漁書日誌 3.0

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週末の古書

うっかり遅くなってしまい、五反田に向かう筈が間に合わない。ということで、和洋会は立ち寄らないつもりでたのだが、五反田に行かずに神保町へ出た。

終わり15分くらいザーッと見て、文庫3冊に単行本1冊を購入。

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前川直哉「〈男性同性愛者〉の社会史」(作品社)カバ帯1500円

堀切実「表現としての俳諧」(岩波現代文庫)カバ帯300円

日夏耿之介「明治大正の小説家」(角川文庫)帯150円

三島由紀夫「真夏の死」(角川文庫)昭和30年8月20日初版帯150円

「〈男性同性愛者〉の社会史」は雑誌「アドニス」などを論じているもので、この人の前著は買って読んでいたが迂闊にもこの本は知らなかった。パラパラ見たら、ワタクシの旧稿に言及されていたので購入。

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盛厚三「木版彫刻師 伊上凡骨」(徳島県立文学書道館)

高橋ユキ「つけびの村」(晶文社

こちらは新本購入。「つけびの村」は「つけびして煙よろこぶ田舎者」の、例の事件のルポで、ネットで見かけて以来発売を心待ちにしていたもの。伊上凡骨の本は、「ことのは文庫」の1冊で、徳島県立文学書道館から通販で買ったもの。その生涯と仕事がコンパクトにまとまっている好著。盛厚三さんの本は、前にも「挽歌」についてのものをこれも通販で買ったなあ。いま奥付見て気がついたが、発行者は瀬戸内寂聴になっている。

(明日の分を明日付け足す)