漁書日誌 3.0

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真夏の扶桑目録

先日届いた扶桑書房古書目録速報にて注文した本が届いた。あれやらこれやら、かなりお買い得なものも出ていたがことごとく売れていて、1点のみ確保。

泉鏡花「参宮日記」(春陽堂大正3年1月1日発行背欠凾欠8000円
背欠が惜しいけれども、この価格でそれ以上は望めないだろう。それでもなんでも、鰭崎英朋の多色刷木版口絵は綺麗に残っている。しかし出費がだんだんきつくなってきた。この夏持つのであろうか。

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そういえばもう先週の話になるが、7月20日の日曜日、今年も山中湖にある三島由紀夫文学館へ「こころで聴く三島由紀夫III」に行ってきた(公演とトーク山中湖村公民館で行われた)。
リーディング「邯鄲」演出/宮田慶子 出演/木村了、一柳みる他
単なる朗読とも違うし、といって無論一般的な舞台とも異なる。見られていることを意識した、意識させるような演出が施され、見ながら聴く舞台となっているのである。主演の木村氏はかなり人気らしく、追っかけの美少女群が最前列を占拠していたが、第二部のトークになったら一斉に帰って空席だらけになってしまったのが苦笑のほかなかった。