漁書日誌 3.0

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古書

黒蜥蜴すぎて

先日、デヴィッド・ルヴォー演出「黒蜥蜴」@日生劇場に行って来た。製作は大阪の梅田芸術劇場で、東京公演のあと大阪。ルヴォー演出の「黒蜥蜴」は、前にtptでやったのを行きそびれてしまったので、しかも主演は中谷美紀だというし、これは新鮮な舞台になる…

趣味展ダブル

扶桑目録が来たのが今週、そしてそのまま金曜日、趣味展初日である。 開場15分くらい前に到着。既に古書会館の入口ガラスドアは開けられ、地下の開場前まで人は入っている。まあ焦らずと、喫煙所で一服して、そろそろと列ぶと地下と1階の中巻の踊り場あたり…

しわすとサド

今年もあとわずか数日となった。いつものように正月の酒を買いにでかけ、今年はビックカメラで獺祭を買ってきた。先週の古書展には行かれず、結局今年の古書納めはもう明日くらいには届くであろう某資料くらいだろうか。ここにもあれこれと記してきたが、と…

フリーダム展のあと雨

先週、サロン劇場の「冬に想う〜O.ワイルドと三島由紀夫の小品から」@和敬塾内旧細川邸サロンに行ったあと、神保町に出て用事を済ませた後に閉店間際の古書店を流して、田村書店の外のワゴンで1冊古書を買い、そのまま東京堂へ立ち寄って、新刊を2冊購入。 …

窓展から高円寺

本日は窓展初日。寝不足状態で神保町へ向かう。開場5分前に到着。一服してから向かうと既に開場している。まずはあきつ書店の棚へ。漱石の元版重版凾欠なんかがポロポロある。ああこれは前にも見たなという本も、値下げされていたりしてなかなか目が離せない…

逃しの趣味展

本日は趣味展初日。いつものように朝イチだー、のつもりでいたのだが、疲労が溜まっているのか昨夜の寝不足か起きられず、結局会場に到着したのは正午過ぎとなった。既に扶桑書房の棚は、最下段が取り外されている(つまりそれだけのものが全て売れたという…

神田古本まつりと「文豪ゲームと初版本」

台風だイベントだ仕事だとやっていてブログをつけるのを怠っているうちに、2週間近くが須臾の間に経過してしまった。 既に更新したが、前回のブログ、10月27日、神田古本まつりでの特選古書展。その後、オペラ「サド侯爵夫人」を見てから、翌日は山中湖村に…

台風前の特選そして三島イベント

本日より年に一度の神保町古本祭。青展もそして特選も今日が初日である。年に一度のイベントであるし、毎年恒例、朝イチでならなくてはいけない。9時40分頃であったが、未だ古書会館入口のガラスドアはあいておらず、ザクザク数えたら既に50名近くの人が既に…

台風前の古書展そして色紙の話

金曜日、五反田の本の散歩展と神保町のぐろりや会展と2つが初日。時間的に二つ回るのは無理と判断して五反田に向かう。17時10分頃に五反田の会場到着。まずはゆっくり1階のガレージを見る。五反田は1階も面白い。今回は日劇ミュージックホールのパンフが10冊…

澁澤龍彦展、そして雨

先週の金曜日、世田谷文学館で土曜日より開催されている「澁澤龍彦展 ドラコニアの地平」の内覧会に誘われて行ってきた。一日雨、暗くなってからはちょっと雨脚も強くなってきたなか、17時からの閲覧のあと、18時より館長等の挨拶、その後澁澤未亡人、巖谷國…

袖珍本から高円寺

先週ふいにきた扶桑目録速報であわてて注文した本が、木曜日だったかに届いた。いわゆる袖珍本2冊である。和服の袂に入るくらいの即ち今でいうところの文庫本みたいなもの、という簡単な理解をしているが、正確なサイズというのもべつにないのであろう。鏡花…

台風一過

先週の9月16日の土曜日、趣味展2日目には向かわず、一路雨の中西荻窪に向かった。久々の中央線沿線である。西荻窪では音羽館、盛林堂を見て回ってから、今度は荻窪に移動。荻窪でささま書店をあれこれと見て回っているうちにタイムアップ。19時を過ぎてしま…

台風前の趣味展

本日は趣味展。朝イチに列ばなければの即売展である。しかしまあいつもの具合で9時45分に会場到着してみると、今日はちょっと混んでいるかなという感じ。30人くらい多いか。いつもは中年以上の男性客ばかりだが、今日はチラホラと30未満?くらいの男性が見え…

長袖の9月

ここのところグッと温度が下がり、半袖では肌寒いような陽気。9月に入ったばかりとは思えないような気候でもあるが、暑くも寒くも無いちょうど良い季候なのかもしれない。 で、先週来た「扶桑書房目録速報」での注文品が届いたので、まずはそれから。 内藤千…

夏の窓展

窓展初日。曇り、予報では今日は雨。お盆前の暑い盛りではあるのだが、ムシムシしているくらいでそこまで暑くないような感じもある。今日は山の日で祝日。山の日なんて祝日そもそもあったかしら。海の日は知っているけれども、いつのまにやらそれに合わせて…

梅雨明け趣味展

もうとっくに梅雨あけているだろうという陽気続きのなかで、ようよう梅雨明け宣言がなされて本日、趣味展である。案の定ドロドロの寝不足で、しかもうっかり電車内でウトウトして寝過ごしてしまい、古書会館には9時50分の到着。既に列は古書会館入口のガラス…

梅雨まだ明けぬ我楽多展

金曜日である。しかし暑いなあとダラダラしていたら、家を出るのが遅くなってしまい、駅まで行ってみると、今から赴こうとしていた五反田遊古会古書展は閉場に間に合わなさそうであった。では行き先変更と、本部古書会館の我楽多展に目的変更。17時半には新…

七夕下見に池袋リブロ

土曜日。明治古典会棚原古書大入札会の一版下見2日目。川島幸希氏の「初版道場」の付き添いのような形で同行。漱石生誕150年ということもあろうか、例えば漱石の子規宛て書簡3通とか(文末に「子規庵」印あり。昔売却されたものだ)、他にも書簡、原稿、英国…

買った本、いただいた本

いただいた本。もうかなり前にいただいていたにもかかわらず、ここでの紹介が遅くなってしまったもの。 反戦後論作者: 浜崎洋介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/05/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る浜崎洋介「反戦後論」(文藝春…

窓展五反田ダブル

久々の窓展である。近頃古書展に行けてなかったというのもあって、寝不足でドロドロながらも朝イチに列ぼうとぐったりしながらも神保町へ向かう。途中、地下鉄が客の線路立ち入りにより遅延などということがあって、結局、古書会館に着いたのは9時55分頃。も…

梅雨前の古書

この一ヶ月ばかりの間、古書展はタイミング悪く行けないこともあれば、チラと覗いて文庫1冊のみとか、そういう日々が続いて、なおかつ、あれこれと浮世の仕事でバタバタしていたりということで古書展漁りは開店休業状態のようなものであった。 とはいえ、そ…

桜も散った古書

先週は、散歩展には行けず本部会館でやっていたフリーダム展をチラと覗いただけ。しかもフリーダム展を知らずにぐろりや会と勘違いしており、思わず帳場の人に封筒を渡してしまったのであるが、あれは困っただろうな。 関山和夫「仏教と民間芸能」(白水叢書…

まど展

金曜日、まど展初日。いつもならば朝イチに列ぶのであるが、夜に予定があったりして殆ど寝ずに寝不足な感じでいくと体力的にもきつそうだということで、朝イチは諦めゆっくり寝て、午後2時過ぎに会場へ行ってみた。 それでもやっぱり窓展は面白い。あきつ書…

名古屋で古書を買う

土曜の深夜に高速バスで出発し、名古屋に行って来た。25日の日曜日に当地で開催された「谷崎潤一郎研究会」が今回を最後に終わるというので、普段は関東以外は腰が重いのだが今回はと参加したのである。でまあ日曜日にそれは終わって、日曜深夜の高速バスで…

4月目前の趣味展

趣味展である。 注文品は一点、荒木経惟撮影の鈴木いずみ写真集「私小説」(白夜書房)1500円というものだが、無論ハズレ、はなから期待はしていなかった。まあそれはよいとしても、今日は日中暖かくなるというので、マフラーせずにきたのだが、風があって寒…

花粉の3月

昨日届いたマケプレ購入した本と、今日ちょっと繁華街に出た際にのぞいた古本屋で買った本、新刊書店に立ち寄って買った本など。 田中英夫「洛陽堂河本亀之助小伝」(燃焼社)779円 山口謡司「日本語を作った男」(集英社インターナショナル)1660円 山本太…

愛書会と紙魚展

先週の愛書会古書展には行けず、今回の紙魚展はまあ閉場時間ギリギリでなんとか滑り込みという感じ。 ザッとまわるも、やはり10分では回りきれず。紙魚展はけっこう面白い本屋が入っていて、時間かけてまわれば何か面白そうなものでも掘り出せたかなと思った…

白蟻と盲目

現在新国立劇場小劇場にて上演中の三島由紀夫作「白蟻の巣」に行ってきた。 演出/谷賢一 出演/平田満、安蘭けい、石田佳央、村川絵梨、半海一晃、熊坂理恵子 3月2〜19日(この後、兵庫、豊橋を巡演) マチネのあとにトークショーがあるのである。おそらく…

ぐろりや会

ぐろりや会古書展、初日。初日といっても会場到着は閉場40分前。まずは注文した矢野目源一の翻訳詩原稿2枚4000円のハズレの確認。まあ外れるよね。シャルル・ドルレアン「春」「夏」という二つの詩稿なのだが、矢野目の署名などが入っているのかどうかもわか…

窓展+扶桑

金曜日。窓展初日である。いつもならば、朝イチで列ぶのであるが今日は仕事で行けない。仕事どころか、いろいろと原稿の〆切などもあって徹夜状態でフラフラ。なんとか午前中の仕事を終えて、お次は外苑前へ。13時より映画「美しい星」の試写会。ちょっと話…