漁書日誌 3.0

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愛書会展

愛書会展、である。
注文品は、川島幸希『署名本の世界』(日本古書通信社)8000円である。これ、赤表紙本と緑表紙本と2点出ていて、限定200部の本が同時に二冊出るとはなかなかあるものではないだろう(しかも緑表紙とあり、本当は赤と青の表紙2種なのだが、書誌にない緑表紙なのかもしれない)。無論、外れた。既に持ってはいるが、一応注文したのである。
でまあ、閉場10分前くらいに会場に着いて、ザーッとまわる。買ったのは以下の二点。

山崎俊夫作品集補巻1「古き手帖より」(奢灞都館)凾帯5000円
ガダマー「真理と方法1」(法政大学出版局)カバ1200円
山崎俊夫のは定価で買おうと思っていたのでラッキーだった。これで残るはあと1冊。ガダマーはお勉強用で、ケチケチと3冊集める。しかしまあ、「真理と方法」とか、あとアーレントの「全体主義の起原」とかもそうだけど、もうすっかり定番なのだから、ちくま学芸文庫とか講談社学術文庫あたりに入れてもらいたいものである。
先日、だいたい同世代の殺人者である木嶋佳苗の自伝的な小説「礼讃」が出たというので買って読んでいる。端的に読みやすいし、細かいことまでびっしり書いている。けっこう時間かけて書いたのだろうなあ。

礼讃

礼讃

批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇

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氷 (ちくま文庫)

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