城南展二日目。何も注文しておらず、閉場一時間前くらいにフラッとまわる。文庫1冊に単行本1冊。その後、扶桑事務所に行ってから、田村やモールなどを見て回る。モールに行くのも実は久しぶりであった。
奈良本辰也「武士道の系譜」(中公文庫)カバ100円
三島憲一他編「転換期の文学」(ミネルヴァ書房)カバ500円
シモンセン「フランスの民話」(文庫クセジュ)カバ200円
高橋靖子「表参道のヤッコさん」(河出文庫)カバ200円
網野善彦「日本の歴史をよみなおす」(ちくま学芸文庫)カバ300円
下の三点がモール。ケチケチと。それでも、クセジュの「フランスの民話」はここ数年探していたものなので、モールの棚に見つけた時は嬉しかった。プロップの神話論なんかの詳しい解説であったりする本。ほかはまあついでみたいなものであった。城南展、初日朝イチに行った友人によれば、けっこう混雑していて、なかなかいいものを買った由。
しかし考えてみれば、朝イチに行くのは今のところは趣味展と窓展という露骨さ満開であるのだが、学生の頃などは余裕があったら朝イチで駆けつけていた時もあった。学生時代は中野区に住んでいたので、西部古書会館などは自転車で駆けつけたことであった。西部古書会館と南部古書会館は、開場前に外の部分を開放し、列びつつ早速古書をいじりつつという状態で、開場と共になだれ込むというのは当時もそんなものであった。南部も、初めて行った時はまだ靴を脱いでスリッパを使う時代であった。
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