漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

三島由紀夫

趣味展

趣味展初日。目録にはかなりお買い得な品々もあったが諸々金欠であり自粛。その上、明日はワタクシ関係しているイベントの初日であり本当はこんなところに来ているのもどうなのかという具合だが、まあ精神衛生上趣味展に来るのは致し方あるまい。 9時49分頃…

太宰治展に行く

この土日に開催される秀明大学学園祭・飛翔祭にて催されている「太宰治展—第一小説集『晩年』」に行ってきた。 聞きしに勝る展示で、正に圧巻というほかない。それもそのはず、展示物は川島幸希コレクションなのでむしろ当然というべきか。今度の太宰展は、芥…

神保町ブックフェスティバル/レイクサロン

神田古本まつり神保町ブックフェスティバル2015に赴く。 端的に、いつも神田古本まつりで期待しているのは、特選古書市とすずらん通りなのである。昨年は雨天中止だったような気がする。すずらん通りのは、各出版社がワゴンを出して、在庫を放出するというも…

三島演劇/癩王に黒蜥蜴

■ライ王のテラス 三島由紀夫作、宮本亜門演出 2016年3月4〜17日@赤坂ACTシアター **************************** ■黒蜥蜴 江戸川乱歩原作、三島由紀夫作、宮城聰演出 2016年1月16日〜2月7日@静岡芸術劇場

今週の。

先週末、極々金欠になり立ちゆかなくなりそうになって、一気に10点くらいの古書を売却した。予想以上の金になって、なんとか首の皮が繋がる。金がないからほとんど古書は買えないのであったが、しかし今行っておかないとというイベントというか展覧会なども…

五反田雑本党

昨日赴いた和洋会では、会場で新書1冊購入するきりであって、本当は五反田に立ち寄ってからと思っていた予定がバスの遅れで不可能になり大きなトートバッグを持って来たのが雨の中荷物で邪魔であった。五反田用のトートだったのである。 で、今日。満を持し…

大雨のあとの紙魚

紙魚展初日である。空は少々雲はあるが青空、既に秋の空といった趣があるのは、昨日までの雨上がりだからかもしれない。親戚が水海道にあり、中継など長時間見ていたことでなんとなく気疲れしたということも心理的に影響したのかもしれない。 で、2点注文し…

東急渋谷代大古本市

朝方からザーッと降っており、天気予報では午後もという話であったが、午後は全くそんなそぶりのない空が拡がり、いつも通りの30度オーバー。昨日13日は東急渋谷大古本市の初日である。さすがに朝イチはしないけれども初日に行かなけりゃダメでしょと、夕方…

雨上がりの城南展

昨日は行けなかった古書展、本日赴く。 注文品もないし、閉場15分前くらいに到着。ザーッと見る。前に書いた、献呈箋挟まれた近年の国文学系の研究書がいっぱいある店が出ていたらしく、値札に直接線を引いてちょっと値下げしていたけれども、それでもウウム…

神田祭見て漱石本

土曜日。愛書会古書展二日目。といっても注文品もなく、終わり5分をチラッと覗くのみ。そして何も買わず。古書会館を出て、駿河台下の交差点のところ、神田祭での御神輿が。 その後、扶桑事務所に行く。そして、漱石の本を3冊購入。 夏目漱石「門」(春陽堂…

ノーベル賞の記事覚書

50年経過し公開されたノーベル賞関係の記事で、文学賞関連で三島由紀夫などが候補に挙がってい、選考委員会からドナルド・キーン氏に選考のためのアドバイスが求められていたという事実があったことが、NHKによってニュースになりました。キーン氏は日本の年…

五反田とさもしいこと

五反田遊古会古書展、初日。 注文品はない。和洋会に立ち寄ってからとも思ったが、間に合わなさそうなので五反田のみ。まずは一階をザーッと見てから二階の会場へ。約40分くらい見て回ったか。ちょっと黒っぽい棚などもあり、午前中は何かあったかもしれない…

花粉万朶の3月

今日届いた本。 田中智学「日本国体の研究」(天業民報社)普及版大正11年8月15日13版少痛1000円 安成二郎「花万朶」(同成社)昭和47年12月15日限定千部記番署名入凾帯300円 押川春浪翻案「ホシナ大探偵」(盛林堂ミステリアス文庫)350部1200円 春浪以外は…

冬の趣味展

趣味展初日。いつものように、9時40分頃古書会館に到着すると、会館前に列んでいるはずの行列が全く見えない。あれれ、もしかして期日を勘違いしていたかと一瞬思ったのだが、寒いので早めにドアを開けられたようで中に行列していたのであった。それでも、今…

完本・黒蜥蜴

江戸川乱歩・三島由紀夫「完本 黒蜥蜴」(藍峯舎)2014年5月15日限定220部頒価19000円 背革、平紫染バックスキン、天金、多賀新サイン番号入オリジナル銅版口絵1葉 とうとう買ってしまった。一昨年だったか、藍峯舎という聞き慣れない名前の、そしてのっけか…

THE HANJO PROJECT

三島由紀夫「班女」からインスパイアを受けたYoram Rothによる写真作品。 THE HANJO PROJECT 何というか、フリクショナルというか誤解だらけの日本を意図的に誇張したような感触のある写真。「班女」は海外上演も他の作品よりもかなり多かったように思う。 …

雨模様、和洋会には行けず

雨だが、気温は11月初旬並という。昨日は外出できなかったので、今日は五反田と和洋会かと出発。といっても家を出るのが遅く、雨は止んだがギリギリ五反田を覗いたのみで和洋会には間に合わず。 五反田遊古会、注文品は無し。閉場15分前に到着。ということで…

「三島由紀夫外伝」ほか

いまちょっと手が離せず一気読みしたいのだが、今週の2冊。三島由紀夫外伝 (フィギュール彩)作者: 岡山典弘出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2014/11/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る岡山典弘著「三島由紀夫外伝」(彩流社)2014.11.25…

青展、ブックフェスなど

先週の特選古書即売会、それから青展、そしてすずらん通りのブックフェス。特選行っても青展はまだだし、青展始まったと思ってもブックフェスは翌週だし、なんだか客足確保を第一にどれだけ引き延ばせるか作戦のようだけれど、ワーッという熱狂は醒めダラダ…

神田古本まつりから歌舞伎座へ

平成26年度神田古本まつり特選古書即売展である。 いやー、今から8年くらい前であるならばまだしも、年を追うごとに掘り出し物を見つけづらくなって、なおかつ、これに代わるような一人展なども出来、正直、年に一度の古書のお祭り的な気分はかなり薄らいで…

榛地和装本展

■榛地和 装本展——編集者・藤田三男の装本 三島由紀夫『サド侯爵夫人』から『コレクション・モダン都市文化』へ @東京堂書店10月24日〜11月3日 *24日(金)藤田三男氏講演会 上記は東京堂店頭で開催され、その場で無料頒布される全31頁の図録だが、先取りし…

まど展+川島幸希初版本著書目録

まど展初日。午前9時36分、会場着。既にズラリと並んでいるのを横目に喫煙所で一服していたら、結局最後尾になる。とはいえ、先頭集団の塊の最後であるわけで、大して変わらない。10時開場。 しかし……今日のあきつはあんまりパッとしない棚であった。その代…

真夏の扶桑目録

先日届いた扶桑書房古書目録速報にて注文した本が届いた。あれやらこれやら、かなりお買い得なものも出ていたがことごとく売れていて、1点のみ確保。 泉鏡花「参宮日記」(春陽堂)大正3年1月1日発行背欠凾欠8000円 背欠が惜しいけれども、この価格でそれ以…

愛書展ほか

先週の七夕展は土曜日にチラと下見を覗いたが、今年はこれと注目するような出品もなく、吉村貞司宛三島由紀夫書簡を手に取り見てきたくらい。 で、今週は愛書会。注文品もない。夕方覗いてザッとまわる。 結局買ったのは中公文庫三冊。各200円 一緒に写って…

ムナカタとか金閣寺とか

ネット古書店やらオークションやらで今週買った本。 ヘンリー・ミラー「三島由紀夫の死」(私刊)1992年6月1日発行2000円 フルッサー「写真の哲学のために」(勁草書房)カバ1500円 写真のはお勉強用だが、ミラーの三島論(の翻訳)は昭和46年10月に「週刊ポ…

三島演劇関係覚書

■金閣寺再演 4月5〜19日@赤坂ACTシアター■新国立劇場オペラ「鹿鳴館」 6月19〜22日@新国立劇場 中劇場■白石加代子「百物語」シリーズ第三十二夜99話「橋づくし」 6月20〜22日@世田谷パブリックシアター■UB.shouting,VOL.Ⅸ「突然の来訪者」(作・早瀬円)…

殻とか邯鄲とか

前回のエントリにも書いたけれども、金曜日の深夜に帰宅してみると、扶桑書房目録速報が届いていたのであった。まさか今日とは……先着順だしこの時間じゃと諦め半分で真夜中にファクスを入れた。で、月曜日である。3点注文したうちの1点が届いていた。他2点は…

趣味展フィーバー

趣味展。いやはや本当に今日ほど朝寝坊して趣味展開場に遅れたのを後悔した日はない。まあぐったりしていたから仕方がなかったにせよ、今日の趣味展のフィーバーぶりは青展というか一人展のような感じであった。扶桑書房の棚がそれこそ(ワタクシ的には)ノ…

正月明けの古書

月曜日の夕方、扶桑書房の目録速報7号が届いた。が、仕事のため見たのは帰宅後の夜。あれとかこれとか、既に売り切れてしまった後であった。それでも、と、注文した雑誌が一冊。 「文芸文化」昭和19年8月終刊号2000円 稲垣足穂「天体嗜好症」(春陽堂)昭和3…

三島関係新刊+そのほか

三島の命日に合わせて今年も三島由紀夫関連書籍が複数刊行された。だいたい以下のものくらいだと思う。呵呵大将: 我が友、三島由紀夫作者: 竹邑類出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る三島由紀夫「…