漁書日誌 3.0

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金曜日の爆弾

さて18日の金曜日。所用ででかけなければならず、古書展にも行けなかった。そして突然の扶桑書房目録速報降臨。今回もまた、あれこれも目移りしたが、制限のある予算のなかからこれと思ったものは運良く残っており注文。そして今日届いた。

梶井基次郎檸檬」(武蔵野書院昭和6年5月15日初版凾欠書込あり6500円
檸檬」の元版である。やはり生前はこの一冊でもあるし、凾もいらない、凾欠がお手頃な感じでないかなあとは思っていたのでドンピシャであった。もともとこの「檸檬」だが、製本自体はあんまりよくはなく、本体の背は現存しているものではほとんどのものに糊が染み出ているし、凾といったってシンプルというよりはつまらない機械凾である。今回の本は、なかに線引きされてる箇所がかなりあるが、まあ、これでもう十分に満足。あとは文庫で持ってる全集でよい。