漁書日誌 3.0

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桜寸止め

国会図書館の桜。

一昨日はほんのほころびくらいだったのが、昨日は一斉に開花してきた感じ。
さて、ようやく昼間は暖かな陽気になってきた本日、日本現代詩歌文学館に注文していた図録が届いた。
塚本邦雄展——現代短歌の開拓者」図録 1500円

これである。3月19日から6月5日まで開催。ただしさすがに岩手までいくお金はないので注文したわけ。ここは変に現金書留じゃなきゃダメとかいう、美術館なんかによくあるケースというわけではなく、後払いで通販してくれるのがうれしい。100頁で写真が多くなかなかよい。

中井英夫寺山修司、また三島由紀夫からの書簡類の図版も多い。寺山の歌集「田園に死す」というタイトルは、寺山が塚本に複数のタイトル案を送って選んでくれと依頼した書簡写真も出ていて、それは知らなかったとそういう発見もあった。
ただし変な作りの図録で、表紙の材質が見返し用紙よりも薄く弱い感じ。

エイブラムズ「鏡とランプ」(研究社)凾帯5250円
ようやく入手。知人がどこそこの古書店にあるとわざわざ電話で知らせてくれ、代理購入してもらったのに駆けつけて受け取ったもの。感謝です。これ、なかなか古書で出ないのですよ。こういうところ、古書で幾らでもゴロゴロしている新書の文庫化などしないで、ちくま学芸か講談社学術あたりで文庫化してもらいたいものです。