカリである。
そして翌週の土曜日、和洋会を覗いてから扶桑書房事務所へ。事務所で2冊購入してから、池袋のサンシャイン劇場へ向かった。三島由紀夫の小説「命売ります」の舞台化を見に行ったのである。

北原白秋「おもひで」(東雲堂書店)明治44年7月10日再版カバ欠美800円
春日ゆら「先生と僕」(河出文庫)カバ100円
矢野目源一「MW時代」(住吉新書)初版カバ300円
矢野目の本はタイトルにつられて和洋会会場で買ったもので、あとは扶桑にて。白秋のは重版を持っていたようなあいまいな記憶だったが、まあ状態もよいしと買ってしまったもの。奥付では再版なのだが、扉には三版の小さく印刷してある。奥付の版数とずれている実例。