漁書日誌 3.0

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初版道場

本日はツイッタの初版道氏による第1回「初版道場」が扶桑書房事務所にて開催された。

(写真は終了後)
ワタクシともう一人の2名がアシスタントとして呼ばれ、受講資格をクリアした9名が受講生として参加した。「初版本とは何か。初版本の意義、初版本の価値形成」などのレクチャーが実物教材を交えながらおこなわれた。具体的には、版概念のために活版印刷とはなにかからはじめ、版と刷との価値の違い、全集底本テクストの意義、古書価の形成要因等々。教材として、荷風や三島の初版本に加え、萩原朔太郎「月に吠える」元版カバー付の削除本と無削除本が全員に回覧された。講義後は自由閲覧タイムを経て、カフェパーラーへ移動、お茶会となって17時頃散開。
その後、扶桑事務所に立ち寄り2冊ほど購入。

山田順子「神の火を盗んだ女」(紫書房)昭和12年12月25日限定記番背痛3600円
銀皿社同人編「現代作家傑作選集」(聚英閣)大正14年7月20日初版凾欠2600円
「神の火を盗んだ女」は、奥付に手書きの記番があるのだが、実際、限定部数はどのくらいなのだろうか。肖像写真と肖像画の2枚の口絵あり。