漁書日誌 3.0

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扶桑目録

夏のノフラージュ

先月末に来た扶桑書房目録速報で注文した本と、それとは別にネット古書店に注文したものが届いた。 清水澄子「さゝやき」(宝文館)昭和2年5月1日105版凾欠2000円 井東憲「地獄の出来事」(総文館)大正12年4月8日8版凾欠1525円 「さゝやき」が扶桑目録で注…

真夏の扶桑目録

先日届いた扶桑書房古書目録速報にて注文した本が届いた。あれやらこれやら、かなりお買い得なものも出ていたがことごとく売れていて、1点のみ確保。 泉鏡花「参宮日記」(春陽堂)大正3年1月1日発行背欠凾欠8000円 背欠が惜しいけれども、この価格でそれ以…

金曜日の爆弾

さて18日の金曜日。所用ででかけなければならず、古書展にも行けなかった。そして突然の扶桑書房目録速報降臨。今回もまた、あれこれも目移りしたが、制限のある予算のなかからこれと思ったものは運良く残っており注文。そして今日届いた。 梶井基次郎「檸檬…

殻とか邯鄲とか

前回のエントリにも書いたけれども、金曜日の深夜に帰宅してみると、扶桑書房目録速報が届いていたのであった。まさか今日とは……先着順だしこの時間じゃと諦め半分で真夜中にファクスを入れた。で、月曜日である。3点注文したうちの1点が届いていた。他2点は…

正月明けの古書

月曜日の夕方、扶桑書房の目録速報7号が届いた。が、仕事のため見たのは帰宅後の夜。あれとかこれとか、既に売り切れてしまった後であった。それでも、と、注文した雑誌が一冊。 「文芸文化」昭和19年8月終刊号2000円 稲垣足穂「天体嗜好症」(春陽堂)昭和3…

台風一過

こないだは扶桑書房目録速報5号が突然来て、結局注文品はなかったのだが、やはりどうしたって萩原朔太郎『月に吠える』大正6年初版で挿画全て欠というのが6500円であったりしてこれは欲しいとなり、といってもまあこれは殺到で既にないだろうなあと注文すら…

愛書会と扶桑速報

金曜日、愛書会古書展初日。午後に立ち寄る。これというものがなく、100円の文庫本を2冊購入するにとどまる。 水曜日、扶桑書房目録速報が来た。が、外出していて帰宅した夜中に気づく。しかも翌日はぐっすり寝てしまい、そうだ注文と気がついたのは夕方にな…

鬼が来た

扶桑書房目録速報が届いたので、注文。ひとつ欲しかったのは既に売り切れていたが、一冊探求書が手に入った。 泉鏡花「相合傘」(銀鈴社)大正10年5月10日初版凾背欠5000円 佐藤惣之助「市井鬼」(京文社)大正11年10月10日初版凾6500円 両方ともパラがけし…

扶桑目録から窓展

まずは先日届いた扶桑書房・速報復刊2号での目録注文品である「寂しき都会」。それから本日、窓展初日。たまっている仕事していて朝になって「そうだ今日はまど展じゃないかと」と気づいたが、まあ仕方なし。寝ないで夜までスケジュールはこなせないと判断、…

扶桑速報+城南展

今週火曜日であったか、夜半過ぎに帰宅してみると扶桑書房の「速報復刊1号」が届いていた。ご主人の「ひとこと」など読み感慨を覚える。しかしまあ決定的に出遅れた。例えば「荷風集」再版傷3000円とか既にないだろうし(というか瞬殺だろう)、タイミングよ…

袖珍2冊

月曜日夕方、ああ出遅れたと思いつつも扶桑書房からの目録に気づく。そしてまさかなあと思いつつも注文を入れてみると、まだあった……ということで本日届いたその注文品。 泉鏡花「紅梅集」(春陽堂)大正9年12月5日7版凾欠少痛5000円 泉鏡花「愛艸集」(春陽…

趣味展

趣味展@古書会館。初日。注文品はない。朝10時5分頃会場到着。大混雑の会場に飛び込んであれこれと漁る。しかし今日はこれといったスマッシュヒットがなかった。 森鴎外「意地」(籾山書店)大正2年6月15日初版カバ欠400円 石井好子「東京の空の下オムレツ…

扶桑目録ほか(追記)

しばらく金欠で何も買えず。 孫崎享「戦後史の正体」(創元社)カバ帯800円 今西一「近代日本の差別と性文化」(雄山閣)カバ帯1060円 北澤憲昭「眼の神殿」(美術出版社)カバ1100円 職場先の街にある古書店で購入したものとネットオークションで落札したも…

百年前の不言不語重版

突然のように来るのが扶桑書房目録。気が抜けない。ザッと見てザッと注文。あれこれと欲しいものもあったのだが、予算的なことを考えて二冊。そして今日届く。早い。 国木田独歩「涛声」(彩雲閣)明治40年5月15日初版カバ欠3500円 尾崎紅葉「不言不語」(春…

梅雨入り古書

今週の頭に扶桑書房の目録が届いた。といっても、仕事から帰宅した深夜に手に取ったのだが、すぐ注文をファクスで入れるも、既に売り切れの葉書が来た。残念。 まあ、その後マケプレやらヤフオクやら、下北の幻游社で買ったものやら、今日地元のいつも覗く古…

趣味展+神戸の古書

金曜日、趣味展初日。閉場1時間前に入場しザッとまわる。扶桑の棚は勿論よかったが、ほかに明治末から昭和にかけての「中央公論」をドサッと出している店があり、朝イチに来ていたならば欲しい号もあったのではないかと思わせた。だいたい1冊700円で、たまに…

告知:第5回扶桑書房一人展目録出来!

本日、扶桑書房事務所に赴き「第5回扶桑書房一人展」目録を落手。一人展ラストの今回は署名本特集。 巻頭にまず大きく出ているのが、朔太郎の「月に吠える」カバー付の河野慎吾宛献呈署名本と道造「萱草に寄す」堀口大学宛献呈署名本で、各1800000円。紅葉「…

素顔を手に

扶桑書房目録が届いた。いつも突然であり、ここは先着順でもあるので届くともう焦る焦る。どうしようかな、などと呑気に考えてはいられない。そう考えている間にタッチの差で売れてしまうかも知れないからだ。しかも今回、もう何年も欲しいなあと探しており…

今日届いた本

こないだきた扶桑書房目録で注文した古書が届いた。平日、仕事から帰宅したら普通に届いており、もういいところは売れてしまっているのではないかなと思ったが、注文したものは全て残っていた。 山岸荷葉「紺暖簾」(春陽堂)明治35年10月16日初版表紙少痛口…

扶桑書房古書目録平成23年夏季号+α

結局所用があり顔だけでも出そうと思っていた窓展にはイケズじまい。神保町に出て幾つか古書を見て回ったのにもかかわらず一冊も購入せず。浪費せずよかった反面寂しいような。せっかくなので神保町画廊にて村田兼一写真展を見てきた。 それでまあ、昨日届い…

扶桑目録

月曜日夕方、扶桑書房古書目録が届いた。幾つか欲しいのがあったが、既に売れてしまっており、結局、注文して本日届いたのは以下の二点。 三島由紀夫「真夏の死」(創元社)初版カバ帯4800円 広津柳浪「風流士官」(金港堂)明治37年8月10日初版末尾二葉欠35…

扶桑書房一人展目録

今日、第4回扶桑書房一人展の目録が届いた。この一人展も、もう四回目である。月日が経つのは早い…。で、今回は、ちょうどクリスマスイヴ/クリスマス当日はぐろりや会であり、一人展は26日の日曜日開催というのがいつもとちょっと違うところ。 私見だが、今…

扶桑目録など

先日届いた扶桑書房の目録で注文したもの。目録は大泉黒石まつりのような感じで多数出ていた。「血と霊」凾付12000円やら、矢野目源一訳「恋人へおくる」北園克衛宛献呈署名4500円などは気になったが注文もしなかった。既に売れていたかもしれないが。 小川…

扶桑書房古書目録:近代詩特集

土曜日、上記タイトルの目録が届いた。古通に広告が出ていたアレである。 詩集は範疇外でもあり、ワタクシ自身散文的な人間なので、どうもよく紹介しきれないのだけれども、これは目録自体必須の近代文学資料となりそうである。全部ではないけれども、半分以…

扶桑書房古書目録平成22年夏季号

扶桑書房の夏季目録が届いた。 昨年もここで紹介した、目録自体が限定120部で、奥付に限定記番および所蔵者名があらかじめ記された、掲載商品が超豪華な逸品揃いという要保存目録である。 冒頭に配された店主による「ひとこと」には、〈日々、送られてくる通…

梅雨前に扶桑

月曜日、扶桑書房の古書目録が届いた。 とはいえ、ちゃんと目録を見たのは仕事から帰宅してからで、帰宅前に友人から情報を得て二点注文したのだが、なんと、目録には雑誌「叙情」(故園草舎)1号4500円などというものが掲載されていた。無論間に合わず。こ…

扶桑目録及びここのところの古書

月曜日、扶桑書房からの目録が突然来た。といっても、仕事から帰って夜帰宅してから、自宅に届いているのを見たので、まあ、出遅れの手遅れなのではあるが、仕事帰りに都内在住の友人のところに立ち寄って、帰宅前に目録を見せてもらい(感謝である)、夕方…

扶桑書房100号目録/森開社40年記念展

先日届いた扶桑書房100号目録で注文したものが届いた。 もちろん、いつもの目録ではなく、100号記念ということで判型も大きく前半の方は一人展と同じくカラー写真の頁になっている。中村正直訳「自由之理」上下袋付から宮部みゆきまで、出ているものもバラエ…

目録届く。

金欠で喘ぐ日々を過ごしながらも、本日、扶桑書房一人展の目録届く。一緒に五反田展の目録、兵庫県立美術館より山本六三展の案内も。 巻頭は「海戦の余波」袋付極美と「海の人形」凾付で、児童文学小特集のてい。いつもの鏡花極美シリーズやら今回もスゴイが…

扶桑の胡蝶本祭+まど展初日

清水の舞台から飛び降りる覚悟で臨んだといったら大げさに受け取られるかも知れないが、低所得でワーキングプアな人間にとって本日の古書の総額はそれこそ大変なものだ。正しく「大変」である。しかし、ここはいっとかないと駄目でしょう、という現場に出く…