漁書日誌 3.0

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2015-01-01から1年間の記事一覧

パルコイメージステージと寺山修司

先日、ネットオークションで寺山修司台本演出の「青ひげ公の城」のパンフレット(+半券とチラシ)を落札した。寺山修司および天井桟敷関連は前々から興味があってあれこれと手が届く範囲で資料を収集していたので、今回のは嬉しい収穫であった。というか、…

森開社シュオッブ

かつて「アイデア」日本オルタナ精神譜においてインタビューのうえ記事を執筆させていただいた小野夕馥氏の森開社から、極めて瀟洒な装いの新刊が刊行された。マルセル・シュオッブ「マウア あるいは肉の幻」である。 限定300部記番、訳者署名箋入、正字正仮…

雨の七夕下見

金曜日。明治古典会七夕大入札会の一般下見初日。 会場には閉場1時間くらい前に到着。文学ものは地下にまとめられている。受付で荷物を預け、早速地下の会場に入ったが、なんというか全体的にこぢんまりしたような印象。 ザーッと見ていって、「情話新集」初…

窓そして五反田

窓展、朝9時40分古書会館到着。既に古書会館前には列が出来ているが、焦らずゆうゆうと一服してから列へ。開場10分くらい前に古書会館の自動ドアを開けるのだが、階段のところで足止め。何だと思ったら、荷物預けのことであろう、10人ずつ降りて下さいと区切…

新宿ぐろりや連続週

まずは日曜から月曜まであった新宿展。注文品があり、当たっていたので月曜日の夕方に会場へ向かう。閉場30分前の15時半過ぎに到着、ザーッと見る。会場では演劇パンフが幾つかあったのでついでに購入。 塚本青史「わが父塚本邦雄」(白水社)カバ帯1300円 …

新興展では買わず

閉場1時間前の新興展に赴く。 目録は以前来ていたが切られたようだ。ザッとまわる。6割は和本という印象。幾つか買おうかと思ったが、やめておいた。その足で、今度は田村書店を見る。外のワゴンで、2冊。 吉屋信子「私の見た人」(朝日新聞社)昭和38年9月3…

雨上がりの城南展

昨日は行けなかった古書展、本日赴く。 注文品もないし、閉場15分前くらいに到着。ザーッと見る。前に書いた、献呈箋挟まれた近年の国文学系の研究書がいっぱいある店が出ていたらしく、値札に直接線を引いてちょっと値下げしていたけれども、それでもウウム…

月曜の笛

金曜土曜と趣味展に行って、そして月曜日には扶桑書房目録速報である。 前触れなしにフッと来ている、即チェックして一刻も早く電話、という注文スタイルはいつものことである。今回は、在庫のあったもの1点買いだったが、5千円くらいの3点行くかとも思って…

趣味展突撃。

金曜日、久々の趣味展。気分は撃ちてし止まむ。といっても、9時40分頃に会場到着、どうせ今から焦っても始まらないとゆうゆう喫煙所で一服してから列へ。今日はいつもよりも2割増しくらいで並んでいるお客が多いような気がする。 そして開場、各馬一斉にスタ…

五反田でなく下町

昨日行けなかったので、今日こそはと思っていたけれども、土曜日は17時までの古書展、五反田遊古会は間に合わず、取り敢えず神保町の下町古書展に向かう。閉場7分前に到着、入場。ここ最近の近代文学研究書系しかもどれも献呈箋やら入ったままのやつがズラッ…

神田祭見て漱石本

土曜日。愛書会古書展二日目。といっても注文品もなく、終わり5分をチラッと覗くのみ。そして何も買わず。古書会館を出て、駿河台下の交差点のところ、神田祭での御神輿が。 その後、扶桑事務所に行く。そして、漱石の本を3冊購入。 夏目漱石「門」(春陽堂…

城北展終了5分前

城北古書展。初日。世は既に連休のところもある。 注文品は無し。しかも、ぐうたら家を出たので、古書会館には17時55分頃到着。これじゃあ入れてくれないかもと思ったが、すんなり入れてくれた。駆け足で見ていく。途中、値札が貼ってないが幾らだと聞いたお…

春雷と雑書

昼過ぎから雲行きがあやしくなり、ポツポツ降って来たと思いきやゴロゴロと雷、と、勢いよく土砂降りの雨。そんな金曜日、五反田散歩展に向かう。ただし五反田はまだ雨降っていなかったらしく、古書会館二階で見ていたら「とうとう降って来た」と店の人らが…

ノーベル賞の記事覚書

50年経過し公開されたノーベル賞関係の記事で、文学賞関連で三島由紀夫などが候補に挙がってい、選考委員会からドナルド・キーン氏に選考のためのアドバイスが求められていたという事実があったことが、NHKによってニュースになりました。キーン氏は日本の年…

桜の谷崎潤一郎展

4月3日、翌日より開催の谷崎潤一郎展@神奈川近代文学館に赴いた。 実は数点展示物を提供していたりするので、開催前日の内覧に招待されていたのである。強風のためちょっと散ってしまったが、桜もまだ見頃である。 20度前後の暖かい日。14時から主催者挨拶…

五反田とさもしいこと

五反田遊古会古書展、初日。 注文品はない。和洋会に立ち寄ってからとも思ったが、間に合わなさそうなので五反田のみ。まずは一階をザーッと見てから二階の会場へ。約40分くらい見て回ったか。ちょっと黒っぽい棚などもあり、午前中は何かあったかもしれない…

花粉万朶の3月

今日届いた本。 田中智学「日本国体の研究」(天業民報社)普及版大正11年8月15日13版少痛1000円 安成二郎「花万朶」(同成社)昭和47年12月15日限定千部記番署名入凾帯300円 押川春浪翻案「ホシナ大探偵」(盛林堂ミステリアス文庫)350部1200円 春浪以外は…

趣味展、暑い。

趣味展である。 しかし暖かくなったものだ。今日はTシャツにワイシャツその上にミリタリジャケットといういでたちであったが、場内の熱気で汗みずくになった。いつものように開場20分前くらいに来ると、普段よりも2割増しくらいに行列が長い。老夫婦や外人…

愛書会展

愛書会展、である。 注文品は、川島幸希『署名本の世界』(日本古書通信社)8000円である。これ、赤表紙本と緑表紙本と2点出ていて、限定200部の本が同時に二冊出るとはなかなかあるものではないだろう(しかも緑表紙とあり、本当は赤と青の表紙2種なのだが…

城南展

城南展二日目。何も注文しておらず、閉場一時間前くらいにフラッとまわる。文庫1冊に単行本1冊。その後、扶桑事務所に行ってから、田村やモールなどを見て回る。モールに行くのも実は久しぶりであった。 奈良本辰也「武士道の系譜」(中公文庫)カバ100円 三…

週末二連続ならず

岡崎京子展@世田谷文学館、に行ってきた。 三月いっぱいやっているが、またギリギリになったり忘れて行き損ないそうなので、ふと思い立ち行ってきたのである。図録は一般書店でも買えるので買わず。90年代の初頭にチラチラ読んでいた。展示物では、代表作の…

月曜日の新宿展

本日月曜日、新宿展の最終日である。 新宿展は、日曜月曜の開催なのでなかなか来る機会がないのであるが、今回は久々に目録注文していたものがあり、問い合わせると当たっているとの由、出かけることにしたのであった。 16時過ぎに会場到着。空いていて見や…

人魚百年の会そして古書展行かなかった週末

今週の月曜日である2月16日、六本木のGALLERIA645にて〝百年の会・ヤドカリ人魚〟が催された。知る人ぞ知る神保町にあったBar人魚の嘆き(2011年閉店)の一日限定復活として、六本木の焼き物のお店を借り切ってのパーティーで、百年と称するようにちょうど百…

川島幸希「『月に吠える』の論文」が出た

「日本古書通信」今月号に川島幸希「『月に吠える』の論文——弥永徒史子さんの思い出と共に(前編)」が出た。これがまあすごい。 牧義之『伏字の文化史』(森話社)に対する反論の形をとりつつも、学術的な面とは別に、古書の世界の深淵を垣間見せてくれると…

リブロ池袋古本まつり

池袋西武リブロの古書市に行ってきた。二日目。 注文品はなく、サッとみた程度。昨年と棚の並び方が変わっていた。渋谷での金子国義展、新宿での山本タカト展を見てきて最後に池袋に立ち寄ったのでくたくただったってのもある。 阿部昭編「葛西善蔵随想集」…

雪の翌日まど展

昨夜はみぞれ交じりで少しの間雪になったが、まあ積もるに至らずよかった。そして翌日である本日は、まど展である。9時45分頃に会場到着したのだが、ここのところ、段々とまど展朝イチ行列が少なくなってきたような気がする。適正に戻ったというべきか。あき…

ひさびさの中央線古書展

正に久々である。先日届いた中央線古書展の目録に出ていた本で、定価が7千円近くするのが水シミで1500円というのがあった。お、これはお買い得と注文を入れると当たる。で、取りに行く仕儀となった。本当は早めに行って切り上げてから、世田谷文学館にまわっ…

冬の趣味展

趣味展初日。いつものように、9時40分頃古書会館に到着すると、会館前に列んでいるはずの行列が全く見えない。あれれ、もしかして期日を勘違いしていたかと一瞬思ったのだが、寒いので早めにドアを開けられたようで中に行列していたのであった。それでも、今…

我楽多展など

昨日届いた中央線展目録とそれから今度の趣味展目録からの注文品をFAXで注文したあと、神保町へ。本当は国会図書館へ行きたかったが、昨夜寝るのが遅く昼に起きられず断念。今日は我楽多展の二日目。注文品はなく、会場到着が閉場30分前だったので全体をザー…

愛書会から

新年最初の古書展行、愛書会。 注文品は無し。閉場10分前に到着してザーッと見る。ほとんどよくは見られなかったが、ある店の棚に、図書館廃棄のちくま学芸文庫と講談社文芸文庫がズラッとあったので物色。ちくま学芸の方は、図書館のアレ、ビニールコーティ…