趣味展 - 漁書日誌 3.0

趣味展初日。本当は国会図書館へ行ってから帰りに立ち寄ろうと思っていたのだが、時間的に両方は無理となりしかも注文品が当たっているので神保町を優先した。

水島爾保布「愚談」（厚生閣）大正12年5月15日発行凾欠美2000円
「九大文豪日本文学皮肉と警語」（日本書院）重版裸300円
「国文学」特集：塚本邦雄と寺山修司、特集：メディアを呼吸する、各200円
「文芸」（67.3）100円
ジェイムソン「政治的無意識」（平凡社ライブラリ）カバ1550円
田中光子「わが手に消えし霰」（牧羊社）凾限定署名300円
会場で購入したのは上から四つである。「愚談」は漸く。もう十数年前からの探求書で、五反田の目録でこの十年で四千円、二千五百円という値段で二回は出た筈。毎度注文してハズレる。凾付六千円、裸二千円以下じゃないきゃ買わないと思っていたのだが最近はこんな値段は見かけなくなりほぼ諦めていた。しかしピンピンの美本。これでもう爾保布の著書はいいや。「皮肉と警語」はもともと大正八年初版らしいのだが今回の本の奥付には重版の記述しかない。
古書会館を出て、ザッと古書店街を流し古書モールへ。どこかの古書店の外棚にあったのが平凡社ライブラリ。それから田中光子の詩集は特に問題もないのにやけに安い。