漁書日誌 3.0

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赤坂金閣など


三島由紀夫原作、宮本亜門演出「金閣寺」凱旋公演@赤坂ACTシアター
昨年地震前に初演を観に行って、今度は再演版である。明らかに印象が変わった。それもその筈で、上演時間が30分くらい短い。前半などはよりテンポアップしていたし、後半も盛り上がりのクローズアップさせている箇所が異なったかなと思われた。ニューヨーク公演を経た改訂版の趣がある。ちなみに昨年の行った時の印象記はこちら。昨日も記したが、初演版はDVDになるという。

金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion- [DVD]

金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion- [DVD]


その後、銀座に出て細江英公鎌鼬展@BLDギャラリーに赴く。初日に既に見てきたのだが、その時は買えなかった復刻版「土方巽ダンスエクスペリエンスの会パンフ」セットを購入するために。第1回と第2回の復刻版パンフに、収納凾および復刻の解説用紙1葉。解説用紙に細江氏の署名入り。これらのパンフ、市場にもなかなか出ない上に出ても1冊軽く5万とか超えていたので今回の復刻はありがたい限り。この感じで「あんま」(大および小)の復刻なんかも…出ないだろうなあ。土方巽ダンスエクスペリエンスの会自体は、これの前に650エクスペリエンスの会として公演をしている(650とは会場の第一生命ホールのキャパ)。あちらの方は、ドナルド・リチーの映画やら黛敏郎、諸井誠のミュージック・コンクレートやら土方の禁色やらを上演。
で、BLDに向かう道すがらスパンアートギャラリーを通りがかったら丸尾末広展でサイン会していたのでチラと立ち寄ってポストカードセットにサインしてもらったのであった。
帰宅してみると、先日300円くらいで落札した復刻版の荒木郁「火の娘」(元版:尚文堂書店、大正3年2月18日、復刻版:ほるぷ「叢書「青鞜」の女たち」)が届いていた。鴎外が序詩を寄せた瀟洒な短篇集。復刻には新たな解説頁が15頁ほど入っている。上記写真のトランプ柄のやつ。元版どころか復刻もあまり見かけないのでつい。