漁書日誌 3.0

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時々雨の週末

週末、神保町の古書会館では古書展がなかった。特に買ったものはなかったのだが、今日歯医者でちょいと地元の繁華街に出たついでにいつも覗く古書店を見るとボロボロの「新小説」が一冊。

「新小説」明治39年11月号痛300円
図録「小村雪岱 江戸の残り香」2100円
富岡幸一郎「最後の思想 三島由紀夫と吉本輶明」(アーツアンドクラフツ)
富岡幸一郎氏の新著「最後の思想」は献呈していただいたもの。感謝です。それから雪岱展の図録は友人に買ってきてもらったもので、これも感謝。静岡県三島の佐野美術館にて先月25日までやっていた展覧会の図録。
で、今日買った「新小説」は鏡花「春昼」初出。岡田三郎助による「春昼」多色口絵つき。ほかに小川未明「鉄道線路」など掲載。清方による絵葉書は欠だけれどもこれは拾いものであった。どうも一冊だけポツンと雑本に混ざっていたとのこと。
それから股旅堂古書目録8号が到着。カラーがハッキリしていて、見ていて面白い目録。

最後の思想―三島由紀夫と吉本隆明

最後の思想―三島由紀夫と吉本隆明