漁書日誌 3.0

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また冷えてきた

暖かい気候になり薄手コートやジャケットで用足りるかという塩梅になってきて、桜も満開かというところで急にまた寒くなり。

まずは古書について記す。下町古書展。2日目の夕方にチラと覗いただけで、以下の買い物をした。

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明治天皇御集」(岩波文庫昭和13年4月15日初版100円

吉田健一「東京の昔」(中公文庫)カバ100円

「シナリオ」(85.11)300円

ホリプロの映画「潮騒」シナリオ掲載だと思って「シナリオ」買ってみたが、帰宅してみたら既に持っていた。御集は、一応資料として100円で探していたもの。

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4月1日の金曜日、神奈川近代文学館で「吉田健一 文学の楽み」展の内覧会。

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今回初公開となる恩師との書簡のほか、原稿、書簡、愛用品から英訳した久生十蘭の原稿等々盛りだくさんの展示。三島由紀夫からの書簡や葉書、鉢の木会をめぐる書簡などまさに興味深かった。

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theater apartment complex libido:「船の挨拶」@せんぱく工舎

当該劇団による一人芝居シリーズの一つ。元々艤装会社の社員寮だった建屋が多目的スペースになっており、そこの一室での上演。いわば古いアパートで、そこの六畳が舞台、客席はキッチンのスペースで客は9人が上限。こぢんまりとした手作り感のある公演だったが、むしろ作品に似つかわしい感じで好感触。戯曲を上演することで立体化されるとただ文字を読むだけでは見えてこなかった厚みが出てくるなあと思ったことであった。4月3日ソワレ。