漁書日誌 3.0

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三島由紀夫

五反田遊古会

今週は神保町の本部古書会館での古書展がない。五反田と西部のみである。で、注文品はなかったが、久々に五反田へ赴いて来た。 1階2階とじっくり見て、値段が全体的に安いのと古めのものもあるのとで、やっぱり五反田はいつ来ても面白いなあと思ったことであ…

古典会に乗り遅れ

昨日金曜日から本日土曜まで、神保町の古書会館では古典会による古典籍大展覧入札会一般下見なのであった。昨日行けなかったために今日は赴き、なぜか出ている三島由紀夫の掛け軸をみる予定であった。三島由紀夫が昭和40年に製作、主演、監督した自主映画「…

三島由紀夫・近代能楽集DVD発売

【告知としてしばらく冒頭に出します】 三島由紀夫生誕90年・没後45年記念プロジェクトとして「近代能楽集」がDVD発売された。これは映画として作品を撮影しDVD発売、劇場公開というような流れで発表というもので今までなかった試み。根岸吉太郎が監督。記者…

村上芳正展など

「村上芳正展——「家畜人ヤプー」原画を中心に」@弥生美術館に赴いた。 弥生美術館自体、実は久々である。出発時の抽象的な油絵から種々様々な作家のための挿絵、装幀、映画ポスター等々。なかなか見応えのある内容でその生涯の画業が通覧できるという展示で…

ぐろりや会には間に合わず

ぐろりや会二日目。注文品は無し。夕方、都内に出る予定もあったので古書会館に立ち寄ったが、既にその時17時過ぎ、間に合わず終わっていた。古書店を幾つかみてまわる。田村の外台にて稲垣足穂「美しき学校」(北宋社)カバ帯を買う。唐木順三、須永朝彦の…

東急渋谷大古本市

東急渋谷大古本市である。本日初日。結局、新宿京王は今年行けず。東急渋谷も注文品もなく、何気なく覗くつもりであった。でまあ、18時から見始めて、ふと気づくと閉店の21時。ここはやはり広くて疲れる。 ヘンリッヒ「フィヒテの根源的洞察」(法政大学出版…

こころで聴く三島由紀夫II

三島由紀夫文学館主催「こころで聴く三島由紀夫II」@山中湖村公民館2013年7月6〜7日 ・レクチャー・ワークショップ(講師/篠本賢一) ・リーディング「班女」(演出/小林拓生)制作・J-Teater ・朗読「夏のぶんげい」「伝説」他。 ・リーディング「葵上」…

三島作品近頃の上演

■shelf volume15『班女/弱法師』 2013年6月28日〜30日@d−倉庫 構成・演出/矢野靖人■劇団四季「鹿鳴館」 2013年6月2〜29日@自由劇場 演出/浅利慶太 影山/平幹二朗■美楽舎「朗読劇画 三島由紀夫篇(「卒塔婆小町」「大障碍」)」 2013年6月22日@The Art…

メモ:三島演劇

Ort-d.d公演「わが友ヒットラー」@駅前劇場、今日が千秋楽。知らなかった。知っていたら金曜か土曜にでも行ったのに……残念。 前に上演された「美しい星」もそうだが、「ぴあ」みたいなものがなくなって逆に全部ネットになってしまうと、ピンポイントでその…

三島イベント

こうくるか……なかなか怪しげなイベントである。デーモン閣下の邦楽維新Collaboration デーモン閣下が三島由紀夫の楯を突く! ■朗読歌唱/デーモン小暮 松田美由紀 人形舞/ホリ・ヒロシ ■2013年3月16日■横浜みなとみらい大ホール

時々雨の週末

週末、神保町の古書会館では古書展がなかった。特に買ったものはなかったのだが、今日歯医者でちょいと地元の繁華街に出たついでにいつも覗く古書店を見るとボロボロの「新小説」が一冊。 「新小説」明治39年11月号痛300円 図録「小村雪岱 江戸の残り香」210…

雨の土曜

昼くらいから雨。今日はまず先日行けなかった太田記念美術館で開催中の芳年展に赴く。雨だからすいているだろうと思いきやかなり混雑。英名二十八衆句ほか連作モノ、新聞錦絵など。図録は2500円。欲しかったが、この後を考えて断念。それから雨の中を北参道…

2012年11月三島関連本

今年もそろそろ命日が迫ってきた三島由紀夫だが、今年はどのくらい関連書が刊行されるのであろうか。研究書からトンデモ系まで。 随時情報更新予定。意志の美学: 三島由紀夫とドイツ文学作者: 林進出版社/メーカー: 鳥影社発売日: 2012/10/10メディア: 単行…

日曜は雨

昨日の土曜日は、山中湖の三島由紀夫文学館で開催されたレイクサロンに参加。富岡幸一郎氏の講演「三島由紀夫と吉本輶明」があったのだが渋滞に巻き込まれ想定外の大遅刻でほとんど聞けず仕舞いあった。しかし近々このテーマで新著を出す由。 そして本日、朝…

涼しい七月の趣味展

小雨が降ったりやんだり、そして熱帯夜から一転、十度以上気温が下がってTシャツでは寒いという金曜日、朝イチで古書会館に向かい開場15分前に到着。やはり趣味展は人気がある。客がなだれ込むようにして開場。今回は注文品も当たり、前回と同じくかなりの出…

今週の古書

土曜日、ちょいと後の予定が詰まっていたので早々に立ち去ったのであるが、神保町に出て扶桑書房に。 中勘助「銀の匙」(岩波書店)大正15年4月1日初版凾凾背痛1200円 高村光太郎「詩集 智恵子抄」(龍星閣)昭和16年8月20日初版凾少痛1800円 上記2冊を購入…

映画と古書

本日は神保町ではなく、渋谷のユーロスペースへ。ここのところ行きたいなあと思うだけで結局行かないうちに映画が終わってしまうということばかりだったので、これだけは行くぞと2本連続で。 「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」監督若松孝二 「先生を流…

近頃の三島由紀夫情報

■三島関連情報 6月10日深夜(1時〜4時23分)、NHKBSプレミアムシアターにて「サド侯爵夫人」@世田谷パブリックシアター放映。先日の蒼井優主演のやつの3月14日収録分である。植田いつ子舞台衣裳展@早稲田・演劇博物館 2012年5月29日〜8月5日10:00〜17:00 …

ライバッハ+憂国

ライバッハのLe privilege des morts@テートモダン 背景に三島由紀夫の映画「憂国」テクストの解釈学 (名古屋大学グローバルCOEプログラム)作者: 松澤和宏出版社/メーカー: 水声社発売日: 2012/03メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (1件)…

連休に向けての三島演劇

まずは新橋演舞場での五月花形歌舞伎夜の部にて「椿説弓張月」上演。5月1〜25日@新橋演舞場 為朝は染五郎である。 **************************** そして翌月には明治座で明治座創業140周年記念新派の「黒蜥蜴」がある。 6月1〜…

城南展+サド侯爵夫人

さて、本日は城南展初日。中井英夫「虚無への供物」初版カバ帯10000円なんてのが出ていて申し込もうかと思ったが持っているし諦めたり。それで会場をザッと回るも、これといったものもなく新潮新書「暴力団」など最近の新書を2冊購入したのみ。上記左に写っ…

リブロ池袋古本まつり

本日から開催のリブロ池袋古本まつりに赴く。といっても、朝イチなどではなく夕方。例年よりも会場が狭くなったが、それでもダラダラしていると全部を見るにはかなり時間がかかる。二つ注文したうちの一つだけが当選。最近の浪費を考え、いろいろと抱えてい…

赤坂金閣など

三島由紀夫原作、宮本亜門演出「金閣寺」凱旋公演@赤坂ACTシアター 昨年地震前に初演を観に行って、今度は再演版である。明らかに印象が変わった。それもその筈で、上演時間が30分くらい短い。前半などはよりテンポアップしていたし、後半も盛り上がりのク…

細江英公展+満珍全席そして黒蜥蜴情報

昨日たまたま銀座などに出たら、それぞれ初日の展覧会があったので立ち寄ってきた。 細江英公展「鎌鼬」@BLDギャラリー まずは「鎌鼬」で、その次が「シモン私風景」、「おとこと女」等といったふうに写真集別に別れて展示があり、5月まで続く。「薔薇刑」…

ぐろりや後に新刊本を買う。

ぐろりや展古書展初日。といっても注文品もなく、祝日でもあり早めに帰ろうかななどと思いつつも会場には閉場30分前に到着。ザッと見て、結局買ったのは小西甚一「俳句の世界」(講談社学術文庫)100円のみ。その後、東京堂へ行って文庫と新書を買う。 以下…

東京古典会

東京古典会の百周年記念の古典籍入札会の一般下見が今日明日なので、雨ではあるが今日赴いた。といっても、いわゆる古典籍を見に行ったのではなく、今回は三島の未発表書簡が出品されるというので見に行ったのであった。まあだから、見るものは一つだし、と…

今週の古書+朱雀家の滅亡

ここしばらくに買った古書。だいたいマケプレなど。1円などというのも二冊ある。ちょっと必要あって調べているTVメディア関連の新書に、三島由紀夫がキャラクターとして出てくるコミック複数。そういえば三島没後直後に週刊誌で劇画三島由紀夫の連載とかあっ…

愛書会展

台風が来るという予報、もし大雨だったら極端に客も少なかろうと思われた。当日、湿気のせいなのかなんなのか、うっかり妙な時間に寝てしまい4時過ぎに覚醒という体内時計が狂いそうな起床をしたために、ええいこのまま朝イチで古書展行くか、と思っていたの…

三島由紀夫作「朱雀家の滅亡」新国立劇場で今秋上演!

新国立劇場2011/2012シーズン【美×劇】―滅びゆくものに託した美意識―(「朱雀家の滅亡」「イロアセル」「天守物語」) 「朱雀家の滅亡」http://p.tl/EuaD 2011年9月20〜10月10日◎新国立劇場小劇場 作/三島由紀夫 演出/宮田慶子 出演/國村隼、香寿たつき、…

土曜日の古書

国会図書館で調べ物してコピーなどした後、神保町へ出る。新興展はいつの間にか目録が来なくなったが、17時終了で間に合わず。で、田村書店の外台にふらりと立ち寄り覗く。 シクロフスキー「散文の理論」(せりか書房)カバ欠300円 ゲーテ「色彩論」(岩波文…