漁書日誌 3.0

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2016-01-01から1年間の記事一覧

五月の雪国に紅葉

ちょいと所用で地元繁華街に出たついでに、久々によく行く古本屋を覗いたらオッというものがあったので購入。 濱谷浩「雪国」(毎日新聞社)昭和31年3月30日初版カバ凾欠1500円 田村泰次郎「わが文壇青春記」(新潮社)昭和38年3月20日初版カバ500円 写真集…

下町展と長谷川敬

土曜日、古書会館に行く前に古書いろどりに立ち寄る。 いろどりにて、花笠海月さんよりご自身の参加されている短歌研究の同人誌「Tri」3号と、この度出された「『詩世紀』における長谷川敬(赤江瀑)」を頂戴する。感謝です。「Tri」については前にもここで…

連休明けの古書

連休前に、これちょっと連休中に読んでおこうかなというのをマケプレで発注したのであるが、中古がなく定価購入した「思想としてのファシズム」以外はみな連休明けに一斉に届き、連休には読めなかった。 この他にも、献本を頂いたり仕事関連で読まなくてはな…

初版道場

本日はツイッタの初版道氏による第1回「初版道場」が扶桑書房事務所にて開催された。 (写真は終了後) ワタクシともう一人の2名がアシスタントとして呼ばれ、受講資格をクリアした9名が受講生として参加した。「初版本とは何か。初版本の意義、初版本の価値…

散歩展

先日来た扶桑書房速報目録の注文品が届いた。 正直正太夫「緑雨集」(春陽堂)明治43年2月18日初版、凾欠4000円 これである。幾つか他に欲しいものもあったが全て売り切れ。これで凾もあるとなあと思う。表紙に縦に折れ筋が入っているが、これはデフォで入っ…

窓に蝙蝠

窓展、初日。 今日は家を出るのが遅くなり、古書会館到着は9時50分過ぎ。いつもより客が多い印象で、最後尾は古書会館の入口を出て道路にまで達していた。しかしまあ暖かくなった。そして10時開場。まあ最後尾に近い方だし、期待せずゆっくりあきつの棚に向…

季節外れの無花果

紙魚展、初日。 といっても閉場一時間前に会場到着。金欠でもあるし、なるべくお金は使わない方向でいたのであるが。今日は昼間暖かな日差しだったが風が冷たく、夕方になって空気が湿っている感じ。 で、ザッと見ていくが、初っぱなのおどりば文庫という店…

桜寸止め

国会図書館の桜。 一昨日はほんのほころびくらいだったのが、昨日は一斉に開花してきた感じ。 さて、ようやく昼間は暖かな陽気になってきた本日、日本現代詩歌文学館に注文していた図録が届いた。 「塚本邦雄展——現代短歌の開拓者」図録 1500円 これである。…

和洋会から五反田

和洋会古書展、初日。15時くらい。注文品はない。そんなに期待していたかったが、今日はほとんど何もない。ザーッと一回りしてみて、1冊のみ。今日は五反田もあるしと長居せずにサクッと会計してから、神保町駅に向かう。三田線、都営浅草線と乗り継いで五反…

明治雑誌の流通痕

先日の趣味展会場で購入した雑誌「国民之友」不揃10冊揃い。明治20年10月の第10号から明治23年5月の83号までばらばらなのだが、そのなかの4冊が、裏表紙になにやら傷がある。 傷というよりも、切手の破片とスタンプ痕である。 これは何だろうと思っていた。…

花粉飛ぶ趣味展

朝から快晴、しかし風が少しある。気温も先日来の寒さに比べればグッと上がった金曜日、趣味展である。今回は2点注文品があった。 バスを一本逃し、いつもより遅く古書会館に到着して列ぶ。開始10分前くらいか。そして開場時間。入口にカゴがあったのを見逃…

32年ぶりの寒さ

週末は体調を崩していた。しかも寒いし雨は降るしで気分も上がらない。しかもこの週末は、なんでも5日続きで最高気温10度に満たないのだという。3月でこれは32年ぶりだと天気番組で報じていた。 で、ここのところ入手した古書、本について。 池田秋旻「新家…

気温上下の古書

扶桑書房の速報目録が来たのが月曜日であったか。突然来る。いろいろと欲しいものもあったが、金欠時でもありお手頃のものを1点だけ注文。それが昨日届いた。 宇野浩二「我が日我が夢」(新潮社)昭和2年8月10日初版凾欠2500円 若林姫路校訂「賎のおだまき」…

古書とライ王

ここのところ、ネット古書店やらマケプレで買った古書。 山崎安雄「著者と出版社」(学風書院)カバ帯100円 雨宮庸蔵「偲ぶ草」(中央公論社)カバ帯1214円 赤塚行雄「『新体詩抄』前後」(学芸書林)カバ帯550円 柳田泉「随筆 明治文学1」(東洋文庫)凾帯1…

日曜日の新宿展

いろいろと月末〆切の仕事に押しつぶされそうなところで、徹夜明けでそのまま古書会館に行ってしまって、さっと引き取って帰宅し寝ようと、日曜日の昼過ぎに古書会館へ向かう。金曜土曜とぐろりや会が開催されていたのだが、そちらには間に合わず。まあ新宿…

三省堂になった池袋西武など

先日の火曜日、リブロから三省堂に変わった池袋西武での古本まつりがスタートした。所用にてちょうど池袋に出たので、サラッと1時間ばかりまわってきた。 生田耕作「るさんちまん」(人文書院)カバ300円 四方田犬彦「先生とわたし」(新潮文庫)カバ200円 …

まど展から恩地

窓展である。 今日はなかなかの快晴。冷えた空気だが陽光は暖かである。朝の地震の影響で少し電車が遅れてい、会場到着は9時50分頃か。 10時開場、そのままあきつ書店の棚に向かう。混んではいるのであるが、なんというかこれといったものがないような気もす…

誤解わようかい五反田

誤解というのは他でもない。土曜日にある仕事のために書類を作成しなくてはならなかった。金曜の窓展は無理だな、仕事優先、と、考えていた。が、意外と早く仕事は進み。まあこれならば午前中ちょいと窓展覗くくらいならいいだろ、というふうに考えるように…

雪の線路とはならず

寒いは寒いが、この週末、東京に雪は結局降らなかった。そういえば、先日扶桑書房目録速報で注文した本が届いた。 小川未明「雪の線路を歩いて」(岡村書店)大正4年4月10日初版4000円 縦長の変形判で661頁もあるけっこうガッシリした本。こういう縦長の判型…

寒波前の趣味展

趣味展、初日である。 寒い。大寒波が来ているそうでこの週末は大雪かなどといわれているが、はて東京はそこまでもなかろと思う。しかし先週に比べグッと冷え込んできたのは確かで陽の出ている昼間でもマフラー無しはつらい。そして今日は趣味展に遅刻。30分…

土曜の豆本

本日は愛書会古書展の二日目。閉場前30分に会場到着。 ザーッと見て行く。明治期の「文章倶楽部」や「中学世界」なんてのが500円くらいで転がっていたが、いやいや今は金欠だしと買わず。それでも新書2冊を買って、注文品の当確をしてみると、当たっている。…

古書はじめ

今年もよろしくお願い申し上げます。 さて、今年の古書はじめは、正月2日に届いた「滑稽演説会」。年末にネットオークションで落札したもの。見ての通り明治20年代初頭のボール紙本である。今日、年明けに注文したものが届いたので、それと一緒に。 漫言居士…