漁書日誌 3.0

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和洋会に立ち寄る

来週は古書会館で萬書百景市がありそちらで久しぶりの目録注文もしたので、なるべくお金は使いたくないというところ。それでもまあせっかく都内に出たのだからと閉場15分前に駆け込む。

ザーッと見ていって、おおこれは相場からしてもかなり安いという本もあったが、普通に1冊3000円とかいう本はとりあえず持っておきたいくらいではなかなか手が出せない。少し逡巡したがやめてしまい。装幀を考えるということで使えるかなという本を購入。

唐十郎「吸血姫」(中央公論社)昭和46年7月20日函帯500円

澁澤龍彦「うつろ舟」(福武書店)平成2年12月25日5刷函帯400円

澁澤の後期の本はほとんど所持していなかったのだが、先日当該書が本文緑色印刷だと知って、これはと購入。まあ初版本も探せば千円以下であるだろうけどとりあえずと。唐十郎四谷シモン装幀の本書と「錬夢術」が並んでいたが後者が千円越えだったのでこちらを。唐十郎の本も大学生の時からポツポツ買っていて持っている。こちらの本はツルツルの材質の表紙、函なので擦れてしまうのが難点ではある。

ちなみに表紙のこれ、元ネタはユニュエ「骰子の七の目」にある何かのコラージュだと一発で分かった。というのも、自分のホームページでもこのコラージュを使っていたからだ。

それから、ネットで入手した本もあった。

バタイユ生田耕作訳「大天使のように」(思潮社)昭和45年12月25日初版筒函付録3220円

以前、この本は初版も異装の再版も共に所持していたのだが金欠で売却してしまっていた。もう10年以上前だ。それが今になってちょっと原稿用に必要になって安く探していたもの。学生時代はこの3倍でも安めだと喜んで買っていたな。遠い昔だ。

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最近、いただいた本。

ありがとうございます。勉強させていただきます。