五反田遊古会古書展、初日。
注文品はない。和洋会に立ち寄ってからとも思ったが、間に合わなさそうなので五反田のみ。まずは一階をザーッと見てから二階の会場へ。約40分くらい見て回ったか。ちょっと黒っぽい棚などもあり、午前中は何かあったかもしれないな、などと見る。結局、ケチりにケチり一冊のみ。
湯浅あつ子「ロイと鏡子」(中央公論社)初カバ帯署名500円
佐瀬稔「彼らの誇りと勇気について」(世界文化社)カバ105円
「ロイと鏡子」の著者は、ロイ・ジェームスの妻というよりも三島と幼なじみであり「鏡子の家」のモデルともなっていることで知られているのかもしれない。三島関係では必須文献でもありとうに買って読んではいたが、署名入りだったので改めて購入。単なる論者ではなく関係者でもあるし。もう一冊のボクシングの本は、三島関係でマケプレにて注文、今日届いたものである。
今日届いたといえば、同じく今日届いた亀鳴屋の本がある。
安久昭男「悲しいことなどないけれどさもしいことならどっこいあるさ」(亀鳴屋)カバ限定522部記番、署名入定価
一月末に上梓された小説集。著者も聞いたことがないし作品も知らない。知らないのだが、亀鳴屋から出ていること、そしてこの題名。何かしら来るものがあってエイヤと注文した次第。今から読む。カバー絵は鈴木翁二だそうだが、装幀が凝っていて、写真右に写っている黒羅紗の扉はタイトルと著者名出版社名を金一色でベタ刷し、他にポツポツと星を印刷というのではなくわざわざ金箔捺しという懲りよう。左の表紙は早稲田文学新人賞受賞時の選評が印刷されている。
さて、明日は神奈川県立近代文学館へ行く予定。寺田透展開催中だが、ここに全集未収録の三島由紀夫書簡が複数展示されている由。
[追記]ということで、神奈川近代文学館に行ってきました。明日までの寺田透展。決定版全集未収録の三島書簡1通に葉書4通。すべて礼状ですがなかなか興味深い記述もありました。今回は図録は作ってない由で、入場の時に渡された簡単なリーフレットに、昭和24年7月の寺田透宛三島葉書がハッキリ写真版で掲載されていました。
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「三島由紀夫研究」15号、刊行されました。よろしくお願いいたします。
以下ちょっと興味ある本。
絵画に焦がれた写真──日本写真史におけるピクトリアリズムの成立
- 作者: 打林俊
- 出版社/メーカー: 森話社
- 発売日: 2015/04/04
- メディア: 単行本
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- 作者: 竹内正浩
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/04/10
- メディア: 新書
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- 作者: 木本至
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2015/05/30
- メディア: 単行本
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